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2023/07/27(木)=FRB、予想通りの0.25%㌽の利上げ/米国株価指数はまちまち/日経平均3日ぶり反発32891.16円/日経先物320円高の3万2920円で日中取引終了/日経平均が25日線を上抜けたことで、早晩5日線と25日線がゴールデンクロスする可能性も



―――【総まとめ】―――

  • FRBは政策金利を市場予想通りの0.25%ポイント利上げし、22年ぶりの高水準となる5.25-5.50%に決定

  • インフレ抑制について、追加利上げの度合いを判断していくことが適切とし、追加利上げの可能性を除外しなかった

  • 利上げの決定は全会一致で、追加のデータ見直しを続けることを明示

  • ダウ平均は82.05ドル高で終了、一方ナスダックは17.27ポイント安で取引終了

  • NY外為市場のドル・円は140円24銭で引けた、利上げ再開を織り込み一時ドル買いが強まるが、金利低下に伴いドル売りに転じる

  • NY原油先物9月限は反落し、前営業日比-0.85ドルの78.78ドルで取引を終了

  • 日経225先物9月限は前日比100円安の3万2500円で夜間取引終了。日経平均株価の現物終値3万2668.34円に対しては168.34円安

  • 27日の日経平均は3日ぶりに反発し、222.82円高の32891.16円で取引を終えた

  • 市場予想を下回る2023年4-6月期決算を発表したアドバンテスの下落が影響し、半導体株の一部は売りが先行

  • 韓国のサムスン電子が市場予想を上回る決算を発表し、これが国内の半導体関連株への買いに波及

  • FOMCでの0.25%の利上げやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容は予想通りでサプライズはなかった

  • 日銀の金融政策決定会合の結果待ちのムードが強く、海外勢が買い戻しを入れたことが上昇のきっかけとなった

  • 日経平均が25日線を上抜けたことで、早晩5日線と25日線がゴールデンクロスする可能性があるとの見方も出てきた

  • 日経225先物9月限は前日清算値比320円高の3万2920円で日中取引を終了。日経平均株価の現物終値3万2891.16円に対しては28.84円高

  • 米4-6月期GDP速報値は前期比年率+2.4%と予想を上回り、昨年10-12月期以降で最大

  • 先週の新規失業保険申請件数は前週比7000件減の22.1万件で、増加予想に反して減少

  • 失業保険継続受給者数は前回から予想以上に減少し169万人で、労働市場の強さを再表明

  • 6月耐久財受注速報値は前月比+4.7%と予想を上回る伸びで、20年7月以来で最大

  • 米6月中古住宅販売成約指数は前月比+0.3%と、予想外に4カ月ぶりのプラスに改善


―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限10分足チャート2023/07/26(水)16:30~2023/07/27(木)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ9月限)


日経225先物ミニ9月限日足チャート2023/01/28[半年前]16:30~2023/07/27(木)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/07/26(水)の経済指標結果


2023/07/26(水)の経済指標結果

◆2023/07/27(木)の経済イベント予定


2023/07/27(木)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(26日ロイター)

2023/07/27(木)02:48

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場が反落、FOMC結果発表前に投資家が慎重に

  • 資源大手のリオ・ティントと英銀のナットウエストが売られ、相場が引っ張られた

  • ナットウエストCEOが判断ミスを認めて即時辞任、株価は3.7%下落

  • リオ・ティントの中間配当の減額や上半期決算の基礎利益が低水準で3.1%下落

  • ロールスロイスは通期の営業利益見通し引き上げで21.2%高騰

  • 欧州株式市場が7営業日ぶりに反落、高級ブランドLVMHの決算不振が影響

  • LVMHが5.2%下落、業界全体の成長が緩やかになるとの見方が広がる

  • FRBとBOE、さらにECBが利上げに踏み切る可能性の中、消費者需要の衰退懸念

  • ユーロ圏債券市場で国債利回りが上昇、FRBの利上げ予想を受け

  • FRBは0.25%ポイントの利上げを決定、政策金利を5.25-5.50%とする見込み

  • ECBも27日に0.25%ポイントの利上げを決定する見通し

  • イタリア10年債利回りが5bp上昇の4.11%、独伊10年債利回り格差は安定的に推移

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[26日 ロイター]
<ロンドン株式市場>
 反落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に投資家が慎重になる中、決算が低調だった資源大手のリオ・ティントや、最高経営責任者(CEO)の辞任を発表した英銀のナットウエストが売られたのが相場の足を引っ張った。中型株で構成するFTSE250種指数は0.19%高。ナットウエストは3.7%安と、下落率はFTSE100種指数構成銘柄の中で最大。アリソン・ローズCEOが、同行と旧ブレグジット党の党首を務めたナイジェル・ファラージ氏との関係についてBBCの記者と話した際に「重大な判断ミス」があったことを認めて即時辞任したことが嫌気された。リオ・ティントは3.1%下落。中間配当の減額や、上半期決算の基礎利益が3年ぶりの低水準だったことが嫌気された。FTSE350種鉱業株指数は2.64%下げ、中国の需要拡大期待が後退したことも指数を圧迫した。原油価格の値下がりを背景に、石油・ガス株指数も0.52%下落した。一方、エンジンメーカーのロールスロイスは21.2%と高騰。通期の営業利益見通しを引き上げたことが好感された。航空宇宙・防衛指数は5.29%上昇した。米連邦準備理事会(FRB)は26日、25ベーシスポイント(bp)の利上げを決めると予想されている。イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利の決定を来週発表する予定だ。

<欧州株式市場>
 7営業日ぶりに反落して取引を終えた。フランスの高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の決算がさえなかったことが嫌気され、売り注文が優勢となった。FRBがこの日発表する政策決定を控えて市場は神経質だった。LVMHは5.2%下げ、下落率は約1年5カ月ぶりの大きさだった。高級ブランド世界首位のLVMHの売上高が振るわなかったことで、業界全体の今後の成長がそれほど大きなものにならないことが示唆された。高級ブランド「グッチ」を抱えるケリングは1.8%、同業エルメスは2.4%、クリスチャン・ディオールは4.0%それぞれ下落。フランスのCAC40指数は1.35%下げた。エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート・コール氏は「LVMHなどの銘柄の動きは消費者需要の強さが衰えてきているという懸念を裏付けている」とし、「この消費減退とそれに伴う経済成長の鈍化は、FRBやBOE(英中央銀行)とともにECB(欧州中央銀行)がさらなる利上げに踏み切ると予想されている時期に起きている」と指摘した。FRBは25─26日のFOMCで0.25%ポイントの利上げを決定すると予想されている。ECBも27日に開く理事会で0.25%ポイント利上げを決める見込みだ。

<ユーロ圏債券>
 FRBがこの日まで開いている決定会合で利上げを決定すると予想される中、国債利回りが上昇した。終盤の取引で独10年債利回りは5ベーシスポイント(bp)上昇の2.45%。このところのレンジ内に収まっている。独2年債利回りは6bp上昇の3.27%。FRBは25─26日のFOMCで0.25%ポイントの利上げを決定し、政策金利を5.25─5.50%とするとおおむね予想されている。市場が注目しているのは、会合後のパウエルFRB議長の記者会見での発言と、年内に再利上げが決定される可能性。ウニクレディとのアナリストは「パウエル議長が追加引き締めに大きな可能性を残せば、市場はタカ派的な反応にやや傾く」との見方を示している。これに続きECBは27日に開く理事会で0.25%ポイントの利上げを決定する見通し。ノルデアのチーフ・アナリスト、アンダース・スベンセン氏は、ECBが9月の理事会でも利上げを決定する確率は50%程度とみられていると指摘。ただ「インフレ率が低下する中、ECBはそこまで先の利上げにコミットするとは予想できないため、ECBはややタカ派的でなくなる可能性がある」と述べた。イタリア10年債利回りは5bp上昇の4.11%。独伊10年債利回り格差は164.2bp近辺で安定的に推移した。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/07/27(木)05:10

