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16歳の頃の自分、そして今その時を生きるみんなに伝えたいこと17

2、音楽を聴く

このタイトルを見て、バカにしてすっ飛ばす人もいるかもしれない。ただ、これはそんな人にこそ見て欲しい。

僕は中学3年の頃から高校3年のセンター試験が終わるまで、ずっと患っていた病気があった。パニック障害だ。高3の夏以降は躁うつ病と軽い統合失調症も併発した。辛かった時期は、4回あった。
 
まず、突然症状が現れた頃。2016年8月10日、中3の夏休みだ。塾帰りに自転車を漕いでいる途中に突然動悸が止まらなくなった。帰宅すると酷く不安を覚え、呼吸困難になり、そこから夜も朝も病院に行ったが何も無いと言われ追い返された。そこから、めまいも現れ、もう死ぬんでないかと思った。初めて死を意識した。そこからは、逆に覚悟して、死んだらそれまでだと思い生きるようになったらだんだん楽になった。

 次にきつくなったのは、2018年の年明けだ。その前年はほとんど症状がないまま終わったのでもう完治したと思い、半ば喜んでいた。ところが、年が明けると動悸が止まらなくなり、息切れもめまいも1回目よりも酷くなった。もうこれは終わりだと不安になった。原因はあの頃流行り始めた荒野行動というRPGゲームの衝撃だということに気づき、ゲームをやめたら少しずつ良くなっていった。

 3回目は、2018年の夏休み初日。友達と祐天寺や浅草に買い物に行っていた。移動中の電車内で起こった。突然、世界がワントーン暗くなった。それと同時に息切れと手の発汗が生じた。3回目は長かった。その夏休みをほとんど病気との格闘に使ってしまった。勉強にも、集中できなくなり、脳の判断にいちいち不安になってしまった。夏休みの模試では、自分の名前が本当にあっているのか不安になったあの経験にはショックを受けた。

 4回目は、2019年の夏休みの終わりからセンター試験までの間だ。

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