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50歳はいい年代

50代 60代 そして70代での久々の飲み会でした。
それぞれの近況報告は楽しくもありちょっぴり哀愁を帯びた?ものもありで
人はどこまでもそれぞれの川を下っているんだということを思い知らされました。

それは十分にゴロゴロと尖っていた石を丸く小さくして、穏やかな流れになりました。

もう岩場からの湧き水であった頃の狭いところや急勾配を通るときと違って激しい水しぶきも上がりません。あの時の勢いはすっかりおさまってゆったりとした流れになっています。

6人は 子供が高校生、中には小学生高学年の母親や、結婚を控える娘の父親。孫2~3人がその他と、母親、父親の役目をそろそろ卒業の人たちで、話題は尽きません。

ひとり独身の50代。パートナーはいるものの仕事や健康面で悩んでいます。
営業の仕事がうまくいかず、この春に退職を決めたそうです。上司とうまくいかない。成績が上がらない。体調が悪いとあるあるの三拍子。

それがトライアングルとなって、いったい最初の綻びがどこにあったのかもわからなくなっています。

まずは上司のパワハラ!ときました。どこまでが許される𠮟咤なのか、許されない言葉の暴力かは彼女からの話だけでは分かりませんが…。

もう営業職はこりごりだそうで次に何をしたらいいかとみんなに尋ねます。
「何がしたいの?」「フルで働けて有休もあって、土日祝は休み。福利厚生のしっかりしている会社!」みんなそうです。条件のいいところで働きたいのは…。でも答えにはなっていません!
資格は何もなく、「得意は?」自分でもわからない!
一人が言いました。「面接に来て同じような2人なら30代が採用となるのは当たり前。よっぽどのセールスポイントがないとむずかしいね!」ごもっともです。
仕事での年齢。ハードルの高さは紛れもない現実です。

お金のために働くのか、生き甲斐のために働くのか。
ほとんどの中高年は生活のためにいまだ働かないと食べていけないと聞きました。
それなら少しでも時給のいいところ、体裁や、プライドは過去のものとして一つのコマになるより仕方がないのかもしれません。

生きていくためのお金は不可欠です。仮に自分の意にそわない仕事内容、職場であっても自分の生きがいはきっと違うところで見つけられます。

まだまだ50歳。もう50歳!どちらも彼女の手の中にあります。
今からの10年はとても重要です。彼女の決断を見守ることにします。
誰かが助けてくれるのを待っている。残念ですが誰も助けてくれません。
本来ならそろそろ助ける側に立つ年代。いろんな経験がやっと熟成されてその人を味のある人間にしてくれるころ。私は心身ともに一番充実した年代だと思います。

遅くはないけど、早くもない。第二のスタート地点にいることだけは心にとどめてほしいと思います。
 別れ際、ちょっとすっきりしたようでしたが決めるのは彼女自身。みんなで応援することにしましょう。
覚悟をもって決めたなら、「手遅れ」という言葉は死語になります。
今日もいい日にしましょう!







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