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結婚相談所ニケクラブ

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仲人として婚活を通して一緒に成長出来たらいいなあと思い書いています。婚活に悩んだ時ひと休みして読んでいただけたら嬉しいです。
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#自分

仲人の仕事 一足早い春

有り難いことに会員3人にお申し込みがありました。 「待てば海路の日和あり」ではありませんが、一人の女性会員は停滞気味のところの朗報。。 こんな時はヤイヤイいうのも良くないし、もともと、本人主導の相談所なので、水面下で動いてはいても静観を装っていました。小さくガッツポーズを私が取ったのは秘密です。 最近は女性だけにとどまらず、みんな周りからアドバイスめいたことを言われるのを嫌います。 かと言ってちゃっちゃと自分で決められるかと言えばそうではなく、助けを待っている!というち

仲人の仕事  自分の中の理想

婚活をしている男女はもっと積極的にお見合いをすると思っていました。 が、案外感情の浮き沈みがあります。やる気のある時とない時が極端です。そんなときは静かに見守るしかありません。やる気が出たところを見極めるのも仲人の仕事です。お尻を叩いてばかりでは余計に落ち込みます。自分がこんなものか?とがっかりします。お互い様ですけれど! 女性の場合は他人(友達、姉妹)とのライバル意識がかなりあります。 友達のお相手より何か一つでも勝てる?人でないと困るのです。アクセサリーのように考え

仲人の仕事  やめといたら?

自分で適齢期ではないと焦って婚活崖っぷちと言っているアラフォーの女性がいます。 真面目で堅実な両親の下、優等生に育ちました。何の苦労もなく大学を卒業して…。 母親も兄二人はすんなり結婚したので娘も同じように早い結婚だろうと覚悟していましたが、なかなか決まりません。 その要因の一つは占い。 たいそうよく当たると評判の先生らしく、遠くからも占ってもらいにやってくるとか…。 ハッキリ「こうしなさい!」「この人はあなたを不幸にする!」と指示してくれるので、そんなしっかり者の彼

仲人の仕事 母親の心配

半年前に入会した男性会員の母親から電話がありました。 両親とも40歳半ばを過ぎた息子の相手探しに本人以上に焦っている様子で、月に一度伺うと、何とか早く決まってほしい!から誰でもいいから…。と本人は置き去りで私に発破をかけてこられます。 近隣の、初婚の、あまり学歴に拘らない素直な人ならということですが、20人に申し込んで返事があるのはひとりあればいいほうでなかなか組めません。こちらではだいぶ地域を広げて、年齢やもろもろも修正してきました。 本人が相手を30歳半ばと決めていて

仲人の仕事  勘違い

「自分に自信がありますか?」と聞くと婚活中の男女の答えはNO!です。自信があれば結婚相談所に来ることはないと言いたげです。 自信というのは、学歴とか仕事がよくできるとか見た目がいいということではないのですが、それを指していると思い込んでいます。 人と比べて自信があるのは本物の自分ではありません。もしすべてを失ったときに裸の自分を肯定できるかということです。人生山あり谷ありですが、谷底にいる時、自分はこんなものではないと思えるか。自分を励ますことができるかということです。

仲人の仕事 常識と非常識

何が常識で何がそうでないか。最近ますますわからなくなってきました。 最近はいろんな考え方や捉え方があって一概に「それっておかしくないですか?」とくくれなくなっているように思います。常識ってある意味多数決のようなもので、それをマナーと置き換えることが出来ない場合もあります。 巷では親の常識が子供の常識となっているので社会に出てからその非常識に悩む若い人がたくさんいます。親、特に母親と仲が良過ぎて二人の世界感が出来上がっているからかもしれません。 その人の常識は経験と深く結

仲人の仕事 恋愛と結婚

異性に対する好きという感情は「この人と離れたくない」「自分だけのものにしたい」というエゴからくるようです。 この感情はなかなかコントロールができなくて強ければ強いほど相手も自身も苦しめることになります。 またその気持ちは残念ながら長くは続きません。恋愛でそれを経験した方も多いでしょう。必ず消えていく運命ですがそこは理性で我慢してしまいます。長年結婚生活を送ってきた人でまた生まれ変わってもこの人と一緒になりたいと答える人は稀です。あの好きという感情はどこに行ったのでしょう。