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音楽は心のタイムマシーン

ドラクエというゲーム

私の父までもハマりました。家族みんなが共有したゲーム。

几帳面な父は大学ノートを買ってきて、何度も攻略に挑戦して、いいボケ防止⁈になったようでした。

こんなに一生懸命テレビの中のゲームに向き合っている楽しそうな父を見たのは久しぶりでした。

たまにドラクエのメロディーが流れると正座してコントローラーを前に静かに楽しむ父を思い出します。

またゲームを終える時長い長い文字を入れるのですが、ある日息子に頼まれて?主人が先に「進んでおいてあげるよ」と約束したんです。ところが文字の打ち間違いをしたのか、全部消えてしまい、そこの場面に行くまでほぼ徹夜でやり直したそうです。そんなこともありました。

私もハマった一人です。主人や息子と違って武器もあまり装備せずに戦いに出かけるので、すぐに…。「せっかちな性格がゲームにも出るもんだ」と笑われました。あの初期のドラクエのテーマ曲を聞いただけで当時にタイムスリップ出来る!家族の思い出の一つです。

時代は逆行しますが、青春時代。カーペンターズは毎日のように聞きました。仕事先で、クルーが持ってくるカセットテープは必ず。部屋に集まってみんなで聞きました。その時のトランプ、ナポレオンは勝負がつかず徹夜になったことも。今もカラオケで歌います。

仕事を継いだ時、電車で聞くボンジョビのリヴィン・オン・ア・プレイヤーは気分を鼓舞してくれました。

主人がプレゼントしてくれたマイケルジャクソンのLPはあの甘くてキュートな声と研ぎ澄まされたダンスで…。

その時の感情によってハマる曲も違います。今から思うとたくさんの歌に助けてもらいました。

昨夜はいつものメンバーですがちょっと歌って帰ろうということになりました。新しく60代の女性も加わりました。みんなが歌うのは、安全地帯、ユーミン、中島みゆき、寺尾聡に尾崎豊、徳永英明。まだまだ懐かしい名前のオンパレード!迷うことなくどんどん予約します。

みんなその当時の若さにタイムスリップ。「糸」を聞いて涙ぐむ人、「ルビーの指輪」で失恋話。人に歴史あり!です。

やはり同年代。聞いていた曲も同じ。皆口ずさめる。「それ!大好き」タイトルが出るごとに誰かが手を打ちます。

あっという間の2時間。歌はタイムマシーンになってみんなをあの時に連れて行ってくれます。食事の時は「もう60」「年寄り」というワードが何度も出ていましたが、別れる時にはもうすっかり忘れたように足取りが軽くなったのは言うまでもありません。

今更ながらですが、「歌っていいなあ」と久しぶりに再確認した夜でした。

今日もいい日にしましょう!


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