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[にじさんじ]リゼアンやっぱり終わってた

<2020年の09月頃までリゼアン最推ししていた人間の妄想たっぷりの内容です。暇つぶし程度に生暖かく読んで下さい。>


・リゼアンの現状

 2020年11月22日、アンジュ・カトリーナさんのツイートによって猫を飼うタイミングで引っ越していたことが報告された。これによりリゼアンが終わっていたことがかなり濃厚となった。元々家族から「なにかあった時に直ぐに駆けつけられない」という理由でVR東京行きを反対されていたリゼ・ヘルエスタさんは「アンジュさんが近くに住むなら」という条件で許可をもらったと語っていた。つまりアンジュさんが現在近くに住んでいないとするなら、その前提条件が崩れてしまうことにもなり、リゼアンがコラボしてなくてもてぇてぇだった大きな理由の1つ「家族ぐるみの付き合い」が無くなっていることを意味する。

 11月26日のアンジュさんの配信では、備え付け防音室完備の小規模物件から大きなマンションに引っ越しし、インターネット環境・ペット可、などの条件に一致する物件を探すのに苦労したことなどを語っていた。リスナーに指摘されてリゼさんとの距離を曖昧な表現で補足したが、リゼさんの近くという条件が絶対のものなら一番初めに出てきただろう。それは身バレには繋がりようがない積極的に言っても構わない情報だ。そもそも以前通りのリゼアンなら猫を飼うのに適した物件を一緒に探していただろうし、リゼアンてぇてぇな報告はリスナーに歓迎されるので隠す必要もない。つまりはそんなことは一切なかったと言える。

 こうなってくると、そもそもVR東京引っ越し当初からそういう関係があったのかも怪しくなってくる。「なにかあった時に直ぐに駆けつけられる」という条件を考えると同じ路線上の隣の駅、または徒歩30分ぐらいというイメージになっていたが、ヘルエスタ人の感覚で考えると東京23区の右端と左端でも近いと言えてしまう。この場合、嘘はついていないとしてもてぇてぇ話ではない。場合によってはVR東京へ引っ越してきた当初から相当の距離が開いていた可能性が出てくる。前回引越し時にお互いの住処の距離に関して、昼にラーメンを食べに行こうと誘える距離、のような表現があったと記憶しているが、それこそ朝9時に誘えば東京23区内全域が対象になってしまう。ヘルエスタの実家の時よりは近いというだけで、近くに住んでいるという話自体がリスナーが考えるほどてぇてぇ話ではなかった可能性がある。

 この現在の住まいの距離や関係が解かる話がリゼさん側からもあった。12月03日にリゼさんのお住いのネット回線工事でトラブルがあり配信が約1週間出来なくなった。メンバーにまだ入っている知り合いの話では急ごしらえの無線環境でメン限の配信テストをしたが、結局使い物にならなかったらしい。更に12月09日には解消するはずだったのが、想定外の設備トラブルで更に延期することになったと11日にもTwitterで報告している。配信のために運営にスタジオを借りられないか聞いているという話だったのだが、「近くに住んでいるはずで、仲が良いはずのアンジュさんの家で配信すればよいのでは?」と疑問に感じた人も少なくないだろう。

 結局リゼさんがアンジュさんを頼らなかったことで、気軽に行ける距離か関係、またはその両方が今は無いことが確定してしまった。リゼさんが「回線が使えないなら配信出来なくてもいいか」というタイプの配信者ではなく、少しでも見てくれる視聴者のために、と考える真面目な性格をしていることから考えても、この推測はほぼ確定と言えてしまう。つまりは配信に必要な機材を持って移動するのが困難な距離があるか、アンジュさんを頼るぐらいなら配信に穴が空いてしまう方がマシだと考えるぐらいの関係になっているということだ。残念。

・何時終わっていたのか

 私の見解としては、やはりリゼアンWeek中というのが最有力だ。一緒に暮らしてみて決定的な価値観の違いが見えたのかもしれないし、もっと別の事件的なことが起こっていたのかもしれない。何が原因かは一先ず横に置いておくとしても、少なくともWeek後から急激にコラボが減っているのは事実であり、コラボ減少の切っ掛けがWeek中に起こっていたのは間違いないと断言出来る。つまりもう1年以上前に終わっていたのだ。

