休日について聞く必要性とは。
施主の属性として以下の4パターンでふわっと分類しています。
・効率大好きシステム派
・好きなものに囲まれたいアイデンティティ派
・手間暇掛けたいスローライフ派
・宅飲み大好きホームパーティー派
明確な境目があるわけではなく
それぞれの成分が夫婦単位でどの程度のパーセンテージか?を見ています。
夫婦単位で「ゆるい理想」を掲げて
上記4パターンの方向に向かっていくわけです。
この「ゆるい理想」が夫婦単位の「基準線」になるわけで
基準線が「日常」となります。
言わばゼロ地点。
旅行や外食やフェスのような非日常と
仕事や家事のような日常との振り幅で
トータルでゼロ地点になるようバランスをとっているわけです。
非日常はプラスかマイナス方向に感情を振る行為
日常はプラスかマイナスかに振り切った針をゼロ地点に戻す行為と考えると
ゼロ地点は自己安定を作るプロセスとも言えるわけです。
はじめに挙げた4パターンは
日常内の非日常の演出にあたるわけですが
日常の中に「感情の揺さぶり」を求めてるとも言えます。
その感情の揺さぶりが「価値観」にも繋がるわけで
「休みの日は何をしてますか」のようなありふれた質問に対する回答から夫婦の「成分表」を紐解くことができます。
夫婦とのコミュニケーションの中で
ご主人と奥さまの成分表をイメージすることが僕にとっては大切なプロセスとなっています。
その成分表をもとにリノベーションの打ち合わせを進めるのですが
・提案量を重視するのか
・メンテナンスを意識した提案にするのか
・施主に主体性を握らせるのか
・どこまで説明するのか
などのプロセスのデザインを変えていきます。
「正しい日常」が
夫婦らしく健やかでストレスの軽減のための1stステップとなります。
家のことを
健康的な表情
健康的な体型
健康的な感情
を維持してもらう装置としても捉えていまして
健康の先に宅飲みに招待してもらう流れをイメージしています。
いつでもお待ちしています。
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