郷土料理は　いい思い出ばかり

関東と関西。味の違いがたまに話題になります。
関東の蕎麦の出汁が真っ黒でしょっぱいだの、京都の味はうすくて物足りない。
大阪はだしの文化で昆布の味が…うまい！と、やはりこの分野でも郷土愛？の身びいき。小さなころから馴染んでいる味というだけなのですが…。
イコール母の味となるから余計に比べたくなるのかもしれません。

私も初めて東京の蕎麦屋に入った時の衝撃は忘れられませんでした。
また名古屋の味噌煮込みうどんも「まだ湯がけてませんよ！」と言いたくなるほどの麺のかたさでした。それがいいの悪いのではなくてご当地の味。話が盛り上がるいろんな郷土料理は機会あれば食べたいものです。
　以前は出張でいろんなところに出向きました。「神戸の会社」というブランドは実力以上の評価をいただいて遠くは札幌まで…。日帰りではなく1～2泊するのですがその地の担当の方が美味しいところに連れて行ってくださいました。もちろん札幌は海鮮！カニ、イクラ、ウニ、ホタテ。ジャガイモ大好き！なので送ってもらいましたが、どうも現地でいただいたのとはお味が違うような…。
　地酒に始まり郷土料理は皆 美味しく、良い思い出ばかりです。
秋田のハタハタは卵が詰まった塩焼きで、夢にまで見た？きりたんぽ鍋は鶏のだしで寒い日の何よりのごちそうでした。サクランボがざる一杯でなんと安いこと。
長野はやっぱり信州そば。ついでに松本城を見て五平餅も大好きになりました。山菜やアユの塩焼きもほろ苦くて地酒がよく合います。
名古屋はやはりひつまぶし。ちょっと奮発してお昼にいただくと少々の罪悪感もあり、午後からの商談に精を出しました！
京都は上品な薄味で…。それより京都の人との会話がなかなか骨のあるものばかり。はっきり言わない奥深さに戸惑ったり探ったり。
大阪はお好み焼きですが、ソースのにおいが服についてはと仕事中は封印です。食い倒れの街は何を食べても美味しい！
　同じお好み焼きの広島はキャベツのたっぷり入ったヘルシーフード。生ガキは濃厚で海のミルク！ぴったりの表現。
福岡は馬刺しで歓迎していただきました。とれとれのサバや、イワシも美味しくて、中洲の屋台はコップ酒。
　鹿児島　お土産にとさつま揚げをいただきました。見かけによらずずっしりと重いそれは輪切りのニンジンやごぼうがポン！と入っっていて少し甘めで大根おろしによく合います。
九州はどこに行っても焼酎をいただきました。芋あり麦ありで私は「木挽き」という麦焼酎が大好きになりました。
　美味しいお料理に人情厚いご当地の人との関わりはいつまでも心に残るいい思い出です。
　さて神戸に来られたお客様はやはり神戸牛でおもてなしでしょうか？
また落ち着いたら日本のいろんなところに旅をしたくなりました。傍でニケが「私は？」と言いたげです。
今日もいい日にしましょう！