 リゼアンWeekで関係に亀裂が入っていたと見る場合、中国へ一緒に行くはずだった件とVR東京への引っ越しにまつわる話がやや引っかかるが、中国行きに関するアンジュさんの失敗話は脚色されたものだろう。海外へ行こうとする人がパスポートを取り忘れるなどあるはずがない。むしろそんな失敗をしていたらそれが原因で不仲になりかねない。また当時のアンジュさんは実家ぐらしをしており、中国旅行の話があったとするなら両親にも話してあるはずである。雑談でたまに話題になるような仲の良い家族であるなら、両親からアンジュさんへの注意もあったはずだ。それでも取り忘れるようなことが本当にあるだろうか。さらに後日行われたさんばかコラボ中、アンジュさんは中国旅行の計画に関して問われた際にほとんど答えられていなかった。つまりそんな計画は存在しなかった可能性がある。

 引っ越しの話はリゼアンWeek前に決まっていてもおかしくはない。リゼアンWeek自体がお試し同居との発言があり、その計画の時点で引っ越す話はあったのだろう。そしてこれも重要視しておくべき部分だった。リゼさんは間違いなくリゼアンWeekのことを「お試し同居」と言っていたのだ。つまりVR東京に引っ越した時に同居していない時点で、リゼアンWeek中になにか起こった証拠の1つと言えるのである。なおVtuber同士が同居するという話は今となっては目新しい話ではない。

 ちなみに「にじさんじwiki」のリゼアンのページを参考に見ると、2019年中の2人のコラボの総数は34回となっているが、リゼアンWeek後の8月~12月の回数はたったの4回で、そのうち2回は案件だ。2020年は1月~12月中旬過ぎまでで4回しかなく、明らかに異常な減り方をしているのが分かる上に、減少スピードは加速している。リゼアンWeekが回数を稼いでいるとしても、それ以前までは月に3~4回のコラボがあった。こうやって冷静に見てみれば理由は憶測の域を出なくとも、リゼアンWeek中になにか問題が起こっていたこと、リゼアンが既に終わっていることは明白である。

・結局「忙しい」ってなんだったのか

 リゼアンWeek後からずっと一年以上に渡って、アンジュさんもリゼさんもリゼアンコラボがなかなか出来ない理由としてよく「忙しい」と口にしていたが、その「忙しい」が何を指しているのかずっと曖昧だった。2019年後半からリゼさんの中国行き・VR東京への引っ越し・Zepp東京ライブ、一見すると忙しそうな予定が詰まっているようにも感じたが、Zepp東京ライブが残念ながら中止になった後、コラボ頻度が戻ることはなかった。つまりライブ準備の忙しさは「忙しい」には含まれていなかったのだ。今だからこそ答え合わせが出来ることだが、ライブ中止後に別の大規模案件があったわけでもなかった。Vtuberのファンは以前の私も含めてVtuberの発言を鵜呑みにしがちだが、実際に起こっていることを基準に考えれば、2人の関係に関してもっと早く察することが出来たのではないだろうか。

 にじさんじ所属後にRPで仲良しを始めた関係なら些細なコラボにも時間をかけた準備が必要になることもわかるが、明け方にコラボ配信を突然初められるだけの気軽さのあった以前の2人の関係なら、さっと準備してコラボすることは可能である。それこそ2人が同日に別々にソロ配信している日が何回もあった。そういう日にコラボをすることは時間的には可能だったはずだ。つまりはコラボをやる気がない、またはお互いのスケジュールを確認し合うだけの関係が消失していただけで「忙しい」は理由ではなかったと言える。

・なぜ隠しているのか

 にじさんじ全体の都合が理由だろう。かつてにじさんじが旧四天王を倒して業界トップに躍り出たのは、旧四天王が持ち得なかった人間関係(てぇてぇ)によるところが大きい。よってその人間関係の悪化はにじさんじにとって価値の大きな損失になってしまう。「あの人との関係は終わりました」とはっきりするよりは、徐々に関わりを減らしその関係に注目するリスナーが少なくなるまでひたすらに放置する方がダメージは少ないだろう。

 ただリゼアンに関しては未だに注目し待ち続けているリスナーがあまりにも多く、放置がうまく行っていない。同じように注目度の高いペアの破局が過去にあったが、隠しても隠しきれなかった上に結局表面化して今もにじさんじ内に燻っている状態だ。リゼアンはそれと同規模かそれ以上の人気と影響力があるペアだ。下手に扱うとにじさんじ全体に悪影響を波及するかもしれない。運営としても同じ轍は踏みたくないだろう。

 少々横道に逸れるがリゼアンのコラボ減少に関してこんな書き込みを見たことがある。「運営が人気ライバーをアイドル売りさせるためにペアを別れさせている」という内容だった。ただこれではクロノワールやクロシックの例が説明出来ない。彼ら彼女らはリゼアンファンが望んでいたようなペアでの案件活動を普通にしている。にじさんじはむしろその虹色のイメージカラーの通りLGBT的な関係表現にも寛容なのだろうと予想出来る。おそらく運営がリゼアン破局に何らかの影響を与えたということは無いだろう。

