お勉強166:肺がん周術期ICI

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/report/202106/570845.html

これを踏まえて。
肺がん周術期ICIの話

今回のASCOでIMpower010
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/202106/570605.html
がポジティブの結果となった。
https://twitter.com/APassaroMD/status/1401511038391095300

まぁ、要するに手術後ケモして
アテゾを使うとPD-L1≧1%なら
DFSが伸びますよ、という話。
ただITTで全患者(PD-L1陰性も含む)では
事前基準を満たさず、

これは
https://twitter.com/APassaroMD/status/1401521410632192002/photo/1
のように、PD-L1の発現で効果にかなり差があるのが
原因のようです。

肺がんでICIがクロスオーバーなしなら
DFSが改善すること=OS改善ですが…

再発してからICIが使えたかは気になります。

肺がん周術期ICIは

https://twitter.com/CharuAggarwalMD/status/1401889177038319617
https://twitter.com/CharuAggarwalMD/status/1401899998015483906

と群雄割拠状態で、どれがどのような作戦でどのような群に
使うようにさせるかが、今後の課題となりそうです。
ここにきて、
肺癌ICIの中で一番立場が微妙だったアテゾが、
PD-L1≧1%なら術後でエビデンス出してきて
これから肺癌ICIはますます混沌としてきそうです。

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