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子供が勉強しなくて困っています

「子供が勉強しなくて困っています」という声をよく聞きます。

勉強しなくて困るのは後々に本人だからお母さんが困る必要はないのになあといつも思います。
そうは言っても学校の勉強についていけてるのか、将来どうなるのか、色々と心配ですよね。

私は一度も娘に「勉強しなさい」と言った事がありませんが、自ら勉強する子に育ちました。そう言うと「どうすればそんな風に育つのですか」とよく聞かれました。

勉強を“親に言われて仕方なくイヤイヤするもの”や“楽しくないもの”にしてしまうと子どもは余計に勉強しなくなります。

「勉強しなさい!」と言わないこと
ママ友の面白いエピソードがあります。
息子さんはせっかくいい高校に入れたのに、それから勉強しなくなったと。当然ながら成績は下がり、先生からも「こんな成績では部活動をしている場合じゃないよ」と言われたのでクラブも辞めてしまった。部活動を辞めて時間ができたので勉強するのかと思いきや家にいる間はずっとスマホを触っていて友達と話したりゲームをしていると。見るに見かねて「ちゃんと勉強しなさい!」注意をすると「お母さんがそうやってごちゃごちゃ言うから勉強する気にならないんだ」と逆ギレされどうしたらいいか悩んでいると相談されました。
私は話を聞いていて、こんな簡単なことはないと思いました。
「それじゃあ何も言わないで任せておけばいいよ。『今後一切勉強しなさいって言わないから勝手にしなさい』って言ったら?」と提案すると「言ったよ。もう何回も言ってるのに言うことを聞いてくれない。」と。。
私は思わず目がテンになり笑ってしまいました。
何回も言ったんだね~
「もう言わないからね!」って言っておきながら何回も言ったら“お母さんは自分の言ったことを守れない人”になってしまいます。お母さんが言ったこと守れないなら僕も守らなくていいになりますよね。
もしゲームをしていたら「楽しそうだね」と笑顔で一緒に遊ぶくらいの勢いでいいです。意を決して口出ししないと公言したらそれを実行した方がいいです。母の威厳がなくなりなめられてしまいます。
仮に勉強しないで最終的に困ったとしても自己責任です。それなりに生きていけばいいだけです。悪いことをせず、人に迷惑をかけないならどんな人生もオッケーです。


前提として“子供を育てる” ということは“その子が自立出来るようにすること、自分で生計を立てられ一人でも生きていけるようにすること”だと私は思っています。だからそれが自分の好きな職業で叶えば子供の一番の幸せだと考えました。

だから決して「勉強ができるように」育てたわけではありません。
職業選択の幅を広げるにはやはり最低限の勉強はできる方がメリットになるので自ら勉強するよう、私はちょっとおだてながら育ててみただけです。


あることが「自分の将来のためになるもの」と位置づけしてあげると親が何も言わなくても自分から勉強してくれます。
何でも興味のあることをとことん調べさせてみるのもおすすめです。今はインターネットが普及し有益に使えば便利な時代です。スマホはゲームばかりではなく有効に使って欲しい、どこにいてもスマホで調べものが出来る時代を享受して欲しいです。(パソコンで検索しているとパソコンの操作も出来るようになって一石二鳥です。)

初めにちょっと何かのとっかかりで何でもいいから興味を持って調べ出せば、解ってきてどんどん楽しくなって知らないことをもっと知りたくなるものです。
そうなると勝手に勉強してくれます。

そんなことを言っても「うちの子は言うことを聞かないし、本当に勉強しないんです!」と言っている人は、その発言を子どもに聞かれてしまったことはありませんか?
聞かれたとしたら、子どもはラッキー!!です。
何故かって?
“私(僕)は言うことを聞かなくていい、勉強しなくていいんだ(そんな子だって母が認めているから)”って思っています。
子どもって“勉強がキライ”じゃなく「勉強しなさい!」って言われるのがキライなんでしょうね。


しばらくはガミガミ言わずに我が子を信じて笑顔で見守ってみて下さいね。

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