お勉強347:術前ケモICI まとめてみた

術前ケモ+ICIを比較してみる

とりあえず、知りませんでしたがKN671でもEFSはmetしていたようです
https://www.merck.com/news/merck-announces-phase-3-keynote-671-trial-met-primary-endpoint-of-event-free-survival-efs-in-patients-with-resectable-stage-ii-iiia-or-iiib-non-small-cell-lung-cancer/

ただ、僕の知る限り学会発表はありませんので、
今回発表された(私はno markだった)Neotorch試験が
EFS+でしたので、それも含めていろいろ個人的にまとめようと思いましたので
まとめてみます。

まずは、Neotorch試験の結果など
https://dailynews.ascopubs.org/do/toripalimab-plus-chemotherapy-neoadjuvant-adjuvant-settings-improves-efs-vs

https://clin.larvol.com/abstract-detail/ASCO Plenary Apr 2023/64539430/311833
https://twitter.com/DrewMoghanaki/status/1650268797411164161
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/202304/579402.html

とりあえず、表にしてみた


一応EFSの中央値などは出ているが、比較はHRがいいと思ったので
HRを出してます。NDIM IIは2:1割付
IIIB(おそらくcT4)を含むものと含まないものがあり。
アジュバントはケモを入れるものと入れないものがあり
NADIM IIはかなり両群に偏りあり(cT4の割合がだいぶん違う)

一応結果がでているIII相は全部EFSの延長を示しています。
データ的には今回のNeotorch試験が一歩リードの印象
(新しいICIだから?)
アジュバントのICIの価値は今一つよくわかりません。

どちらにせよ、これからCM以外のデータも論文化されるでしょうし
いろいろ比較検討が進む可能性はあります。

multiple N2の割合があまりわからないことや
切除不能がだいたいどれも10%ぐらい出ている
(あまりcT4を含んでいても差のない印象ですが)
ことも踏まえてPACIFICとのすみわけ、使い分けが
気になるところです。
おそらくしばらくは術前ケモ+ICI→手術
が世界的に進められ、リアルワールドデータが
出始めてからもう一度再評価、という感じですかね。

参考推奨
https://note.com/nijuoti/n/na9c49e6d08fc
https://note.com/nijuoti/n/ncada27184d9b
https://note.com/nijuoti/n/ne5d18b3090ae
https://note.com/nijuoti/n/nb1cb1340c4c1
https://note.com/nijuoti/n/n512db6746dcf

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