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設計事務所が集客する上での3つの行動。

独立してもうすぐ6年、まだまだ案件数が不定期過ぎてドキドキすることもありますが、依頼数は増えていっています。
いつも頭の片隅にある集客ですが自身の振り返りも兼ねて纏めて行きたいと思います。

集客に対して行動しているのは大きく分けて以下の3点です。
①紹介率の向上
②同業企業との提携
③設計以外の仕事
です。

①紹介率の向上

僕の場合、新規集客はいっさいコストを掛けていません。
webや集客サイトなどの広告をやってもいいのですが、数多あるサイトから自分を見つけて貰うことに時間を割くのは非効率と感じたからです。
新規集客でやってることと言えば、強いて言うなら施工事例と妻しか載せていないインスタグラムでしょうか。

新規集客よりは過去の施主からのご紹介を頂くためのマインドが主で「思い出して頂くため」の行動が主軸になっています。
ただ、「紹介」というのは感情面も左右しますし再現性が低くデータとして蓄積もしにくいもののため、効果のあるなしの手応えが使えないまま模索を続けている状態です。
何故か結果は出ていますが。

気をつけないといけないのは、「思い出して貰うきっかけ」と「紹介したいと思うきっかけ」は似てるようで違うと言う点です。

思い出して貰うきっかけは、施主の日常の中で見たり聞いたりすることの中で、ふわっと思い出していただける様に、いつも白Tシャツ、いつも羊羹を食べる、コーヒーとお酒しか飲まない、いつも何か新しいことをやってるなどなど、キャラクターとして記憶して頂けるようにしています。

紹介して頂けるようなきっかけは、実のところ作った家の完成度ではないケースが多いです。
施主から紹介を頂くケースは、「今進めてる設計に対して不安や不満がある」場合です。
現状に満足してたら「誰か良い人いない?」なんて状況にはなりませんので。

②施工会社さんとの提携


集客を狙って〜と言うよりは、工事を依頼する施工会社さんとの関係を対等にしたいと言うのが目的で、施工会社さんの困ってる事で僕がお手伝いできることはやるようにしています。
余程のレア職業でもない限り仕事を依頼する側と請ける側では上下関係が生じます。
この関係性が続く限り発言力も責任のバランスも良くありません。
時折請ける側にまわることで対等な関係性が築けると考えています。

施工会社の困り事は、図面やイメージパース、デザインのアイデア、補助金や法律の知識など多岐に渡りますが、図面やパースなどのオペレーションは若手のスタッフのトレーニングにもなりますので僕としても助かっています。

また、施工会社さんからのご紹介の施主が①に転ずることもありますので具合の良いエコシステムだと思っています。

③設計以外の仕事

現状進めているのが、
・空き家を活用したシェア別荘
・DIYが可能な賃貸
・空き家を活用したレンタルキッチン
・キッチンカーのデザイン
・間取りTシャツ
・アウトレットガラスの販売
・レジンのプロダクト
・動画撮影サービス
などなど。
それぞれでクリエイターの方たちとチームを組んで進めています。
これらは収益の柱の増やすと言うイメージではなく、あくまで「入口」。
全て家づくりという「出口」に着地していくようなイメージで進めています。

最後に。

集客もアーカイブ出来るかどうかがポイントになります。
また、アーカイブは「継続」こそ意味を成しますので無理楽しんで続けられるアクションが望ましいのではと。
高いストレスを感じながら蕁麻疹出まくりでは元も子もないですので、自分が楽しめるやり方を模索しているところです。

そろそろクライアントワークではなく、自身のアートワークで展示会をやって集客を考えてみたいと思い始めています。
集客のアクションをひとつひとつ丁寧に行って結果を蓄積して行き精度を上げて行ければと。

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