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ビンタでテンションを上げる人

リーダーや上司、もちろん親。

相手に伝えたいと思うことは同じでもその言い方で、テンションが上がったりだだ下がりになったりするのはなぜでしょう?

褒め上手という言葉があります。最初は効果があっても、乱発すると「あーもう分かりましたよ!」と嫌がられます。

叱咤激励の連発もうんざり!で頭の上を通過するだけ。

相手の気持ちを上げるとはなかなか難しいもの。

その気になってもらうのに営業なら契約数をリーダーなら育成を親の場合は勉強?のためにあの手この手で、お尻をたたきます。

自分からやる気を引き出す。あなたのやる気スイッチはどこにある?みたいに一人ずつ、それは違っています。

松岡修造さんのように、熱く叱咤激励で心に灯がつく人もいれば、無言で見守ってくれる人の方が実力を発揮する人もいます。

我が子でもどのタイプなのか親は迷いますが、大体やる気をなくす方法を取ってしまいます。

上司やリーダーも昔の自分の栄光を長々と話したとて、今の若者には響きません。

先日亡くなったアントニオ猪木さん。闘魂注入ビンタは今なら大問題!と思われるところが、なんと長蛇の列で、みんながビンタをありがたがる。それも思いっきりの!普通なら暴力だ!と騒ぐところですが、なんと縁起物になっているとか。

ビンタをお願いして「ありがとうございます!」というとは…。

中には感激して泣き出す男性。なんと女性もその列に並んでいます。以前国際線のCAが機内で闘魂注入ビンタをお願いして夢を叶えたとか!

なぜそんなに萎えた気持ちをビンタによって叩き直そうとするのか?

雑誌でビンタを受けた予備校生の話が載せられていました。

本当に受験を目前にして、もう失敗は許されないとわかっていてもどうしても気合が入らない。そこで1時間以上も並んで会場へ。とびっきり痛くって親にもたたかれたことが無かったのに…。ビンタの後、猪木さんから「誰よりも運が強いと思え!」と言われ号泣したそうです。

本気で向かってくれたその熱き愛情は生半可な説教より何倍も人の心を動かすようです。あとでかけたことばからもわかるようにその後の強烈な愛あるフォローは誰しもができることではありません。ビンタの強弱はその人を見て変えているらしい。

政治家としてもいくつか功績を残した有言実行のカリスマ。

やはり海より深い愛があっての応援であるから、相手にも響くのでしょう!

「元気ですか――!」元気があれば何でもできる。その通り!

ご冥福をお祈りします。

今日もいい日にしましょう!






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