見出し画像

強制終了?

人生は選択の連続である。

私も今見えている現実は
自分が選んで創った結果なのだろうな…と
思います。

でも、中には
自分の想いとは裏腹に
違う道を選択せざるを得なかったな…と
感じる事がいくつかあります。

例えば、アメリカから帰国した時。

私は以前、IT系の仕事で
アメリカに駐在して居たことがあります。
海外で水を得た魚のように
自由に楽しく暮らしていた私は
会社から帰国命令が出た時に
なんとか居残れないかと
思いつく限りの策を講じました。
詳細は割愛しますが、とにかく
何をしてもダメでした。

しぶとい私に帰国を決意させたのは
なんと、歯痛でした。

それまで何ともなかったのに
突然痛くなったのです。
デンタルクリニックをたらい回しにされ
3日間どうしようもない痛みに
泣きながら過ごしたのですが、
この時こう思いました。

日本の歯医者さんなら
すぐに抜歯してくれて楽になるのに…。
もう日本へ帰るから助けて!

すると翌日
友人が日本人歯科医を紹介してくれ
すぐに抜歯してくれました。

帰国2週間前の出来事でした。


この一件で、
諦めの悪かった私はようやく断念し
帰国する事にしたのでした。

歯痛を乗り越えてでも残りたいという
意思がなかっただけとも取れますが
策尽きたあとにやってきた歯の激痛には
なすすべもありませんでした。

そして
帰国してから私の人生は激変しました。(笑)

もしあの時帰国していなかったら?


全く想像もつきませんが、
あの時の私に
帰国してくれてありがとう!と
お礼を言いたいです。

更に、あの時の私には申し訳ないのですが、
あのように「仕方なく」帰国しないと
今の私はいなかったとも思えるのです。

もしかすると、強制終了ですら、
無意識に自分で引き起こしたのかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?