見出し画像

任意入院は要らない!!

★コロナ禍流行当初から、マスク着用は「任意」

しかし瞬く間に一億総マスク着用社会に・・・。そして、2023年3月13日よりマスク着用は「個人の判断」と国は盛んにアナウンスメント。「任意」と「個人の判断」の違いは何ですか?

  • 最近(2024年3月現在)、街を歩いていて、先方がマスク着用のまま声掛け、挨拶をされ、どなたか分からず失礼することがしばしば、コロナ禍以前は全くなかった体験。認知機能低下が進行中の後期高齢者の私が失礼したのではないか、と・・・。

  • “婆さんは怖くてマスク外せません回りが外せば尚更のこと”日本經濟新聞=歌壇2023年秀作=より2023年12月16日付。

「任意」だったはずが1億総マスク着用社会となり、未だに老人は元の生活に戻れていない。

★自粛、移動制限、コロナワクチン接種等々他のコロナ対策 もやはり「任意」のはず。

だが「国民の命を守る」、とくに「おじいちゃん、おばあちゃんの命を守るため」との理由から自粛を促し続け、国民の9割近くがコロナワクチン接種。
結果?少産・多死社会が10年あまりも前倒しに・・・(資料1・2)。新たな命の誕生の機会を損ない、そして老人の死期を早めていないか?

【資料1】
【資料2】

★マイナンバー取得。これも「任意」

それにもかかわらず2024年12月までに保険証紐づけ、さらには自動車免許も一体化するといった勢いだ。それが我々国民の利便性に寄与するのなら、「任意」から「義務化」にすると言ってくれ、だが事はそんなにうまく進んでないようだが・・・。(資料3)

【資料3】

CBニュース(2024年3月7日付)2024年度末にもモデル事業開始
CBニュース(2024年3月13日付)2025年度中運用開始を目指す大丈夫かな⁉ 10年前にも同じような報道が・・・。
讀賣新聞2013年8月4日付 2018年度にも患者情報 全国で共有 治療歴・投薬歴など

広辞苑:にんい【任意】心のままにすること。その人の自由意思にまかせること。随意。

広辞苑

★「~~誰かの努力と協力~~」

コロナ下の2021年開催された全国選抜高等学校野球大会、選手宣誓「~当り前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っています」と・・・。なるほど、「日常を取り戻すためには、皆の努力や協力が必要だ」と・・・。なら「自由意思にまかせる」を意味する「任意」は影が薄くなっても仕方ないか。大東亜戦争、戦時下の「欲しがりません、勝つまでは」と同じだ!

★ここからが私の生業のお話し。

精神保健福祉法第20条「精神科病院の管理者は、精神障害者を入院させる場合においては、本人の同意に基づいて入院が行われるように努めなければならない」
この第20条の「・・・入院に努めなければならない」とする入院形態の名称が「任意入院」である。

  • コロナ対策等を通してご理解いただけたと思うが「任意」なる呼称は、日本国民には馴染まない、と・・・。よって内容がしっかりしている精神保健福祉法第20条の名称に「“任意”入院」は相応しくない。
    だから「よく分からない行政当局の振る舞いと指導」が遵法になるのだ。(資料4)

【資料4】
  • 数年まえから権利擁護を唱え、かつ意識が高い精神科医療に携わる方々から精神保健福祉法の抜本的な改革をとの声を聞く。私の見解は、今その必要はなしだ。
    ただ取り敢えず「精神保健福祉法第20条」の入院形態の名称変更をお願いしたい。私の案として、少し長ったらしいが「自己決定権を尊重した(認めた)入院」と・・・。その位くどくしておかないと、行政当局や精神保健指定医が、この入院形態を適切、適正に運用していただけないからである。

そして今一つ、これも長ったらしいが、令和4(2022)年6月9日「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(厚生労働省)」の報告書だ。 
総論にある「精神障害を有する方」と「精神保健(メンタルヘルス)の課題上を抱えた方」の違いがその後の各論にふれてない。明確に違いを示すことは困難だと思うが、その区別と異なる関り方について、ある程度示してほしい。そうしておかないと「精神保健福祉法の抜本的な改革」は「絵に描いた餅」になってしまうだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?