仲人の仕事　　勝手な期待

「会員名簿の中にお見合いしたい人がいない!」

パソコンをスクロールして「探しますがなかなか見当たりません。」と言いますが…。

勘違いしやすいのは出会い系アプリではないこと。自分好みのタイプの恋愛相手を探すのではないのです。真剣に結婚を考えている人です。

女性なら男性の年収や住んでる地域！（これが重要ポイントとは）そして身長がベスト3です。

男性はまず写真でときめく人…。たまに身長（自分よりは低くあってほしいらしいです。）期待して探したのに…。この勘違いをまず改めないとこれから先何年かけても難しいと思います。好みの人であっても相手からのお見合いのお断りもあり得るのですから。

「高嶺の花」と言う言葉があります。学歴、外見、収入が見合っていなくても猛烈にアタックして成就することもありますが、お見合いではちょっと難しいかもしれません。確率は低いです。

「いいころ合いの人」とはちょうどいい距離であまり背伸びしなくてもいい相手のことです。

自分自身への評価は本当に甘いのです。なかなか回りはそれを指摘できません。本当は自分でもわかっているので指摘されると凹みます。

　運よく交際になると相手のことをもっと知りたくなります。

しかしこれからの長い人生あんまり相手に期待するのは考えものです。知ろうとし過ぎるのもすぐには無理なこと。

期待とは勝手に思い込むことでだんだん自分の理想像を作り上げていくことです。「そうであってほしい」から「きっとそうだ、そうでないと困る」となって実際とは全然違う人物像を当てはめてしまいます。自分の思う通りの行動や言動でないとそれに落胆して困ったものです。

思った人と違うとなって交際終了となりますが、理想どうりの人とではなかったけれどこんな面もあるんだと受け入れる器があればうまくいくケースも多いような気がします。

もうすぐプロポーズされるかもと言うところまで来ている女性がいました。
「このクリスマスは期待できそうです。」とラインが送られてきました。

ところが告白されたことは今のエリート会社を辞めてこの暮れに起業しようと思っていると聞かされたとか！

カミナリが落ちたほどの衝撃と言っていました。描いていた未来と違う！それは年収の高さや、エリートという肩書に惹かれていただけだったのかもしれません。

「ちょっと充電期間を置いてまた頑張ります。」と言ってきましたが、今回のことが彼女の考え方に少しでもプラスとなる交際終了だといいのですが…。

「無理は禁物！」と短くラインしてしばらく様子を見ることにしました。

今日もいい日にしましょう！