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【文章術本】【21位】とりあえず、書き始める

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「書く材料が見つからない」「考えが整理できていない」「やる気が出ない」といった理由から、なかなか書き始められないことがあります。そんなときは、どうしたらいいのでしょうか。
多くの先達は、次のようにアドバイスしています。
「とりあえず、書き始めろ」

「一行でもいい。『とにかく書く』ことです。『きょうも雨』でもいい。『久しぶりに牛丼を食べた』でもいい」(辰濃和男『文章のみがき方』/岩波書店)

「とにかく書くこと。はじめから終わりまで書こうとする必要はない」(ダン・S・ケネディ『究極のセールスレター』/東洋経済新報社)

「締め切りが迫ってくると、もう悠長なことは言っていられなくなる。そんなときはどうするかといえば『とにかく書く』。これが最終兵器です」(夢枕獏『秘伝「書く」技術』/集英社)

「とりあえず書く」ことのメリットは、おもに3つです。

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「思いついた順番で書き、つながりは『あと』で考える」ようにしたほうが、書くスピードが速くなることがあります。

● 思いついた順番で書く
仮に、「結論→理由→具体例→結論」の型を使って原稿を書くとき、具体例から書いたほうが書きやすいのであれば、具体例から書いてもかまいません。

● つながりは「あと」で考える
経営学者で一橋大学名誉教授の伊丹敬之さんは、『創造的論文の書き方』(有斐閣)の中で、次のように述べています。
「書いてしまって、つながりが悪いところは、絶対何か論理が飛んでいるんですから、埋めるものをあとで書けばいい」

「上手な文章を書かなければいけない」「完璧な文章を書かなければいけない」という気負いは、負担になります。外山滋比古さんの言葉をお借りすれば、「案ずるより書くはやさしい」(『知的文章術』/大和書房)です。

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