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羽生善治×井山裕太 AIと囲碁将棋の深遠な世界/囲碁と将棋の王座戦(日本経済新聞社主催)の70周年を記念し開催したThink!LIFEイベントレポート

8月1日(月)18時~スペシャルゲストに将棋の羽生善治さん、囲碁の井山裕太さんをお迎えしThink!LIFE王座戦70期記念対談を開催(日経カンファレンスルーム/東京・大手町)。ご来場の皆さん、ご視聴の皆さんご参加いただきありがとうございました!

王座19連覇の記録をもつ羽生善治さんと、現役王座でもある井山裕太さんが、タイトル戦の裏話や「AIと社会の将来」について語りました。

井山裕太さん、「羽生さんは将棋界を超え、多くの人の目標となる方」

羽生さんと井山さんといえば、囲碁将棋界の第一人者として、4年前には国民栄誉賞を一緒に受賞されました。
お二人がお互いをどのように見ているのかをお聞きすると、リスペクトし合うすてきな間柄が垣間見えました。

羽生善治さん、「大きな勝負が続くと疲れてくると思うんですが、井山さんの対局を見ても疲れている様子を見たことが無くて、不死身なのかなと」

その後、懐かしい写真を紹介しながら、将棋王座戦、囲碁王座戦を振り返りました。

  • 心に残った対局は?

  • 大きな勝負の時に心がけていることは

など、事前に読者の皆さまからいただいたご質問にもたくさん答えてもらえました。
羽生さんから井山さんにご質問されるシーンもあり、会場が笑いに包まれることもしばしば。お二人の人となりも知ることができる貴重な時間になりました。

アーカイブ動画を公開しています

セッション目次

  • ゲスト紹介

  • 頂点を狙うタイトル戦の舞台

  • AI誕生で棋士の頭脳に変化

  • Q&A

アーカイブ動画はこちら

ぜひ動画でご覧ください。※日経ID(有料会員)をお持ちの方ならどなたでもご覧いただけます。

担当者より

羽生さんと井山さん、それぞれの世界で圧倒的な頂点を極めたからこそ見える景色があるようです。お互いに「お会いするのも数年ぶり」ということでしたが、対談が始まれば、対局にのぞむメンタルや体調のつくり方、AIとつき合ううえで意識すること、技術と人間の将来はどうなるのか、そんな幅広いテーマについてユーモアを交えながら率直なトークが進み、会場は大いに盛り上がりました。
対談が終わったあとの控室では、羽生さんがツイッターにアップしている将棋講座の動画『動物と学ぶ将棋講座』シリーズの撮影の工夫や苦労話について、井山さんが聞き出すシーンも。50代になっても将棋界の第一線で勝負しつつ普及にも熱心な羽生さんはひとつのお手本でもあるようで、井山さんは「個人的にも大変勉強になりました」と感想をよせてくれました。
(文化グループデスク 山川公生)

参加者の約96%の方がよかったと回答

「本日の「Think!LIFE」の感想をお聞かせください」という質問への回答

70%以上の方に「大変よかった」と回答いただきました。
満足度の高いイベントになりました。

皆さまからいただいたご意見の一部をご紹介します

「トップ棋士たちのAI活用と間合いの関係が大変よく分かった。リアルの会に参加できてとても良かったです」
「目の前でレジェンドであるお二方を見れて、また質問できて大変貴重な機会をいただきました。有り難うございました」
「羽生先生、井山先生の穏やかで丁寧なお話しに、暑さでうんざりしていた気持ちが和らいだ。心地いい時間だった。羽生先生自ら井山先生に問いかけられることが度々あり、対話形式のよさを感じた」
「一流の方々がこだわっている事は「長く続けるという事」、言うは易し、行うが難しで日々の努力の積み重ねと時代や社会のニーズに対して変化や進化を繰り返されている事を改めて感じました」
「羽生先生と井山先生のお互いの信頼感とリスペクトあふれる空間に痺れました。開催ありがとうございました」
「王座戦の舞台裏、棋士の日々の過ごし方や心の中、AIという新しいものへの柔軟な処し方、そして人生にも通じるものがあって、非常に良かったと思います」

お二人の対談を見ることができ、お二人の関係性も垣間見えるイベントに大変満足というコメントをたくさんいただきました。
心のこもったメッセージを多数お寄せいただき運営チーム一同励みになります。
皆さんありがとうございました!

募集します

羽生さんと、井山さんにnoteにご参加の皆さんの声をお届けします。ぜひ感想をコメント欄にお書きください。




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