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何とかなるよ。諦めなければ

四面楚歌という言葉,久しぶりに聞きました。

絶体絶命、八方ふさがり…。そう思い込んでいる人の顔が思い浮かびます。その人はもちろん笑顔ではありません。なんで自分はついていないのだろうと、しかめっ面。どうして私だけ!負のオーラ満載?!です。もともと生真面目な性格で、なんで?と思うようなことにいつまでもこだわっています。

あてにしていた仕事が没になりイライラ、年齢を感じて思うようなおしゃれが出来ないで凹む。上司はA子さんばかりひいきする。すべては思い通りにならないことで勝手に箱の中に自ら入って籠っているようなものです。

人のせいにしたり、環境のせいにしがちですが、ちょっと見方を変えるとなんだこんなつまらないことにイライラしていたのかと気が付くはずですがなかなかそうはいかないようです。。

一時期の私はまさに八方ふさがり、小さな子供に相談するわけにもいかず、何とか今の状態を切り抜けるためにともがいていました。土曜日の朝、何気なくつけたテレビ。

もう子育てするという年齢でもなくなったこどもたち。関係ない内容に思えましたが、チャンネルを変えるのも面倒で、静かな部屋より何か音が聞こえてほしい。気を紛らわせてほしいとそのままにしていました。

当時、仕事に悩みながら解決策を見つけるのに四苦八苦していた時です。こちらから積極的に聞くわけでもなく、ただ児童文化研究家の吉岡先生ののびのび子育て、悩まないでお母さんという内容の話を聞いていました。

「お母さん!育児に疲れて、身も心もズタズタ、相談する人もいないね。夜泣きする子の横で一緒に泣いていませんか?」と優しく語りかけてきました。

「夜泣きする子はいないけどね」と一人突っ込みをしている自分に「まだ大丈夫だわ」と安心したものです。

「四面楚歌」って言葉知ってる?

「四方壁に囲まれて出られない状態。でもね。天井は空いてるよ!それに気が付けばいつでもそこから外に出られる。絶体絶命はないからね!」と言われました。「思ったより周りの壁は低いよ!」とも。いつかは子供たちも大きくなってそんな日が懐かしくなっている今の自分に気が付きました。

子育て中のお母さんに投げかけられた言葉でしたが、体の中に小さな稲妻が走りました。

「そうだ、まだまだ諦めている場合じゃないわ」なんとなく頭が軽くなるとしばらくしていろんなアイデア、解決策が、シャボン玉みたいに生まれてきました。はかない泡玉ですから、ふわふわ飛んでは消えていきます。

その時のことは今でもよく覚えています。

きっと頭の中がぐちゃぐちゃになっていたのでしょう。疲れ切っていたのでしょう。そこに天井は空いてるという絵が浮かんで風通しがよくなったのです。そのさわやかな風がほほを優しくくすぐってくれたような気さへしました。

なんでも思い込みで自分を閉じ込めがちです。出来ない、どうしようと。薄っぺらい感情の中で泳いでいたのでは何の解決策も生まれません。

壁だとばかり思っていても推してみると扉だってこともある。

また何とかしようという気概があれば扉にすることもできるということです。

成功する人はあきらめない人だと聞きました。また何とかなるさと言う気の持ちようも大切なようです。

それに「ひつこいね~。」と親にあきれられる子供は案外大物になると父が言ってました。

諦めないと言っても何もそればかりに集中して力任せに押し進むにではなくて、ある時は正面から、また側面からはたまた背後からいろんな方法を工夫して知恵を絞ることも解決の糸口になりそうです。

諦めなければ道は開ける!ですね。

さあ今日もいい日にしましょう!


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