配信なし

OANDA証券

https://www.oanda.jp/lab-education/statement/


―――【日経先物ナイトセッション】―――

◆日経225先物夜間取引クロージング:27日夜間取引終値=100円安、3万2500円

2023/07/27(木)06:03

 27日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日比100円安の3万2500円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万2668.34円に対しては168.34円安。出来高は1万5328枚だった。

 TOPIX先物期近は2275ポイントと前日比7ポイント安、TOPIX現物終値比8.09ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        32500     -100    15328
日経225mini        32510      -90   260200
TOPIX先物         2275      -7    13044
JPX日経400先物      20615      -65    1965
マザーズ指数先物      761      +1    1570
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

―――【主要ニュース】―――

◆今朝の必読ニュース(27日ブルームバーグ)

2023/07/27(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • FOMCは主要政策金利を0.25ポイント引き上げ、さらなる利上げも視野に入れ

  • 中国の債券市場への投資はリスクと機会の両方を持つ、特に共産党の政策と米中対立の影響が懸念材料

  • ウォール街の大手銀行は過去10年間の余剰資本1180億ドルが新たな規制で消える可能性を備え、自社株買いも抑制される可能性

  • 米証券取引委員会(SEC)はAIを使う金融機関の利益相反を根絶する規制を計画し、重大なサイバーセキュリティー事象の速やかな開示も検討

  • 北朝鮮の経済状況の把握には、従来の経済データではなく異常な活動の兆候が注目され、金正恩氏が新たな資金源を探している可能性が示唆される

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

第2四半期決算を受けて株価が上昇したアルファベットですが、決算に合わせて発表された人事も注目を集めています。新設される社長と最高投資責任者(CIO)にポラット最高財務責任者(CFO)が就くというもの。モルガン・スタンレーCFOだった同氏がグーグルに移籍したのが2015年。財務規律を厳格化して投資家の信頼獲得に尽力するなど、同社をハイテクの巨人に育てた立役者の1人です。生成人工知能(AI)の環境整備が急がれる中、新ポストでは政策当局者との折衝など「新たな挑戦」に挑みます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

追加利上げ余地残す
米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定。一段のインフレ沈静化に向けて政策を微調整する中、さらなる利上げに動く可能性も残した。声明の文言からは、9月の次回会合で追加利上げに動くか、利上げを停止ないしスキップ(1回見送り)するか、入手するデータに応じて柔軟に動けるよう選択肢を残していることが示唆される。

運用者の見解二分
中国の債券市場がもたらすのは世紀の取引か、それとも破滅への道か。東京でビールを飲みながら思いを巡らす日本のベテラン運用担当者3人の姿には、世界2位である中国債券市場への参入を決める際に世界の投資家が直面するジレンマが集約されている。無視できないほど巨大でありながら、中国の一部大企業を屈服させた共産党の予測不可能な意思決定や、米国との対立の影響を受けやすい市場にいかに投資するか、世界金融における最大のジレンマの一端を浮き彫りにしている。

1180億ドル喪失も
ウォール街の大手銀行は、過去10年間に積み上げた余剰資本1180億ドル(約16兆6000億円)のほぼ全てを帳消しにしかねない新たな規制に備えている。今後何年にもわたって自社株買いが抑制される可能性が高い。米連邦準備制度理事会(FRB)と連邦預金保険公社(FDIC)は27日、それぞれ開く公開会合でこうした措置を提案することを投票で決める。バーゼル3として知られる国際基準の最終版を米国が導入する上での最初のハードルとなる。こうした変更はFRBのバー副議長(銀行監督担当)が始めた抜本的見直しの一環。

ウォール街のAI利用
顧客とのやりとりに人工知能(AI)を使うウォール街の証券会社や資産運用会社に、規制当局のメスが入りそうだ。米証券取引委員会(SEC)が26日に発表する計画は、金融機関によるAI導入で生じ得る利益相反の根絶を目指すもの。ゲンスラーSEC委員長はかねてこの問題を指摘してきた。また重大なサイバーセキュリティー事象の発生から4営業日以内の開示を企業に義務付ける最終規制についても、SECは導入の是非を検討する。

秘密取引で潤う
これまでになかった種類の砂糖が市場に出回るようになった。衛星写真が国境を越える列車を捉えた。トランスポンダー(応答装置)をオフにした貨物船が出航した-。北朝鮮の不透明な経済を見極める際に専門家が注目するのは経済データではなく、こうした兆しだ。これらの兆しは全て、一つの結論を示唆する。北朝鮮の指導者、金正恩朝鮮労働党総書記が困窮する国庫を満たす新たな方法を見いだしたということだ。

その他の注目ニュース
金相場は来年に最高値更新へ、FRBの利下げ開始で-JPモルガン
テスラ車、中国成都市の一部で乗り入れ禁止に-習氏の訪問控え
マンハッタンにも熱波到来へ、週後半に体感温度セ氏40度近くにも

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(27日ロイター)

2023/07/27(木)06:14

・米金融・債券市場=利回り低下、再利上げ示唆に市場は納得せず
・米NY市で高層ビル建設用クレーンが地上に落下、6人負傷
・NY外為市場=ドル指数下落、FRB議長過度にタカ派化せず
・米メタ、第3四半期売上高見通しが予想上回る 広告収入増想定
・FRB、利上げすべきでなかった=ダブルラインのガンドラック氏
・米金利先物市場、9月利上げ観測高まる パウエル議長発言受け
・中南米金融市場=域内通貨上昇、FRB利上げ後にドル急落
・米国株式市場=ほぼ変わらず、FOMC声明受け
・〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨
・FRBが0.25%利上げ、インフレなお高水準 追加引き締め排除せず
・FOMCこうみる:経済活動の評価上方修正は興味深い=TD
・FOMCこうみる:利上げ終了、インフレとの戦いすでに勝利=クレセット
・FOMCこうみる:利上げ打ち止めの可能性大=OANDA
・JPモルガン、地銀合併巡り住宅ローン債権18億ドル購入=BBG
・国際開発金融機関、対中融資を「迅速に」停止すべき=米高官
・米FOMC声明全文
・ウクライナ、昨年10月のクリミア橋爆発の責任認める 保安局長官が発言
・ニジェールでクーデター未遂か、大統領警備隊が官邸を閉鎖
・欧州株式市場=7営業日ぶり反落、LVMH決算を嫌気
・ロンドン株式市場=反落、低調な決算を嫌気
・黒海地域の監視強化、ロシアの穀物合意離脱を非難=NATO
・バイデン氏息子、より限定的な司法取引で合意と報道 判事の懸念で
・米政府代表、タリバン代表と会談へ ドーハで会合
・韓国サムスン、折りたたみスマホ新機種発表 アップル追い上げ
・米新築住宅販売、6月は2.5%減の69.7万戸 堅調トレンドは維持
・ドイツ銀、英中銀8月の利上げ幅予想を0.25%に引き下げ 物価高減速
・ウクライナ軍が南部で前進、1700機の無人機が前線に=高官
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、FOMC結果に注目
・スウェーデン、ロシア偽情報の標的 NATO加盟複雑化=民間防衛相
・米新築住宅販売、6月は2.5%減の69.7万戸 堅調トレンドは維持
・王氏、トルコ訪問 外相復帰後の初外遊 ウクライナ情勢巡り協議
・米俳優スペイシー氏に無罪評決、男性への性的暴行で 英裁判所
・米、対中国で「的を絞った」行動の用意 安全保障確保で=高官
・ウクライナのパリ五輪出場、検討中 スポーツ相「難しい選択」
・米ボーイング、737を月38機へ増産 四半期決算は予想上回る
・米ゼネラル・ダイナミクス、四半期利益が予想上回る 軍需回復で
・米コカ・コーラ、通年見通し上方修正 第2四半期予想上回る

