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【ブックレビュー】トップ5%社員の習慣




 本書は書かれている内容としてはよくあるビジネス書に近いものが多く感じました。しかし、本書は他のビジネス書とは違うものがあります。それは数値に基づいた根拠です。多くのビジネス書は優秀な筆者の仕事術や成功している大企業の取り組みなどが根拠になっていることが多く感じます。


 本書の場合はタイトルの5%社員からもわかるよ様に、多くの数字を根拠に仕事術が述べられています。例えば「私は会社中を走り回って、足で稼いだからうまくいった。だから君たちも足を使いなさい。」と言われるよりも「上位5%の社員は残り95%の社員より、14%も歩数が多かった。自席で仕事をしている時間は2割未満の人も5%社員の半数もいた。よって、自席で黙々仕事するよりも、現場、他部署の状況を足で見る方が、成長につながる」と言われた方がしっくりきますよね。

 そういった点から本書はビジネス書ではなく、一種の学術論文のようにも感じました。

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