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たまには寄り道っていいもんだ

毎日同じ繰り返しで気持ちも体も疲れている人は

ちょっと寄り道をお勧めします。

何も列車や飛行機を使っての本格的な旅行でなくていつもよりゆっくり

歩くことです、目的地はありません。気の向くまま時間も気にしない。

昨日は久しぶりに三宮迄。笑ってもいいですよ!近すぎる。

本屋で立ち読みして、街をブラブラ。ウインドウショッピングは以前ほど…。まだ帰るのがもったいないような気になりました。

そうそう茜屋珈琲店に行ってみよう!

騒がしい三宮駅の北側、カラオケの派手な看板のした、洞窟に行くような階段を上がります。初めてならちょっと勇気がいりますが大きく書かれた茜屋…。の文字はどっしりとして白い文字が一枚板にくっきりと際立っています。それだけでも美味しいコーヒーが飲めるのが分かります。狭い階段はその隠家のような心地よい場所に私を連れて行きます。

重いドアを開けると静かに流れるクラシック音楽。何しろコーヒーが美味しいのです。丁寧に点てられたドリップコーヒーは香りも素晴らしくたくさん並んだヘレンド、ロイヤルコペン、大倉陶器などの美しいカップからチョイスして出してくれます。イメージなのか私は可愛らしいピンクの器でいただいたことがありません!まあ正解。

遠くは結婚前、デートで食事の後。決まって〆はココのコーヒー。

その後も三宮に出ると必ず。

夏には涼しい軽井沢にある店で過ごすとオーナーが言っておられました。

喫茶店を始めて間もないころでした。それを聞いた主人が「わー、いいなあ。僕も夏は北海道で喫茶店がしたいけれど冬はスキーもとなると、ずーと帰れなくなりますね」その時の夢は叶うことがありませんでしたが、一時でも彼は頭の中でその光景を想像できたことでしょう。

その年の夏、軽井沢店を訪ねました。そこではコケモモのジャムとばらのジャム。トーストにのせてなんとも軽井沢の香り⁈でした。ぶどうジュースの美味しいこと!

そんなことを思い出しながら美しいコーヒーカップを眺め、クラシック音楽に癒されて、心地よい時間はゆっくり過ぎていきました。味わって堪能したらまた元気が出ました。

今は一人で味わうここのコーヒーですが、いつまでも変わらない雰囲気と美味しいコーヒーは以前のままです。オーナーはお元気なのかしら。でも尋ねることはありませんでした。あのままの光景をとどめていたいから…。

外は昼の日差しがまぶしく、今までの静けさが全く違う世界であったかのようなにぎやかさです。もう少し海側へ行くと三宮センター街。

地下のKALDIに寄って近くに出来たミスドにも。

また坂を登っていくのですから…。甘いものは必要です⁈

いい時間を過ごせました。ときの旅をしたような…。

今日もいい日にしましょう!






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