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(27日ロイター)

2023/07/27(木)06:13

●FRBが0.25%利上げ、インフレなお高水準、追加引き締め排除せず
米連邦準備理事会(FRB)は25─26日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、5.25─5.50%とした。

●米金利先物市場、9月利上げ観測高まる、パウエル議長発言受け
米連邦準備理事会(FRB)が25─26日の決定会合で0.25%ポイントの利上げを決定し、パウエルFRB議長が会合後の記者会見で2会合連続での利上げの可能性を否定しなかったことで、26日の短期金融市場で9月の次回会合でも利上げが実施されるとの観測が強まった。

●王氏、トルコ訪問 外相復帰後の初外遊 ウクライナ情勢巡り協議
中国外相に復帰した王毅氏が26日、トルコの首都アンカラを訪問し、フィダン外相とウクライナ情勢を巡り協議した。トルコ外務省筋が明らかにした。エルドアン大統領とも会談したという。

●米新築住宅販売、6月は2.5%減の69.7万戸、堅調トレンドは維持
米商務省が26日発表した6月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.5%減の69万7000戸となった。減少は4カ月ぶり。ただ、中古住宅の在庫不足が需要を下支えしているため、堅調トレンドは維持している。

●米メタ、第3四半期売上高見通しが予想上回る、広告収入増想定
米メタ・プラットフォームズが26日発表した第3・四半期(7─9月期)の売上高見通しは市場予想を上回った。マクロ経済環境が改善する兆しを受け広告収入が増加すると見込んだ。

●米コカ・コーラ、通年見通し上方修正、第2四半期予想上回る
米飲料大手コカ・コーラは26日、通年の売上高と利益見通しを引き上げた。第2・四半期決算が予想を上回ったほか、消費者が支出を手控える中でも炭酸飲料水に対する需要は引き続き底堅い。

●バイデン氏息子、より限定的な司法取引で合意と報道 判事の懸念で
バイデン米大統領の息子ハンター・バイデン氏は26日、税金未納に関する罪を巡り、検察当局とより限定的な司法取引で合意した。CNNが報じた。

●ウクライナ、昨年10月のクリミア橋爆発の責任認める 保安局長官が発言
ウクライナ情報機関の保安局(SBU)のマリウク長官は26日、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で昨年10月に発生した爆発の責任を初めて認めた。

●韓国サムスン、折りたたみスマホ新機種発表 アップル追い上げ
韓国サムスン電子が26日発表した折りたたみ式スマートフォンの最新機種は、価格を3年連続で同じ水準に据え置いた。高価格帯市場で優位に立つ米アップルの追い上げを目指す。一部市場で8月11日に発売する。

●米NY市で高層ビル建設用クレーンが地上に落下、6人負傷
米ニューヨーク(NY)市で26日午前7時30分ごろ、ハドソンヤード近くにある高層ビルの建設用クレーンで火災が発生し、一部が折れて地上に落下した。当局によると消防士2人を含む6人が負傷。いずれも軽傷という。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(26日)

2023/07/27(木)06:17


米国市場(日本時間2023/07/27(木)06:17時点)

◆米国市場(26日日経)=NYダウ13連騰、米金利低下

2023/07/27(木)07:17

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ工業株30種平均が13営業日連続上昇し、1987年以来の連騰記録を達成、FRBが政策金利を22年ぶりの高さに引き上げた一方で追加利上げはデータ次第との見解を示した

  • NY債券市場では長期債相場が3日ぶりに反発し、10年物国債利回りは0.01%下落、パウエルFRB議長が9月の利上げを強く示唆しなかったことが影響

  • NY外国為替市場で円相場が3日続伸し、米利上げ継続観測が後退し、円買い・ドル売りが優勢に

  • NYマーカンタイル取引所で原油先物相場は反落し、WTIの9月物は前日比0.85ドル安の1バレル78.78ドル、原油と石油製品の在庫減少が予想以下だったことが影響

  • パウエルFRB議長は物価上昇率が2025年までに2%に戻るとは考えておらず、利下げの可能性も否定、高水準の金利を保つ方向を示唆

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均が13営業日連続で上昇し、1987年1月以来36年半ぶりの連騰記録となった。米連邦準備理事会(FRB)は同日に政策金利を22年ぶりの高さに引き上げたが、パウエル議長は追加利上げは今後のデータ次第との姿勢を強調。「労働市場の過熱は和らぐ兆しがある」「FRBスタッフはもはや景気後退を予想していない」といった発言が、景気を過度に下押しせずにインフレが収まるとの期待につながった。

債券
ニューヨーク債券市場で長期債相場は3営業日ぶりに反発した。長期金利の指標である10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は高い)3.87%で終えた。FOMC後の記者会見でFRBのパウエル議長が9月の利上げを強く示唆しなかった。金融政策の影響を受けやすい2年債を中心に買いが入った。

為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=140円20〜30銭で取引を終えた。米利上げ継続観測が後退し、円買い・ドル売りが優勢になった。

商品
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.85ドル(1.1%)安の1バレル78.78ドルで取引を終えた。米エネルギー情報局(EIA)が26日発表した週間の石油在庫統計では、原油と石油製品の在庫が市場予想ほど減らなかった。夏場の石油需要が底堅いとの見方から上昇してきたが、利益確定の売りにつながった。金先物は利上げ観測の後退を受けて上昇した。

ワンポイント
パウエルFRB議長は「2025年まで物価上昇率が2%に戻るとは思わない」と述べました。「今年中に利下げがあるとも思わない」とも発言しています。引き締め効果があらわれ、物価が下がるまで忍耐強く金利を高水準に保つ方向です。その間、米経済が本当に景気後退を回避できるのか、市場も「データ次第」で揺れる場面が続きそうです。

【関連記事】
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NY商品、原油反落 米在庫が想定ほど減らず 金は続伸

日経

◆26日の米国市場ダイジェスト=米国株式市場はまちまち、利上げペース鈍化の兆しを好感

2023/07/27(木)07:45

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ平均は82.05ドル高で終了、一方ナスダックは17.27ポイント安で取引終了

  • FRBはFOMCで0.25ポイントの利上げ再開を決定し、パウエル議長が会合ごとに政策を決定する方針を示した

  • 運輸、メディア・娯楽セクターが上昇、一方でソフトウエア・サービスセクターが下落

  • ギャップ(GPS)が新CEOを発表し、ボーイング(BA)の第2四半期決算とユニオンパシフィック(UNP)のCEO交代が好感され上昇

  • 地銀は金融不安緩和を受け上昇、一方でビザ(V)は決済額の伸び鈍化を受け下落

  • メタ・プラットフォームズ(META)が予想を上回る四半期決算を発表し、時間外取引で買われる

  • ドル・円は140円24銭で引けた、利上げ再開を織り込み一時ドル買いが強まるが、金利低下に伴いドル売りに転じる

  • NY原油先物9月限は反落し、前営業日比-0.85ドルの78.78ドルで取引を終了

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

■NY株式:米国株式市場はまちまち、利上げペース鈍化の兆しを好感

ダウ平均は82.05ドル高の35,520.12ドル、ナスダックは17.27ポイント安の14,127.28で取引を終了した。

連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感から序盤は冴えない展開が続いた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り0.25ポイントの利上げ再開を決定。パウエル議長が今後の政策をデータ次第で会合ごとに決定していく方針を示すと、利上げペースが一段と鈍化するとの見方が強まり、金利低下に伴う買い戻しからダウ平均はプラス圏を回復。一方でナスダックは下げを埋められず、まちまちで終了。セクター別では運輸、メディア・娯楽が上昇した一方で、ソフトウエア・サービスが下落した。

