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▼今日は石川県は小松にある日本自動車博物館に足を運んだ。3階それぞれ、所狭しと往年の名車から変わり種の車、歴史を彩り有名人や政治家などを乗せた車など多岐に渡った展示が目を楽しませてくれる。国内外問わず普段ではお目にかかれない数々に胸躍らずにはいられなかった。

▼奇しくも1954年4月20日、70年前の今日は日比谷公園で第1回全日本自動車ショーが開催された。後に東京モーターショーとしてさらに発展し、世界5大モーターショーに数えられ、やはりそうなれたのも、その時代から現在に至るまで各メーカーの血の滲むような技術革新や競争心、団結力があったからであろう。今やTOYOTAが誰にも追いつけない様な先頭を突き進んでいる。

▼しかしながらそのほかの国内メーカーはと言うと、DAIHATSUの員数主義的認証不正問題、NISSANは営業利益が14%減少と辛いニュースが最近は次々と飛び込む。そのほかのメーカーも地道な努力はあるとは思うが華々しい一報は聞けていない。

▼日本の集団行動の強さは、世界に類を見ない。色々と考えるべきところがあるとは思うがそこは誇れる点だと思う。「一人の天才がいたって駄目だ。凡人でも力をあわせれば必ず成功できる」HONDAでCVCCの開発リーダーとなった久米是志さんの言葉である。今こそ組織の力を結束し、改善点を見直して、風通し良く進むべきなのでは。日本自動車博物館の名車たちは過ぎ去った日々を静かに見守り、現在の何を見て、何を思っているのだろうか。

https://www.motorcar-museum.jp/