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もうすぐお別れの桜もいい!

夕方の空はどんよりとして今にも雨が降りそうな気配です。少々早足の私に全く気にしないニケはいつものコース、いつもの辺りでと我が道を行く感じです。

坂道の茶色の落ち葉が風と、婦人会の方の清掃ですっかりなくなったのとは入れ違いに桜の花びらの絨毯!

葉っぱのガサガサと言う音と違って風にもころころと軽やかに舞って青葉の季節に向かうことを知らせています。

毎年お花見をしようと言う話になるのは散りかけて次の雨でと言うころです。

私は毎日の散歩で今年も十分にいろんなところで楽しみました。堪能しました!

一昨日から、何年振りかで大学時代の友達たちと京都を楽しんだ息子は、清水寺の近所のホテルに宿を取った友達とは違い安ホテルを予約したそうです。

新しくてその価格でも十分快適だったと負け惜しみかうらやましいのか顔には出しませんが、そんな価値観が今の彼そのものです。

学生時代は食事はマック 東京式の呼び方が今ではマクドとなり三人の生活様式も卒業と同時にそれぞれの道。

今では友達の一人が京都に来た時の行きつけのおばんざいの店に行ったそうです。大人になりました!

BARを二、三件はしごしたといっぱしのことを言ってますが、いつも以上の出費となったようです。

京都は主人が学生時代を過ごした街。会うのはほとんどが京都でした。
卒業と同時に東京と大阪にそれぞれ仕事の場を得て京都に行く機会はぐんと減りました。

嵐山の枝垂れ桜、仁和寺、上賀茂神社、平安神宮と数えきれません。
そんな京都を愛した!主人が逝った同じ年に息子もなって、早いものです。

主人の青春時代と息子のそれを私は知りません。初めて会ったのは大学を卒業する1年前。息子はその時は東京生活。

見ていたわけではないのに、最近言ったり、したりすることがよく似てきました。そんなことと思うことも一緒です。同じ年になって残りの人生、父親の分までとは言いませんが、かなえられなかった残りの人生を納得のいくようにと天から声が届くなら言いそうです。それと「たばこは体に悪い!」とも。主人はヘビースモーカーでした。
清水寺の「桜がめっちゃきれいやったー」少しは団子から花を愛でるようになったのか?
 そろそろ葉桜。息子にとっても新しい仕事が始まる春になりました。

いつまでも満開の桜を見ていたいという人がいます。あまりそんな感情が沸いたことが無いのですが、情が薄いということでしょうか?

桜ほど見るだけでいろんなことを思い出す花はないように思います。毎年思い出すこともあれば、今までになかったシーン。「そりゃあ たくさん生きてきたのですから」と自慢することではありませんが…。桜が散ったらさあ次に進みましょうという合図です。捨てるものあり、また新たに得るものありの季節と考えるとあの暑い夏の蝉の声まで聞こえてきました。
今日もいい日にしましょう!







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