 私自身は一度始まったてぇてぇが終わること自体に否定的な考えは持っていない。普通に起こりうることだし、無理して一緒に居続けることは本人達にも周りにも悪い影響しか無い。アニメキャラにはない人間臭さもVtuberの魅力の1つだ。ただ今のリゼアンの処し方は仲の悪い夫婦が子供の為に離婚を先延ばしにして、結局子供に悪影響を与えてしまうことと似ているし、終わっているものを続いていると見せかけることは少々不誠実と感じてしまう。それが後回しになればなるほど、発覚したときのダメージは大きくなる。

 にじさんじでは仲の良さをアピールする2人が登場しコラボを頻発する→突然コラボ頻度が落ちる→裏では仲良しアピール→関係が終わっていたことがばれる。というパターンを何度か繰り返している。リゼアンもこの例に漏れずだったというだけで珍しい話ではない。やはり仲の良さを測れるのは基本コラボ頻度だけ、というのがこれまでの結果からも言えることだろう。「コラボしないけど裏では仲良し」と言い出した時点でもう赤信号なのだ。これがリゼアンでは9月のThe Forest配信ということになる。私はあの最後の言い訳の瞬間「何時までも待とう」と思っていた心が折れ「もう駄目なんだ」と確信した。今までのところ一度減少したコラボ頻度が復活した例はおそらく1つもない。

・今後どうなる

 あくまで私見だが2人がリゼアンを明確に捨てた時、これまでの人気を維持できないと見ている。既ににじさんじ内の順位は徐々に降下しており、今下位のライバーの中に2人以上のスピードで登録者数を伸ばしているライバーが何人もいる。このままでは、1年後には12位~18位ぐらいまで降下するだろう。それは私と同じように2人のコラボを待つことに疲れたファンが離脱している結果であり、コラボによって2人の魅力が引き出されていた証拠でもある。それでも今後も中堅以上で活躍してくれることは間違いないだろうが、一時期は頂点を狙える勢いがあったのだから残念と言わざるを得ない。

 今となっては失敗だったと本人達も思っているかもしれないが、アンジュさんとリゼさんの人気の高さはリゼアンありきの人気だ。2人のwikiを見るだけで2人の関係性やペア活動を期待する人は多いだろう。最近知った人でも気になれば初期の配信を見るだろうし、当然コラボを沢山していた頃の2人を知ることになる。2人が完全にソロで評価されるためにはおそらく転生以外の手段は無いだろう。

 リゼアンの関係は、ソロの時に見せるアンジュさんの恥を売りにする芸風やリゼさんの小生意気で尊大な態度がコラボで中和されるだけでなく、自分一人では出しにくい人間としての良い部分、面白い部分を照らし合うものだった。御伽原江良さんや鈴原るるさんなどのような尖った分かりやすい個性が無くても2019年組トップの伸びを見せていた時期があったのは、全てリゼアンコラボの成果と言える。ただこれはアンジュさんやリゼさんの個性が弱いという話ではない。

 ほとんどのライバーにとってコラボは良い影響を与えてくれるが、実施するのが難しいのが最大の問題だ。配信上で仲良く見せていても大抵は同じ会社の同僚程度の関係だ。同期だろうがそれは変わらない。気軽にコラボ出来る親友やパートナーは欲しいと思った瞬間手に入るものではない。少々メタな話になってしまうが、リゼアンの他にも前世からの付き合いがあるライバー関係は他にもある。しかしリゼアンのように本当に仲の良かった関係は他にはない。同じ箱という概念の無かった前世において構築されたアンジュさんとリゼさんのような関係こそが最強のてぇてぇであり、それ自体が稀有な存在だったのだ。それを最大限活かすことが出来れば2人は頂点を狙えたはずだ。特定の相手と特別な関係を築くことが出来るのも間違いなく個性だ。

 私個人としては2人にはペア芸人のような活動を期待していたところがある。お互いをよく知っているからこそ出来る絶妙な加減のどつき合いは初期のコラボではよく見られた。2人で番組を持ち、ラジオをやり、ゲーム配信をする。それが出来るだけのポテンシャルはあったはずだ。最近交友関係の増えている2人だが、リゼアンほどの面白さを出せる相手は現れていない。今では配信をリアルタイムで追うことは無くなってしまったが、今でも2人の復縁をどこか期待している。

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