衣料小売りのギャップ(GPS)は次期最高経営責任者(CEO)に玩具会社のマテルのディクソン社長兼最高執行責任者(COO)が就任すると発表し、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は第2四半期決算を発表し、損失が予想程悪化しなかったほか納入機数の増加によりフリーキャッシュフローがプラスに回復したことが好感され上昇した。鉄道会社のユニオンパシフィック(UNP)は第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回る低調な結果となったが、退任するフリッツCEOの後任に元幹部のヴェナ氏の就任が発表されたことが好感され、上昇。キーコープ(KEY)などの地銀はバンク・オブ・カリフォルニア(BANC)によるパックウェスト(PACW)買収を受けて金融不安が一段と緩和し買われた。

一方で、クレジットカード会社のビザ(V)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったものの、決済額の伸びの鈍化が報告され、下落した。

ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り時間外取引で買われている。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:米利上げ再開も終了近いとの見方でドル続落

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円69銭まで上昇後、139円93銭まで下落し、140円24銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ再開を織り込み一時ドル買いが強まった。FOMCの結果は想定通りで同意乏しい中、パウエル議長が会見でFOMCがすでに金融政策が引き締め域にあることを再確認し、データ次第で、会合ごとに政策を決定していく方針を示し、1会合ごとの利上げ計画を否定したため金利低下に伴いドル売りに転じた。

ユーロ・ドルは、1.1058 ドルから1.1107ドルまで上昇し、1.1086ドルで引けた。ユーロ・円は155円15銭から155円71銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2899ドルまで弱含んだのち、1.2960ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8640フランから0.8598フランまで下落した。


■NY原油:反落で78.78ドル、需給改善を期待した買いは一巡

NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:78.78 ↓0.85)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.85ドルの78.78ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.55ドル-79.77ドル。米国市場の後半にかけて79.77ドルまで買われたが、需給改善を期待した買いは一巡し、通常取引終了後の時間外取引で一時78.55ドルまで下げる場面があった。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 32.41ドル +0.26ドル(+0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.54ドル -0.88ドル(-0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)357.56ドル +2.86ドル(+0.81%)
インテル(INTC) 34.36ドル +0.26ドル(+0.76%)
アップル(AAPL) 194.50ドル +0.88ドル(+0.45%)
アルファベット(GOOG) 129.66ドル +6.87ドル(+5.59%)
メタ(META) 298.57ドル +4.10ドル(+1.39%)
キャタピラー(CAT) 258.32ドル -3.74ドル(-1.43%)
アルコア(AA) 34.84ドル -0.77ドル(-2.16%)
ウォルマート(WMT) 159.74ドル +0.57ドル(+0.36%)
《ST》

フィスコ

―――【日中取引OPEN前まとめ】―――

◆日経225先物テクニカルポイント(27日夜間取引終了時点)

2023/07/27(木)07:10

●本文ここから--------------------------

 27日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比100円安の3万2500円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33962.22円  ボリンジャーバンド3σ
33542.68円  ボリンジャーバンド2σ
33123.14円  ボリンジャーバンド1σ
32785.00円  一目均衡表・基準線
32703.60円  25日移動平均
32668.34円  26日日経平均株価現物終値
32550.00円  一目均衡表・転換線
32524.00円  5日移動平均
32500.00円  27日夜間取引終値
32292.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32284.06円  ボリンジャーバンド-1σ
31864.52円  ボリンジャーバンド2σ
31444.98円  ボリンジャーバンド3σ
31151.07円  75日移動平均
30690.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28753.50円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(寄り前コメント)=日銀会合待ちで為替睨みの短期の商いが中心

2023/07/27(木)08:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • NYダウは13連騰で1年半ぶりの高値、S&P500、ナスダックは下落

  • 米連邦準備理事会は予想通り0.25%の利上げを実施、将来の利上げは会合ごとに決定

  • ダウ構成銘柄ではボーイングが大幅上昇、マイクロソフト、AMD、NVIDIA、アマゾン、テスラが下落

  • S&P500業種別指数は運輸、メディア、銀行が上昇、ソフトウエア・サービス、半導体・製造装置、ヘルスケア機器・サービスが下落

  • 日経225先物はショート優勢のなかで下落、ナイトセッションの取引を3万2500円で終える

  • FOMCは想定通りの内容、次の関心事は日銀の金融政策決定会合

  • 植田和男日銀総裁は2%物価目標達成には「まだ距離がある」と示す、金融緩和策維持が見込まれる

  • 1ドル=140円前半と現状で円高、為替睨みの短期的な商いが中心に

  • 日経225先物は25日移動平均線に上値を抑えられ、下値はボリンジャーバンドの-1σが支持線として意識

  • VIX指数は13.19に低下、下値の堅さが意識される

  • NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下、米ハイテク株の弱い値動きが目立つ

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32500 -100 (-0.30%)
TOPIX先物 2275.0 -7.0 (-0.30%)
シカゴ日経平均先物 32530 -70
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 26日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。NYダウは13連騰で昨年2月以来、約1年半ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利上げを決めた。パウエルFRB議長は声明で、9月会合で再び利上げする可能性はあるものの、今後については会合ごとに決定していく方針を示しており、利上げペースは鈍化するとの見方が強まった。

 ダウ構成銘柄では予想を上回る決算を発表したボーイング<BA>が8%を超える上昇で指数を牽引。前日に決算を受けて時間外で売られていたマイクロソフト<MSFT>が3%超下落したほか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>やエヌビディア<NVDA>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、テスラ<TSLA>が下げ、ナスダックは3日ぶりに反落した。S&P500業種別指数は運輸、メディア、銀行が上昇した半面、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置、ヘルスケア機器・サービスが下落した。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比70円安の3万2530円だった。日経225先物(9月限)は日中比30円安の3万2570円で寄り付き、その後はショート優勢のなかで下落幅を広げ、米国市場の取引開始直後には一時3万2390円まで売られた。FOMC通過後は米国市場の流れを受けてショートカバーが入り、終盤にかけて3万2630円とプラスに転じる場面も見られたものの、その直後に3万2440円まで軟化するなどリバウンドは強まらず、3万2500円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。FOMCは想定通りの内容であり、9月会合での利上げ打ち止めが期待されている。次は日銀の金融政策決定会合に市場の関心が集まることになる。植田和男日銀総裁は持続的・安定的な物価2%目標達成には「まだ距離がある」との認識を示しており、現在の金融緩和策を維持するとみられるが、市場では政策変更への思惑も根強い。1ドル=140円前半と足もとで円高に振れていることもあり、引き続き為替睨みの短期的な商いが中心になりそうだ。

 日経225先物は25日移動平均線に上値を抑えられるチャート形状を継続しており、下値はボリンジャーバンドの-1σが支持線として意識されている。FOMCが通過し、日銀会合を控えた持ち高調整に伴うショートカバーが入る可能性はあるが、3万2700円処まで低下してきた25日線を明確に上放れるまでは、ショートカバーを狙ったロングの動きは限られよう。反対にナイトセッションで3万2390円まで売られる場面も見られたことから、オプション権利行使価格の3万2500円~3万2750円から、3万2375円~3万2625円へと、レンジが若干切り下がる可能性も出てきた感はある。

