『方舟』 夕木春央
だいぶ前に投稿したつもりがぬかってた!!
3月に読んだ本の感想は全然記録されていない。
やっぱり読んですぐ何らかメモをしておく方がいいなと思う。
と同時に少し時が経ったからこそ頭がまとまるような気もする。
ややネタバレ気味? そうでもないかな? な感想です。
*
友人に誘われて山奥にある謎の地下施設に足を踏み入れた語り手たち。
そこで彼ら六人と山で迷っていた見知らぬ三人家族が一晩を共に過ごすことになるが、地震の発生により地下に閉じ込められてしまう。
一つわかっている脱出の方法があるのだが、実現するには一人の犠牲がどうしても必要になる。
どうすべきか思い悩む中、施設に誘った友人が殺害されてしまう。
という、密室ミステリー。
犯人は誰なのか。彼らは脱出できるのか。この施設は何なのか。
謎に導かれてノンストップで読み進めた。
最後に驚く展開があるのだが、殺人の残虐さ、施設の奇妙さなど、そこここに散りばめられた悍ましさに似つかわしい、何とも……なもので。
語り手と共に叫び出したくなりましたよ。
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