元旦は静かに明けて

あけましておめでとうございます。

やっぱり何回言っても何度書いてもいい言葉ですね！今朝は穏やか。珍しく家族ずれやカップルが初詣でしょうか？坂を登っていきます。

日が変わっただけで世界が変わるとは少々大袈裟ですが、洗濯したての真っ白なシャツをたたむみたいに気持ちがいい！

何十回も迎えてお正月気分ではなかった時期もありました。本当に我が家の年明けはくるのだろうかと思う時もありました。

今年頑張れば来年は…。と自分に言い聞かせてようやくその暗闇が徐々に開けて今があります。穏やかな年明けを迎えています。

子供たちが巣立って私が先頭切って歩いたのはもうむかしのこと。それぞれの新しい人生を歩んでいます。

今年も娘は元気な子供たちを連れて里帰りしてくれます。車での長旅でさぞや疲れたであろうと思うのですが、やっぱりみんな若い！ニコニコとした顔をインターフォンのカメラに近づけて「のりちゃーん、きたよー！」と甲高い孫の声。

ドアを開けたとたん、いつもの家にパワフルな空気が吹き込まれてきます。
今年はどんな風に鳴らしてくれるでしょうか⁈ちょっとはお兄ちゃんになったかな⁈

この日にいつもありがたい！と思うことがあります。
娘一家がうちに着くまでに遠回りして、主人の眠る墓に寄ってくれることです。

結婚したその正月から、二年後には赤子を抱いて、家族が増えて手のかかる幼児がいても、雪がちらつく日も、婿は会ったこともない主人にあいさつしに行ってくれるのです。

娘に尋ねると彼からの提案だそうで、いい人と結婚してくれたと毎年思う正月です。

年ごとに息子に娘にと託すことが徐々に増えてきました。繋げる家族がいることは幸せなことです。

彼らはきっと私が出来なかったこと、叶えられなかったことを簡単にクリアーしていくのでしょう！

今度は私が後ろから応援する番になりました。

皆様、今年もよろしく願いします！