見出し画像

いきつけたい|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#59

子供の頃見ていたドラマを久しぶりに見た時、自分よりずっと年上の俳優さんの自分より若い瞬間が映り妙な気分になります。
この人より自分の方が年下だけど、この時のこの人より自分は年上で、けどこの頃自分は年下で。
もうこんな歳か、とはっとなって、改めて若い頃との時間の流れ方の違いを実感します。
体感速度の違いは、未知のことが少なくなるからと言いますが、じゃあ日々未知の領域に踏み込んでいけば、体感長生きができるのでしょうか。

どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんちんじゃないのでしょうか。

先日、所用があり、ご主人が以前住んでいた街にふらっと行く機会がありました。
せっかくなので、お気に入りのお店で晩御飯を食べることにしました。
「えいよう」という渋い料理屋さんです。

このお店、ご主人が実際に住んでいた頃には行きたくても中々タイミングが合わず行けてませんでした。
しかし、引っ越し直前に初めて行けて、二人とも大感動。
近くに寄るときは必ず行こうと決意していたのでした。

このお店の良いところは、まず内装。
壁面は打ちっぱなしで、中央の料理場を囲むようにカウンター席が配置されています。
料理場は、主に木で作られており、そこを囲むように洒落たお皿が並んでいます。
(こんなお皿が欲しいなぁと思っていますが中々見つからないものです)

自然に流れる音楽も雰囲気を彩っています。
USENやサブスクではなく、必ずCDから流します。

そしてもちろん料理が最高。
日によって違うメニューは、季節に合わせた素材が使われています。
この前食べた美味しいやつ、がないのは少し寂しいですが、一期一会を楽しむ大人の余裕が大切です。
慣れしたんだいつものお店に、したくてもさせてくれない、その新鮮さがまた期待につながります。

ミフィちゃんの前のおうちの近くにもお気に入りのお店があります。
チーズメンチが美味しい定食屋さんです。

割と新しめな店内ですが妙齢の夫婦が営むそのお店では、いくつかの定食メニューが並びますが、チーズメンチが絶品。
ご主人をメンチカツ沼にハマらせた唯一のメンチカツ屋さんです。

「いつもの」といって自動で出てくるようなお店はめったにないでしょうが、いつもここに来たいなと思うお店がいろんな街に出来てきました。
もしかすると、2回3回と来ているウチに最初の感動は薄れてきているかもしれません。
けど、その時々の違った気持ちや状況によって変化する味は、その時だからこそでオリジナル。
刺激的かどうかは、自分自身が決めるのかもしれません。

行きつけの料理屋さんが行き着く先に見える景色はどんなものなのでしょうか。
日々新しいものを吸収して、また一口。
いただきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?