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そこがスキ ニケと歩けば

ツンデレ、クール、わがまま。大体の柴犬はこう表現されます。
それを面白い、べったりしないところがいいと好む人もいれば「なあーんだ愛想ないなあ。ちょっと偉そうだし可愛くない!」と思う人も当然います。

柴の飼い主たちはどこか共通点があります。同じようにトイプードル、チワワ、ポメラニアンとかわいい小型犬の飼い主たちも似たタイプ。犬が飼い主を飼い主が犬を選ぶのかはわかりませんが、なんとなくピッタリなコンビが多いようです。

よく飼い主と犬は顔が似てくると言いますが、そういうふうに見ると「なるほどねえ」と思える場面に出くわします。以前私も似ていると言われたことがありました!そんなことある?と思いながらもなんだか嬉しいのです。

公園に集まっていても可愛いワンちゃんのグループはなんとも華やかです。
抱かれている子、小さなカートに乗っている子、そして可愛い洋服を着ている子など…。その中に入ると何とも…。

柴にはひらひらは着せられたもんではありません。あのオオカミを祖先に持つと聞くと納得できるし、太くてもっさりとした渦巻いているしっぽ。自分と飼い主だけを愛する堅物です。

その大事な尻尾は時計回りやその反対も。背中にはヘリが着陸したみたいな浅い場所があり背中には蓑毛、ちょっと三角形のマフラーをしているような毛の生え方はあんまり首輪は似合わないし、フリフリなんぞ着たならお笑い一直線です。だいたい毛の短い柴が多いですが、ニケは小さなころからふさふさでした。「ポメラニアンですか?」とよく聞かれました。最初送られてきた生まれて30日目の写真はチャウチャウみたいで。兄弟姉妹との集団生活でしたが、いつもみんなを遠くから見て寝そべっているとブリーダーさんから動画が届きました。かと思えば食事はいつの間にか一番で…。このころからマイペース。ちょっと私に似ているところに親近感が持てて迎える日が楽しみでした。

おしゃれは不要の犬だと誰にでもわかります。ニケは家の中はヌード状態。首輪もハーネスもなしで。外出時に装着することで準備OK!となります。

飼い主はみんな承知の上。柴好きの多くはその思うようにならないようでもたまに甘える上目使いや、薬を飲ませるのにてこずる飼い主を面白がるかのような真一文字の口。ブラシを見たならゴロンと寝転んでそこそこ!こっちの背中辺りもと向きを変えては気持ちよさそうに目をつむりしぐさ。

今朝も錠剤はあえなく器の外に飛び出していて、私との知恵比べです。

昨夜のカミナリ豪雨の影響か鉛色の空が重そうで、湿った空気を察知したのかご飯を食べると塩対応のニケはさっさと二階に戻っていきました。

こんな何でもない一日の始まりも私にとって大切な時間です。
今朝はちょっと甘いカフェオレを作って…。

今日もいい日にしましょう!



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