見出し画像

「おいで、おいで。」

2024/02/05(月)
今日、勤務先の小学校に着いたら、職員室がガランとしおりました。
お休みの先生が12名。

コロナ、インフルエンザ、体調不良などでお休みが多数。

私の直属の上司もお休みで、朝からバタバタでした。

そんな中、イレギュラーな対応があり、そこで気づきがありました。
なので、メモとして記録していきます。

とあるクラスの補欠に入ったのですが、入った途端、とある子どもに威嚇されてしまいました。

そこで叱ってしまうと良くないと、判断して、その威嚇は無視しました。
その後は、その子どもの近くをうろうろしたり、ちょっとちょっかいを出してみたりと、反応を伺いました。

子どもが隙を見せたタイミングで、子どもを観察して得た情報から、子どもが興味があるであろう授業と全く関係のない話をして、距離を縮めました。

子どもの興味ある話をこちらからするのは「あなたを見ている」証になります。
子どもはそれを本能で感じ取るのでしょう。少しずつ、心を開いていきます。

ここで、心を開いてきた時、一気に距離を詰めずに、一度引きます。
次に子どもから距離を詰めてくるタイミングが必ずくるので、そのタイミングを待ちます。

そのタイミングを逃さずに、距離をさらに詰めてると、良好な関係を築くための基盤のできていきます。

今日も上記の流れで良好な関係を築くための基盤を行いました。

その後、雪が降ってきて、その子どもがベランダに出てしまいました。
あぁ、出てしまったと思いながら、ここで叱ってしまうと今までの努力が水の泡になると思い、

「おいで、おいで、こっちに戻っておいで。」

と、伝えると、すんなり戻ってきてくれました。
その後に、「もう出ないでよ。風邪ひいたら、どうするの。心配だよ。」とも伝えいました。

子どもの顔は、にこにこでした。

今の子どもは、何を信じて良いのか分からないのだろうなと感じた。
情報が多すぎる。そして、その情報が真実なのか分からず、翻弄されてしまう。

生きていくための判断に迷う。

手の届く範囲の子どもをにこにこにしてこう。

ニカイドウ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?