見出し画像

40半ば、アメリカでロックバンド



初対面の人に自己紹介するとき、
いったい私の人生のどこから話せばよいのか
本気で迷ってしまう今日この頃です。


でも、私が寿命を全うするときに
人生のダイジェストを走馬灯を見るかのように
振り返るとすると、
絶対に外せないハイライトシーンの1つが
これだと思います。

時期:40代半ば。
場所:カリフォルニア
出来事:ロックバンドに加入&ライブデビュー

北カリフォルニアはサンフランシスコ・ベイエリアで
活動中のアマチュアロックバンドだったのですが、
メンバー募集しているのを日系情報誌で見つけ
その日のうちに応募しました。

「あなたもカリフォルニアでライブしませんか?」
って書いてあったので、思わず・・・。




案の定ですが、
会社の同僚にはかなり驚かれました。

40代半ばの既婚・子持ち女性が
単身赴任で海外駐在に来ただけでも
アンビリーバボーだったようですが
現地でロックバンドに入ったなんて。
クレイジー扱いでした。(笑)

バンド経験?
そんなもの、ほとんどありませんでした。
他のメンバーは現地に住んでる日本人で
学生時代からライブやってた
ベテランさんばかり。
でも、やる気をかってくれたのか、
そのバンドでベースを担当させてもらえました。

加入からあっという間に
カリフォルニアで初ライブを経験!
そして、人前で演奏する気持ちよさに
目覚めてしまいました。

アッサリ初ライブと書きましたが、
本当にアッサリ実現したので、
ベースの練習以外、頑張ったところは
特にありませんでした。

また、バンドの人間関係も良くて
「親友」というか「戦友」というか
そんな素晴らしい友達ができて嬉しかったので
苦労を苦労と思っていなかったのかもしれません。

結局、駐在2年間に、ライブを5,6回やって
名残惜しく帰国したのでした。

帰国時の心の葛藤については
こちらにも少し書いております。

さて、
カリフォルニアでのバンド活動は
駐在時の楽しかった思い出の1つ
ではありますが、
私に「音楽をメインとした人生」へと
軌道修正させてくれた
大きな転換期でありました。

毎週ライブをしたりジャムセッションしたり、
音楽中心の生活ができたら
どんなに楽しいだろう~♪
と、思い描いていた憧れの暮らし。

それがいま、私の日常として
現実化しているのは、
あの頃の私が強く望んだからかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?