 VIX指数は13.19に低下し、25日線を下回ってきた。リスク選好に向かわせることからショートは仕掛けづらく、狭いレンジながらも下値の堅さは意識されそうだ。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。足もとでは75日線を挟んで推移しているが、下向きで推移するボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ内での動きである。米ハイテク株の弱い値動きが目立つなか、ややNTショートに振れやすいだろう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物日中取引クロージング:27日清算値=320円高、3万2920円

2023/07/27(木)15:17

 27日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年9月限は前日清算値比320円高の3万2920円で取引を終えた。出来高は5万2049枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2891.16円に対しては28.84円高。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(27日)

2023/07/27(木)



◆日本株市況クロージング=FOMC通過で買い戻しの流れが強まる(27日フィスコ)

2023/07/27(木)16:10

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 27日の日経平均は3日ぶりに反発し、222.82円高の32891.16円で取引を終えた

  • 市場予想を下回る2023年4-6月期決算を発表したアドバンテスの下落が影響し、半導体株の一部は売りが先行

  • 韓国のサムスン電子が市場予想を上回る決算を発表し、これが国内の半導体関連株への買いに波及

  • 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容は予想通りでサプライズはなかった

  • 日銀の金融政策決定会合の結果待ちのムードが強く、海外勢が買い戻しを入れたことが上昇のきっかけとなった

  • 日経平均が25日線を上抜けたことで、早晩5日線と25日線がゴールデンクロスする可能性があるとの見方も出てきた

  • 日銀の金融政策決定会合の結果に関し、現状維持との見方が多いが、イールドカーブコントロールの調整が行われるのではないかとの見方もある

  • 国内では主要ハイテク企業などの決算発表が本格化し、投資家の間で業績動向の確認を望む声が多い

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

27日の日経平均は3日ぶりに反発。222.82円高の32891.16円(出来高概算13億3000万株)で取引を終えた。市場予想を下回る2023年4-6月期決算を発表したアドバンテス<6857>の下落を映して、半導体株の一角は売りが先行。日経平均は取引開始直後に32503.69円まで水準を切り下げた。ただ、韓国のサムスン電子が発表した2023年4-6月期決算が市場予想を上回る結果となり、半導体メモリー市況の底打ちへの期待感から、国内の半導体関連株にも買いが波及。後場中盤には32938.59円まで上げ幅を広げる場面もあった。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、電気ガス、保険、その他製品、海運、鉄鋼など30業種が上昇。一方、輸送用機器、建設、ガラス土石の3業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>、バンナムHD<7832>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、日東電工<6988>、オムロン<6645>、サイバー<4751>が軟化した。

注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容は大方の想定通りの結果でサプライズはなかった。むしろ、前日に発表したアドバンテスの1Q決算が市場ムードをやや悪化させたようだ。しかし、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとのムードが強く、次第に様子見ムードが広がり、前日の終値を挟んでの動きだった。後場に入ると、状況は一変。日経平均の上げ幅は200円を超えた。関係者からは「FOMCを波乱なく通過したため、イベントリスクを警戒して売り立てていた海外勢が買い戻しを入れたことがきっかけになった」との声も聞かれた。

日経平均は25日線を上抜けたことから買いに弾みが付いた形だが、このままの流れが続けば、早晩5日線と25日線がゴールデンクロスする可能性が高く、再び先高期待が高まる可能性があるとの声が聞かれ始めている。ただ、日銀の金融政策決定会合の結果のなか、現状維持との見方が多いが、イールドカーブコントロールの調整が行われるのではないかとの見方も残っており、結果を見極めたい状況だろう。国内でも主要ハイテク企業などの決算発表が本格化するため、業績動向を確認したいと考える投資家も多いようだ。

フィスコ

◆日経225先物テクニカルポイント(27日日中取引終了時点)

2023/07/27(木)16:10

●本文ここから--------------------------

 27日の日経225先物は前日清算値比320円高の3万2920円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33978.78円  ボリンジャーバンド3σ
33559.32円  ボリンジャーバンド2σ
33139.86円  ボリンジャーバンド1σ
32920.00円  27日先物清算値
32891.16円  27日日経平均株価現物終値
32785.00円  一目均衡表・基準線
32720.40円  25日移動平均
32608.00円  5日移動平均
32550.00円  一目均衡表・転換線
32300.94円  ボリンジャーバンド-1σ
32292.50円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
31881.48円  ボリンジャーバンド2σ
31462.02円  ボリンジャーバンド3σ
31156.67円  75日移動平均
30690.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
28755.60円  200日移動平均

株探ニュース

◆日経225先物(引け後コメント)=前場中盤辺りからムードが一変

2023/07/27(木)18:12

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(9月限)は前日比320円高の3万2920円で取引終了、一時下落したが売り一巡後に急速に買い戻された

  • 米FOMCを無難に通過したこと、韓国サムスン電子の予想を上回る決算等が安心感につながり、リバウンド基調が強まった

  • 大手銘柄のアドバンテストやファーストリテイリング、東京エレクトロン等が日経平均株価を牽引、グローベックスの米株先物や香港ハンセン指数の上昇も安心感を提供

  • テクニカル面では上値抵抗線であった25日線を明確に放れてきたことでショートカバーが急増、全体的な影響は限られたものの輸出関連の一部が重荷に

  • NT倍率は先物中心限月で14.31倍に上昇、75日線を中心にボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ推移、日銀の金融政策決定会合の結果に注目

  • 信越化学工業は営業利益3割減益予想を発表、市場予想を下回る計画は日経平均の重荷になりそう

  • 日経225先物の手口面では、野村証券、JPモルガン証券、ソシエテジェネラル証券等が買い越し、一方でみずほ証券、SBI証券、モルガンMUFG証券等が売り越し

  • TOPIX先物ではモルガンMUFG証券、ゴールドマン証券、UBS証券等が買い越し、JPモルガン証券、HSBC証券、野村証券等が売り越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪9月限
日経225先物 32920 +320 (+0.98%)
TOPIX先物 2299.0 +17.0 (+0.74%)

 日経225先物(9月限)は前日比320円高の3万2920円で取引を終了。寄り付きは3万2490円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2530円)にサヤ寄せする形で売り先行で始まり、現物の取引開始直後には3万2430円まで下落した。ただし、売り一巡後は急速に買い戻されてプラスに転じると、前場中盤には3万2740円まで買われた。25日移動平均線水準まで回復したことで、いったんは戻り売りに押される場面も見られたが、前場終盤にかけて再び25日線水準を捉えると、ランチタイムで3万2800円を回復。後場は一段高で3万2900円を回復してきた。買い一巡後はこう着感が強まったものの高値圏で推移し、一時3万2930円まで上げ幅を広げた。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことは安心感につながっているが、米ハイテク株安や市場予想を下回る決算を発表したアドバンテスト <6857> [東証P]の下げが重荷となった。また、為替市場でドル・円が1ドル=139円台半ばと円高に振れていたことも投資家心理を神経質にさせていた。しかし、前場中盤辺りからムードは一変し、リバウンド基調が強まった。要因の一つとして、韓国サムスン電子が発表した4-6月期の純利益は前年同期比86%減だったが、予想を上回ったことで、IT支出が回復しつつあるとの期待が高まったようだ。

 また、アドバンテストが前場中盤から下げ幅を縮めたほか、指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均株価を牽引。さらに、グローベックスの米株先物がプラス圏で推移していたほか、香港ハンセン指数の上昇なども安心感につながり、ショートカバーに向かわせたようだ。

