1/22 『侍女の物語』読了
あまりにもスローペースなため、推敲の進捗思わしくなく。今日までで22ページ。来週は一日5ページ以上は進めないと間に合わないぞ。
ということで、一月中の日記は不定期になりそう。です。
『侍女の物語』
『侍女の物語』読了。続編の『誓願』に突入。24返却なんだけど、間に合わないな。
今回も自分用メモ。
オブフレッド視点の物語が終わり、最後にどう言う構造の世界だったのかが語られる。この世界で最後まで自分自身に対して責任を持ち続けることができた人はいたんだろうか。「**に属するもの」と言う意味でのオブ〜〜と言う名称で呼ばれる<侍女>たちはもちろん、他の女性や男性も。
オブフレッドとはつまりフレッドに属するものってことなんよね。
今ある社会のルールの中でもがくオブフレッドは、どんなに出し抜こうとしても結局飲み込まれてしまうように感じる。なにも信用できないなら、利己的になるほかない。
自分を信じて戦うモイラもボロボロになり、結局その社会の枠を壊すことはできなかった。
<侍女>とは憎み合うしかない<司令官>の<妻>
<侍女>を支配する<小母>
女同士が憎み合ったり手を取り合えない仕組みになっている。
女が罰を受ける仕組みになっている。
最終的に死と辱めを恐れたオブフレッド、それを免れたと知った時のこの祈りにたどり着く。
自分を捨てて人の好きに使わせる。そうしてどうにか存在を許してもらおうとする。そういう惨めな生き方をせずに済む方法がわからない。
どんなに抵抗しても結局、むごたらしく死ぬか、自分自身を放棄をするかのゴールに辿り着く。渦中にいるとそれしか見えないから。
オブフレッドのこの引用部分の感覚に共感してしまう自分がいる。
他にもあまりにリアルで抜き書きしておきたい言葉がたくさんあった。
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