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ジェットコースター人生 その42

復氏になって何が変わったか、何も変わらないような、180度違った生活は望めませんが、結婚するまでの姓名、その後、そして今。

呼ばれる名前で生活環境が違っています。

おのずとお付き合いもその時期の人たちがメインになりました。

何年か前に高校時代のグループと定期的に旅する計画を立てました。その前からランチなどで集まることもあったので、そのおしゃべりが宿泊という長時間になったということです。

すでに人生半ばの5人は、身の回りの環境も違ってきて報告方々その苦労話に耳を傾けます。みんな平たんな道ではなかったんだ。しかしその後3回ほどで消滅。恒例のランチは数人だけになりました。

あの学生時代、なんの苦労もなかった思い出は私の場合ですが気の抜けかけた炭酸水のようで頼りないけれどちょっぴり残っている刺激とほのかな甘みが後からやってきます。

早く大人になりたい。わいわい騒いでいて楽しいけれどどこかそれを外から見ている自分がいました。

そんな私の性格を見抜いていた人は多分いません。小さいころから争わずに付き合うことを身に着けてきたからだと思います。我慢もさほど苦にはなりませんでしたが、何しろ卒業したい。それが一つだけの確固たる気持ちでした。


やっと刺激のある毎日を手に入れることができ、この水の中で泳ぎたかったのだと思えたのがCA時代です。

本物に触れうことがこんなにも自分の心を揺さぶるのかと乗務の合間の外国で味わいました。半面、今までその良さを感じなかった日本のことが大好きになりました。

やっぱり私は日本人なんだ。いくらパリジェンヌの様子をまねてもミラノマダムのスタイルを盗んでもその国で育った人の考え方に同調しても本物ではありません。ましてや意見をハッキリ言える強い女性がモテるとは驚きでした。

日本にも強くて男前な女性がいたはず。それを抑える日本の歴史。

その中でも逞しく生きた女性を見つけることで日本の女性のあり方が見えてくるかもしれない。歴史に出てくる女性は縁の下の力持ちだったり男性を立てる内助の功。ヤッパリ歴史によって女性の立ち位置も違うようです。日本女性の本質を探りたいと思いました。歳を重ねても興味が沸いてくる自分にも驚いています。また楽しみが一つ増えました。




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