 テクニカル面では、上値抵抗線として機能していた25日線を明確に放れてきたことも、ショートカバーを急がせる格好となった。為替が円高に振れるなか、決算評価から買いが先行した日産自動車<7201>[東証P]が下げに転じるなど、輸出関連の一角には重荷となったが、全体への影響は限られたことも持ち高調整に向かわせた格好だろう。今後、25日線が支持線として意識されてくるようだと、節目の3万3000円回復から、7月の戻り高値3万3810円トライが意識されてこよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.31倍に上昇した。75日線を中心にボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ推移だった。下向きで推移するバンドに沿ったトレンドを継続しているため、一気に反転を狙ったNTロングには転換しづらいところだ。明日の日銀の金融政策決定会合の結果を受けた為替動向を睨んだ展開になりそうだ。

 なお、信越化学工業<4063>[東証P]は取引終了後に未定としていた2024年3月期計画を発表した。営業利益は3割減益を見込んでおり、市場予想を下回る計画が嫌気される可能性があり、日経平均型の重荷になりそうだ。本日のアドバンテスト同様、売り一巡後に底堅さがみられるようだと、ややNTロングでのスプレッド狙いが意識されやすいと考えられる。

 手口面では、日経225先物は野村証券が1603枚、JPモルガン証券が799枚、ソシエテジェネラル証券が763枚、バークレイズ証券が351枚の買い越しに対して、みずほ証券が1435枚、SBI証券が725枚、モルガンMUFG証券が402枚、日産証券が392枚の売り越しだった。

 TOPIX先物はモルガンMUFG証券が1521枚、ゴールドマン証券が822枚、UBS証券が734枚、バークレイズ証券が702枚、ドイツ証券が553枚の買い越しに対して、JPモルガン証券が2063枚、HSBC証券が1413枚、野村証券が685枚、ビーオブエー証券が478枚の売り越しだった。

株探ニュース

◆日経平均大引け【↑】=3日ぶり反発、朝安も押し目買いで切り返す (7月27日)

2023/07/27(木)19:12

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は朝安後に切り返し、後場は一段高に

  • 米株市場ではNYダウが過去最長記録に並ぶ13連騰

  • FOMCは波乱なく通過も、半導体などハイテク軟調

  • 東京市場はナスダック先物高や後半の円安が追い風

  • 日銀決定会合前で様子見も、売買代金3.2兆円と増勢

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

日経平均株価
始値  32523.69
高値  32938.59(13:16)
安値  32503.69(09:01)
大引け 32891.16(前日比 +222.82 、 +0.68% )

売買高  13億3736万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆2267億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は朝安後に切り返し、後場は一段高に
 2.米株市場ではNYダウが過去最長記録に並ぶ13連騰
 3.FOMCは波乱なく通過も、半導体などハイテク軟調
 4.東京市場はナスダック先物高や後半の円安が追い風
 5.日銀決定会合前で様子見も、売買代金3.2兆円と増勢

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比82ドル高と13日続伸した。好決算を発表したボーイング<BA>が急伸するなど良好な企業業績を評価する買いが向かった。

 東京市場では、朝方は売り優勢の地合いで日経平均株価は安かったものの、その後は押し目買いで切り返し、後場は高値圏で売り物をこなした。

 27日の東京市場は、主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。日経平均は寄り後早々に160円強下げる場面もあったが、売り一巡後は立ち直り、前引けはプラス圏で着地、後場は一段高に買われた。前日の米国株市場ではNYダウが過去最長記録と並ぶ13連騰を記録したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の方は小幅反落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も下落するなどハイテク株には向かい風の強い地合いだった。FOMCは波乱なく通過したが、東京市場は明日の日銀金融政策決定会合の結果を前に見送りムードが強く、前場は方向感の見えづらい地合いだった。しかし、後場に入るとナスダック100株価指数先物が強い動きを示したことや、外国為替市場でドルが買い戻され、円安方向に押し戻されたことなどが好感された。プライム市場の売買代金も3兆2000億円台と増勢だった。

 個別では、東京エレクトロン<8035>が堅調、ディスコ<6146>も大きく上値を追った。ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢だったほか、カプコン<9697>が商いを膨らませ値上がり率トップに買われた。川崎汽船<9107>など海運株も高い。TOWA<6315>、東邦ガス<9533>、山陽特殊製鋼<5481>、日本ゼオン<4205>が大幅高。アーレスティ<5852>も値を飛ばした。インソース<6200>も高い。
 半面、売買代金トップとなったアドバンテスト<6857>が軟調、レーザーテック<6920>も冴えない。日産自動車<7201>も値を下げた。サイバーエージェント<4751>が大幅安、そーせいグループ<4565>が売られ、日東電工<6988>の下げも目立った。トプコン<7732>が急落、日産車体<7222>も下落した。キヤノン電子<7739>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、テルモ <4543>、SBG <9984>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約165円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、日東電 <6988>、オムロン <6645>、サイバー <4751>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約46円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は輸送用機器、建設業、ガラス土石製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)保険業、(3)その他製品、(4)海運業、(5)鉄鋼。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)金属製品、(2)水産・農林業、(3)化学、(4)倉庫運輸関連、(5)繊維製品。

■個別材料株

△ゼオン <4205> [東証P]
 今期経常を一転微増益に上方修正。
△JFEシステ <4832> [東証S]
 4-6月期好決算と記念配を好感。
△桜ゴム <5189> [東証S]
 9月末を基準日として1→2の株式分割へ。
△弁護士COM <6027> [東証G]
 マイナカード電子署名・弁護士向け生成AIサービスを発表。
△TOWA <6315> [東証P]
 三菱UFJMS証券が新規「バイ」でカバレッジ開始。
△フジオーゼ <7299> [東証S]
 24年3月期業績予想と年間配当計画を上方修正。
△未来工業 <7931> [東証P]
 第1四半期最終99%増益とプライム上場維持基準の適合を評価。
△明治海 <9115> [東証S]
 第1四半期営業益2.7倍で上半期計画進捗率70%強。
△エアクロ <9557> [東証G]
 ディズニーアイテムのファッションレンタルを今秋開始へ。
△カプコン <9697> [東証P]
 4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。

▼大豊工業 <6470> [東証P]
 第1四半期営業56%減益。
▼トプコン <7732> [東証P]
 第1四半期大幅減益決算。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)カプコン <9697>、(2)TOWA <6315>、(3)ファマライズ <2796>、(4)邦ガス <9533>、(5)サーバワクス <4434>、(6)山陽鋼 <5481>、(7)未来工業 <7931>、(8)河西工 <7256>、(9)ゼオン <4205>、(10)アーレスティ <5852>。
 値下がり率上位10傑は(1)トプコン <7732>、(2)サイバー <4751>、(3)大豊工業 <6470>、(4)ヴィアHD <7918>、(5)日産車体 <7222>、(6)そーせい <4565>、(7)デジハHD <3676>、(8)ビーウィズ <9216>、(9)日東電 <6988>、(10)キヤノン電 <7739>。

【大引け】

 日経平均は前日比222.82円(0.68%)高の3万2891.16円。TOPIXは前日比12.05(0.53%)高の2295.14。出来高は概算で13億3736万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1126、値下がり銘柄数は621となった。東証マザーズ指数は771.96ポイント(1.93ポイント高)。

[2023年7月27日]

株探ニュース

―――【NEWS】―――

◆海外ヘッドライン一覧(27日ロイター)

