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Vision Proで日経電子版を見てきた話

こんにちは。NIKKEIスタッフです。今回の記事はAppleのVision Proで日経電子版のコンテンツを見られる「日経空間版」のご紹介です。7月11日(木)まで体験会も開催中で、そちらの話も。

■日経空間版とは

日経空間版とは、日経電子版のコンテンツを3D空間で体験できるVision Pro向けのアプリです。現在は日経電子版の有料会員向けに実験的に提供しています。

空間版では朝刊や夕刊の紙面イメージが見られたり、AIが抽出する関連記事を3D空間上で自由に読んだりすることができます。

■体験会に行ってきた

…と、ここまでテキストで書いていても伝わりきらないと思うので(書いていてもイメージがわかないので)、日経空間版の体験会に行ってきました。会場はJR有楽町駅そばの「b8ta Tokyo – Yurakucho」です。

店舗の奥の方の展示スペースにVision Proが数台用意されています。Vision Proをお持ちでない方、日経電子版の有料会員ではない方も、こちらで空間版を体験いただけます。


Vision Proを装着したら、空間版の利用の前に、まずはセッティングと操作の練習です。自身の手の動きや目線をスムーズに検知してもらうため、端末の指示に従って操作します。コンテンツを注視し、親指と人差し指をタップすることで選択できます。

■目の前に広がる紙面イメージ

いよいよ、日経空間版の体験です。空間版のアプリを立ち上げると、3つのコンテンツを選択できます。

まずおすすめしたいのは、朝刊・夕刊の各ページを空間上で閲覧でき、本文も読めるPaperium(ペーパーリウム)という機能です。電子版の紙面ビューアーを3D空間に再現したもの…という表現が近いかもしれません。

メニューを選択すると、目の前の3D空間に朝刊や夕刊の紙面のイメージが広がります。朝刊だったら、1面から総合面、政治・外交面、経済・政策面…といった具合に並んでおり、その中から読みたい紙面に視線を合わせて選択します。

Paperiumのイメージ画像

選んだ紙面のイメージは目の前に近づいてきて、記事の見出し(タイトル)や本文を読むことができます。画面手前の下部には操作パネルのような場所があり、ボタンを注視して選択することで前後の面に移動したり、別の日の紙面に切り替えたりできます。

■3D空間に震源データを再現

3D空間を活用したビジュアルデータコンテンツもおすすめです。電子版で公開している「地震列島」日本というコンテンツを、空間版向けに再構成しました。「地震列島」日本は、過去約100年間のマグニチュード5以上の地震を可視化した企画です。

「地震列島」日本のイメージ画像

▼電子版で公開している「地震列島」日本

電子版では日本地図に地震のデータをマッピングしていますが、空間版ではそれを3D空間で再構成しました。地図の移動や回転も可能で、震源の深さなども視覚的に理解することが可能になります。

地図を何度も動かしても処理が遅くなることはなく、見たい情報をスムーズに見られます。この辺りの開発の工夫は、エンジニアブログの記事もご覧ください。

電子版の記事やSNSなどでイメージ動画をご紹介していますが、体験会で閲覧できるコンテンツはこちらとほぼ同じものです。ですが、Vision Proで見るとそれぞれの動画・画像が目の前にわっと広がり、非常に迫力のある映像体験ができました。

■是非体験会にお越しください

日経空間版の体験会は7月11日(木)まで、午前11時~午後7時30分に開催中。会場はJR有楽町駅近くの「b8ta Tokyo – Yurakucho」です。

現地のスタッフが丁寧にご説明しますので、ゴーグル型端末を初めて利用される方もお気軽にご参加ください。ご来場者へのプレゼントとして、電子版の広報犬「デンシバ」の特製ステッカーもご用意しています。

デンシバがゴーグル型端末をつけているステッカー

眼鏡やハードコンタクトをつけた方はVision Proで空間版を体験いただけない点はご注意ください。また前述の通り、体験する方に合わせてVision Proを設定する必要があるため、お時間に余裕をもってお越しいただけますと幸いです。

スマホアプリなどで見る日経電子版とはひと味違う体験ができる日経空間版。この機会に是非お試しください!