巡り巡る、ミッフィー展|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#32
帰り道、ちょっとだけマスクが苦しくて、近くに人が居ないしとマスクを取りました。
もうこんな匂いがする時期か。
秋の始めの夜の匂いが漂っていました。
放っておいたら、今年は嗅ぎ逃していたような気がしました。
どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんちんじゃないような気がしました。
先週、二人は、なんとか滑り込みでミッフィー展に行ってきました。
ミッフィー展は、昨年7月、まさに今年に延期となったオリンピックの開会式予定日より、東京銀座にて開催されました。
約2週間の展示を終えてからは、神戸や福岡など全国の会場を巡り、今年7月、立川にて再び東京での開催が実現されました。
1年前、銀座会場のミッフィー展を初日に訪れた二人は、今年、立川会場を最終日に訪れることとなりました。
さて、1年ぶりに訪れた立川会場、展示された原画は前年の銀座会場と同じでしたが、数々の工夫が成されていました。
特によかった点を3つご紹介。
・66のおはなし
展示のキャプションが、工夫されていました。
今回の展覧会は、昨年、ミッフィーが65周年ということで開催されておりましたが、今年は66周年。
その66に合わせて、ミッフィーに関連する66のトピックスを元に展示が説明されていました。
解説は、元朝日新聞編集委員の森本俊司さんが書かれてます。
この方、『ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年』という本を書かれており、ご主人は、この本を熟読していましたので、信頼の解説だと豪語していました。
印象的だったのが、途中から色塗りを色紙にするため、線をトレーシングペーパーのようなものに書き始めたという話。(前の会場でも書かれていた気もします)
背景を知ってから、並んでいるたくさんの絵を眺めると、目の前のイラストたちの重みが変わってくるのでした。
・小さな箱
子供じゃなきゃ見逃してしまう、とても低い位置の展示も印象的でした。
成人だと脛くらいの位置にある、箱。
ブルーナカラーで彩られた小さな箱には、正面にイラストつきの扉が。
屈んで開けてみると中にも素敵なイラストが現れます。
イラストの配置の意図はわからないものもありましたが、腰を低くして扉を開くと、童心に帰ったようで、また新鮮な気持ちでミッフィーを眺めることができるのでした。
・うさ耳コーナー
参加型のコーナーもありました。
展示作品『うさこちゃんとふがこちゃん』に合わせて、うさこちゃんに憧れる、我々参加者がうさこちゃんになりきれるコーナーです。
いろんな素材で作られたうさ耳が置かれていて、それをかぶることでうさこちゃんに成りきれるのです。
常に大混雑で、二人は少し時間をおこうとしたら、更に混雑。
しっかりと順番待ちをして、ふがこちゃんよろしく、うさこちゃんに成りきって写真を取りました。
前年の銀座会場は、会場のゲームを達成した時の景品で紙のうさ耳がもらえたっけ。
大盛り上がりの展示に大満足の二人。
一年前を思い出しつつも、一年前とは違った見方で、ミッフィー、そしてブルーナを愛おしみました。
展示の後は物販です。
残念ながら、最終日なので望みの商品は少なかったのですが、それでもミフィちゃんは、いくつか購入。
思い出をまた持って帰ったのでした。
一年前、このミッフィー展から帰ってきて、私ナインチェ・プラプラウスは誕生しました。
ああ、一年経ったのかぁと思うと何かと感慨深いものです。
帰り道、二人は、次のミッフィー展はいつだろうと話をしていました。
55周年から5年おきに開催されているようでしたので、普通に考えれば次は70周年、4年後です。
何だか、オリンピックみたいだなぁと思いながら、先のようであっという間なのだろうなとも思いました。
変化の激しい日々で、放っておくとただ時間に忙殺されます。
あれ、もう終わってたのと、大切なものを逃さないように、日々を書留ながら前に進んでいきたいものです。
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