2023/07/27(木)21:12

・マクドナルド、第2四半期既存店売上高が予想上回る 純利益倍増
・マイクロソフト「チームズ」抱き合わせ販売、EU当局調査へ
・世界石炭消費、昨年は過去最高更新 今年もアジアで増加=IEA
・「ザラ」のインディテックス、ミャンマーからの調達中止へ
・英シュローダー、上期運用資産が減少 不安定な市場環境で
・アルセロール・ミタル、第2四半期利益予想上回る 需要予測引き下げ
・独VW、今年の納車見通し下方修正 現金収支の改善目指す
・中国、消費者セクターへの信用支援強化へ
・トルコ中銀、年末のインフレ予測58%に上方修正 引き締め継続へ
・韓国、企業投資促進や少子化対策で減税案 5年間で3.7億ドル規模
・ヘッジファンドが中国株買い、共産党会議受け心理改善=ゴールドマン

・ニジェール軍、クーデターを支持 大統領は抵抗呼びかけ
・ロシア、ICCの赤根裁判官を手配 プーチン氏逮捕状巡り
・ウクライナ穀物の対アフリカ輸出、ロシアが代替可能=プーチン氏
・カナダ首相、支持低迷で大幅内閣改造 財務相と外相は留任
・オデーサ州の港湾インフラにミサイル攻撃、1人死亡=知事

・〔焦点〕米債市場、景気後退を依然警戒 利下げに備える動きも
・〔BREAKINGVIEWS〕米FRBの利上げ終了、金利ピーク到達でドル安加速へ
・〔アングル〕カナダの移民受け入れ増、GDP増加と副作用の両面に賛否
・〔アングル〕「生活が止まった」、ロードス島山火事で全て失った住民
・〔ロイター調査〕台湾、第2四半期はプラス成長に転換か
・〔ロイター調査〕タイ中銀、8月2日に0.25%利上げで引き締め終了か

・中国、パキスタン向け融資24億ドルの返済繰り延べ
・気候変動訴訟、5年間で2倍以上に 途上国でも増加
・気候変動の影響がアジアで拡大、食料安保や生態系に影響=WMO
・BNPパリバ、第2四半期純利益が予想上回る デットファイナンス好調
・英バークレイズ、上期利益は予想と一致 貸倒引当金増加
・シェル、第2四半期は56%減益 自社株買い縮小
・ネスレ、上半期売上高が予想上回る 値上げ率9.5%
・独メルセデス・ベンツ、今年の業績予想引き上げ 供給問題が緩和
・仏ルノー上半期、営業利益率が過去最高 純損益は黒字転換
・米SEC、上場企業のサイバー被害開示義務化 AI取引に規則案
・BUZZ-南アランドは小動き、米FOMC通過で国内PPIに注目
・中国のゲーム人口、過去最高の6.68億人 規制緩和で回復
・8月独消費者信頼感は-24.4に上昇、インフレ鈍化期待で=GfK

・サムスン電子、半導体事業の上期損失70億ドル 生産削減継続へ
・インド、中国からの投資にも門戸開放=情報技術省高官
・独VW、小鵬汽車に出資 上海汽車と提携強化
・シンガポールのUOB、第2四半期27%増益 純金利収入が増加
・北朝鮮の金総書記、ロシア国防相と会談 弾道ミサイル視察も案内
・米下院委、暗号資産規制法案を承認 ルール明確化へ
・英商業用不動産市場は低迷、金利上昇で=RICS調査
・香港中銀が0.25%の利上げ、米FRBに合わせ
・ギリシャ本土でも山火事相次ぐ、中部で2人死亡 住民は避難
・ニジェールでクーデターか、兵士らが大統領拘束 国境閉鎖

・中国工業企業利益、1─6月は前年比16.8%減 2桁の落ち込み続く
・バイデン氏息子、司法取引の承認持ち越し 検察側と意見対立
・豪マッコーリー、4─6月は大幅減益へ 商品部門が不振
・ニュージーランド、AUKUSへの関与は可能=米国務長官
・豪フォーテスキュー、24年度鉄鉱石出荷量は増加を予想
・フィッチ、ブラジルの格付け「BB」に引き上げ 経済改革を評価
・オーストラリア、重要鉱物指定リストを年末までに更新=資源相
・韓国LGエナジー、第2四半期利益が予想下回る 株価下落
・米大手銀、資本確保に最長4年か 規制強化で=モルガンS

・中国恒大EV企業、21年と22年は711.2億元の純損失 売上高も急減
・ASEAN、ミャンマー軍政との非公式接触容認も=マレーシア首相
・ウェイモ、配車サービスに注力へ 自動運転トラック技術開発棚上げ
・ブラジル政策金利、年末までに「少なくとも」12%に低下=財務相
・対中輸出規制、米企業収益に一定の影響へ=レモンド商務長官
・米マテル、第2四半期収益が予想超え 映画「バービー」で好調持続へ
・原油先物は上昇、供給逼迫見通しが利上げ巡る懸念相殺
・海外投資家のドル建て債需要回復に期待感、米引き締め終了接近で
・英自動車生産、6月は前年比16%増 5カ月連続の伸び
・イスラエル最高裁、司法制度改革法への異議申し立てを審理へ

・米連邦地裁、FTX創業者の保釈条件を厳格化 収監も検討
・サムスン電子、中国携帯市場シェア回復で「正しい方向」に=幹部
・オランダ沿岸で貨物船火災、1人死亡 乗用車3000台近く輸送中
・ロシア軍機が米無人機に急接近、シリア上空で=ホワイトハウス
・ニジェールで大統領追放、兵士が主張 国境閉鎖
・エアバス、第2四半期利益は予想上回る 短期生産目標を削除
・米俳優K・スペイシー氏に無罪評決、男性らへの性的暴行で英裁判所
・米商業用不動産ローン延滞率、7月は3.9%に上昇=信用調査会社
・JPモルガン、地銀合併巡り住宅ローン債権18億ドル購入=関係筋
・カナダ中銀、7月理事会で利上げ見送りも検討=議事要旨

・ゼレンスキー氏「前線で非常に良い結果」、近く詳細公表へ
・「愛の哀しみ」の歌手シニード・オコナーさんが死去、56歳
・独メルセデス・ベンツ、今年の利益見通しを上方修正
・米メタ、第2四半期は予想上回る 広告復調で見通しも好調
・EXCLUSIVE-アマゾンの生成AI「ベッドロック」、数千社が試用=幹部
・GMやホンダなど7社、米でEV充電網の合弁設立へ テスラに対抗
・米上院共和党トップのマコネル氏、会見中に突然黙り込む 健康懸念

・米FOMC関連ヘッドライン一覧

ロイター

▶[NEWS]米FOMC声明全文(27日ロイター)

