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市場徒然歩記

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直居敦が「見て」「歩いて」「感じた」ことを書いてます。「朝エクスプレス」では毎日誰か、興味深いゲストをお迎えしています。番組は朝からせいぜい午前中。午後からは打ち合わせにいったり…
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記事一覧

“石破総裁”で市場大荒れ!--安堵のため息は日銀か……

9月27日(金)の市場はまさしく大荒れだった。焦点はもちろん自民党総裁選。麻生太郎副総裁が…

記憶に残る8月の市場振り返りーー日経平均は過去最大の値幅に

大荒れで始まった8月の市場。長く市場をみる仕事をしてきた身にとって、2024年8月は記憶に残…

映画“関心領域”レビュー A面・B面

映画「関心領域」その無関心、本当に他人ごとですか?(映画レビューA面)※推奨BGM:マー…

“NISA円安論”を憂う

円安が止まらない。原因は? 市場のことだから、ひとつだけが理由ということはないのだが、的…

“日銀の歴史的政策転換”で考えた3つのこと――中銀ウィークを越えて

3月19日(火)日銀が異次元緩和政策からの脱却、正常化への第一歩に踏み出しました。ポイン…

6割の投資家が今年中の最高値更新“あり”!--配信番組でのアンケート調査から

“6度目の正直”で33年10カ月ぶり高値へ 連休明け9日(火)は、日経平均株価の終値が385円76…

自信を持ってお勧めできる「11+1冊」    直居的2023年ブックレビュー

2023年もたくさんの良書に出合うことができました。広い意味で今の経済と社会、歴史、未来、自分を知るうえで貴重な糧になっていると考えています。あともちろん単純な楽しみ。僕の場合、傾向としてここ数年は資本主義の問題、人類学的なアプローチに惹かれていると思います。原則として2023年発行(22年11月以降くらいから)のものを10冊選びと思ったのですが、どうにも11冊になってしまい(笑)、かつ23年の本でないものが1冊、とにかく「これは関心のある人に薦めたい!」と感じたものを優先さ

2024年元旦の紙面から 政治不信、国際社会の分断が問われている

元旦紙面、各紙のアタマとワキ、社説のタイトル一覧 <日経> ・企画アタマ 昭和99年ニッポ…

2023年、日経平均28%上昇 来年こそ“予告が実現する年”になるか?

12月29日(金)、東京証券取引所は大納会。今年の日経平均株価は、昨年末に比べて7369円67銭(…

『金融教育。誰が、何を、どのように?』製作note

11月30日(木)15時45分から初回放送の金融市場ドキュメント④「金融教育。誰が、何を、どのよ…

金利!金利!金利!ーー波乱の9月マーケット、米政府機関閉鎖懸念など暗雲

米金利に翻弄される市場――ナスダックは9月に5.8%下落 金利、特に米国の金利の動きに翻弄さ…

「セゾン投信のこれから」――園部社長生出演書き起こしとポイント解説

6月28日(水)、セゾン投信を創業以来けん引し、積み立て王子として長期、積み立て投資の伝道…

映画『怪物』をみて考えている。人の複雑さ、そして優しさ

是枝裕和監督の映画『怪物』。もうご覧になった方も多いのではないでしょうか?坂本裕二さんの…

日経平均33年ぶり高値! 典型的「もうはまだなり」か?

5月19日(金)の日経平均株価は7日続伸。終値は3万808円35銭と、2021年9月14日につけたバブル経済崩壊後の高値(3万670円)を上回り、1990年8月以来およそ33年ぶりの高値となった。17日(水)に終値で3万円の乗せたときには、大台達成感から「もういったんは一服だろう」という雰囲気が漂っていたように思うが、週後半に向けてむしろ加速する動きをみせている。 「“恰好イイおじさん”銘柄が増えている」 「“キレイなおじさん”銘柄、“恰好イイおじさん”銘柄が増えている」