2023/07/27(木)03:38

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 経済活動はゆっくりと拡大

  • 雇用増加率は堅調で、失業率は低い

  • インフレ率は高いまま

  • 米国の金融システムは健全で強い

  • 家計や企業の信用状況の引き締まりが経済活動、雇用、インフレに影響を与える可能性

  • 引き締まりの影響は不透明

  • 委員会はインフレリスクに注目

  • 委員会の目指す目標は雇用最大化と2%の長期インフレ率

  • フェデラルファンド金利の目標誘導レンジを5.25-5.50%に引き上げ

  • 委員会は追加情報と金融政策への意味を評価

  • 委員会はインフレ率を2%に戻すための追加的な金融政策の引き締めを検討

  • 米国債とエージェンシーローン担保証券の削減を続ける

  • インフレ率を2%に戻すことへの強い取り組み

  • 経済見通しに関する情報の評価と監視

  • 目標達成を妨げるリスクが出たら、金融政策を調整

  • 労働市場、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を評価の一部とする

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[26日 ロイター] - 最近の指標は、経済活動が緩やかなペースで拡大していることを示している。雇用の伸びはここ数カ月間堅調で、失業率は低いままだ。インフレ率は高止まりしている。
米国の金融システムは健全で強固だ。家計や企業の信用状況の引き締まりが経済活動、雇用、インフレの重しになる可能性がある。これらの影響の程度は引き続き不透明だ。委員会はインフレのリスクを引き続き大いに注視している。
委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す。これらの目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを5.25─5.50%に引き上げることを決定した。委員会は追加の情報と金融政策への意味を引き続き評価する。徐々にインフレ率を2%に戻すために適切とみられる追加的な金融政策の引き締めの程度を決めるに当たり、委員会は金融政策の度重なる引き締め、金融政策が経済活動とインフレ率に及ぼす影響の遅れ、および経済と金融の動向を考慮する。さらに、以前発表された計画で説明されている通り、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける。委員会は、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む。
金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する。もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある。委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する。
政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、マイケル・バー、ミシェル・ボウマン、リサ・クック、オースタン・グールズビー、パトリック・ハーカー、フィリップ・ジェファーソン、ニール・カシュカリ、ロリー・ローガン、クリストファー・ウォラーの各委員。

ロイター

▶[NEWS]パウエル議長のこれまでの発言(27日MINKABU PRESS)

2023/07/27(木)04:27

●本文ここから--------------------------

今後の利上げはデータに依存するアプローチをとる。
・FOMCは2%インフレの達成を強くコミット。
・物価安定なくして力強い労働市場の実現はない。
・引き締めの効果はまだ十分に現れていない。
・1会合おきに利上げとの決定はしていない。
・データが正当化するなら9月利上げはあり得る。
6月の消費者物価指数(CPI)の鈍化は歓迎だが、1カ月だけだ。
・会合ごとの決定を継続。
・労働需給が均衡する兆しが続いている
・名目賃金の伸びに緩和の兆しあり。
・インフレが2%になるには長い道のり。
・利上げの効果が明らかになるまでには時間がかかる。
年内の利下げはない。
コアインフレの低下を望む。依然高い水準。
・賃金インフレをターゲットにしていない。
スタッフはもはやリセッションを予想していない。
・2%インフレは2025年頃まで達成しない。
・2%インフレ達成前に利上げ停止するだろう。

MINKABU PRESS

▶[NEWS]FOMC、0.25%の利上げ再開で政策金利22年ぶりの高水準へ、予想通りでドル変わらず(27日フィスコ)

2023/07/27(木)03:18 

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • FRBが市場の予想通り0.25%の利上げを再開し、政策金利を22年ぶりの高水準となる5.25-5.50%に決定

  • インフレ抑制について、追加利上げの度合いを判断していくことが適切とし、追加利上げの可能性を除外していない

  • 利上げの決定は全会一致で、追加のデータ見直しを続けることを明示

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利上げを再開し、政策金利を22年ぶりの高水準となる5.25-5.50%に決定した。インフレ抑制において追加利上げの度合いを判断していくことが適切となる可能性があるとし、追加利上げの可能性を除外しなかった。決定は全会一致。追加データの見直しを続けていくとした。

ほぼ想定通りの結果を受けてドルはほぼ変わりなし。ドル・円は140円60銭までじり高推移後、140円44銭へ戻した。ユーロ・ドルは1.1060ドルへ下落後、1.1074ドルへ戻した。

【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25ポイント引き上げ、5.25-5.50%に決定

フィスコ

▶[NEWS]米4-6月期GDP速報/新規失業保険申請件数など、予想上回りドル買い(27日フィスコ)

2023/07/27(木)22:16

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米4-6月期GDP速報値は前期比年率+2.4%と予想を上回り、昨年10-12月期以降で最大

  • 同期の個人消費速報値は前期比年率+1.6%、伸びは鈍化したが予想を上回る

  • 同期の価格指数は前期比+2.2%と、前期+4.1%から予想以上に伸びが鈍化

  • 先週の新規失業保険申請件数は前週比7000件減の22.1万件で、増加予想に反して減少

  • 失業保険継続受給者数は前回から予想以上に減少し169万人で、労働市場の強さを再表明

  • 6月耐久財受注速報値は前月比+4.7%と予想を上回る伸びで、20年7月以来で最大

  • 製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比0%と、予想以上に鈍化

  • 米6月卸売在庫速報値は前月比-0.3%と、伸びが予想以上に鈍化し4カ月連続マイナス

  • 6月前渡商品貿易収支は-878億ドルで、貿易赤字は予想に反して縮小し成長にプラスに寄与

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.4%と、予想外に1-3月期+2.0%から伸びが拡大した。昨年10-12月期以降で最大。同期個人消費速報値も前期比年率+1.6%と、1-3月期+4.2%から伸び鈍化も予想を上回った。同期価格指数は前期比+2.2%と、前期+4.1%から予想以上に伸びが鈍化し20年4-6月期以降3年ぶり低い伸びとなった。

米労働省が同時刻に発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比7000件減の22.1万件と、前回から増加予想に反し減少し2月末以来の低水準となった。失業保険継続受給者数は169万人と、前回174.9万人から予想以上に減少し1月末以降で最低で労働市場の強さを再表明。

6月耐久財受注速報値は前月比+4.7%と、伸びは5月+1.8%から鈍化予想に反して拡大し、20年7月来で最大の伸びとなった。GDPの先行指標となる製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比0%と、伸びは5月+0.3%から予想以上に鈍化し、3月来で最低の伸び。

米6月卸売在庫速報値は前月比-0.3%と、5月0.0%から伸びが予想以上に鈍化し、4カ月連続のマイナスとなった。また、6月前渡商品貿易収支は-878億ドル。貿易赤字は5月919億ドルから拡大予想に反して縮小し、4-6月期の成長にプラスに寄与する。

予想を上回る結果を受けて米国債相場は下落。2年債利回りは4.89%まで上昇した。ドル買いも強まりドル・円は140円12銭から140円78銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1140ドルから1.1042ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+2.4%(予想:+1.8%、1-3月期:+2.0%)
・米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+1.6%(予想:+1.3%、1-3月期:+4.2%)
・米・4-6月期価格指数速報値:前期比年率+2.2%(予想:+3.0%、1-3月期:+4.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.1万件(予想:23.5万件、前回:22.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:169万人(予想:175.0万人、前回:174.9万人←175.4万人)
・米・6月耐久財受注速報値:前月比+4.7%(予想:+1.2%、5月:+1.8%)
・米・6月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.6%(予想:+0.1%、5月:+0.7%)
・米・6月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比0%(予想:+0.1%、5月:+0.3%)
・米・6月卸売在庫速報値:前月比-0.3%(予想:-0.1%、5月:0.0%)
・米・6月前渡商品貿易収支:-878億ドル(予想‐920億ドル、5月-919億ドル)

フィスコ

▶[NEWS]米6月中古住宅販売成約指数は予想外のプラス、ドル続伸(27日フィスコ)

2023/07/27(木)23:06

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米6月中古住宅販売成約指数は前月比+0.3%と、予想外に4カ月ぶりのプラスに改善

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

米6月中古住宅販売成約指数は前月比+0.3%と、予想外に4カ月ぶりのプラスに改善した。

予想を上回った結果を受けて米国債相場は続落。10年債利回りは3.918%まで上昇した。ドルも続伸しドル・円は140円20銭から140円87銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1128ドルから1.0992ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・6月中古住宅販売成約指数:前月比+0.3%(予想:-0.5%、5月:-2.5%←-2.7%)

フィスコ


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