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学級文庫に、ご家庭に! 【SDGs絵本神7】

 SDGs。『持続可能な開発目標』。2015年に国連サミットで採択された、地球の持続的な発展のために必要な17個のゴールのことです。

 世界中で、教育・ビジネスなどありとあらゆるものの前提になりつつある知識なので、我々教員もそして児童生徒にも、分かりやすく考え方を伝えてあげたいですし、何ができるか考えさせたい。
 私は、SDGsについて、Youtube動画で色々なことを学んでいます。分かりやすく噛み砕いた解説動画がたくさんあっていいです!
 おすすめの1つが、元サッカー日本代表の内田篤人さん他が出演し、SDGsについて動画で知識を身につけることができる【内田篤人のSDGsスクール!】。

 今日は、その中の動画で紹介されていた、読むだけでSDGsについてちょっと考えることができる、SDGs絵本のうち2冊を紹介します。

1.日本の(当時)小学生が翻訳!「プラスチックのうみ」

 この絵本は、人間が出したプラスチックごみ(海洋ごみ)が、どのように海を汚し、海に暮らす生き物に影響を及ぼしているのか、そしてきれいな海を取り戻すにはどうしたらいいのかを、美しいイラストと分かりやすい言葉で伝えています。

 この本のいいな、と思うところは、色彩豊かな絵を子どもたちが見ながら、『あれ、この部分何かおかしくない?』と海洋ゴミの問題に自らせまれるところだと思います。

 そして、この本の日本語訳を行ったのが、川上拓土くん。当時小学校6年生。ディズニー英語システムで英語を学び、その上達ぶり、群を抜く英語力がテレビなどでも話題となりました。流暢な英語を生かして、地元岡山後楽園の英語観光ガイドをこなす姿などもYouTubeでみることができます。
 原著も読みましたが、拓土くんが、子どもながらの目線で工夫して訳しているなぁと思われる部分もたくさんあり、読んでいて考えさせられました。
 おすすめです!


2.教えてあげたい “日本の文化”!「もったいないばあさん」シリーズ

 「もったいないばあさん」、このキャラクターの存在を知ったのは、2004年ワンガリ・マータイさんが「持続可能な開発、民主主義と平和に対する貢献」でノーベル平和賞を受賞し、”MOTTAINAI”が流行語になってきてからでした。
 このまさに2004年、真珠まりこさんの「もったいないばあさん」の第1作目が講談社から発売されて以降、様々なシリーズ続編がこれまで発売されています。

 絵本ではなかなか伝わりませんが、昔からこのばあさんの強烈なキャラクターが好きですね。現代になり、Youtubeでアニメ版もみることができます!

 まさに、SDGsの原点とも言える考え方である「もったいない」。それが日本で生まれた言葉であることを、強烈かつ可愛らしい切り口で導入し、説明できるアイテムとしてすごくいいですよ。小学校低学年あたり流行りそうですが、、Youtubeでみてわかるようにトラウマ的な迫り方のばあさんに注意!(笑)
 シリーズを学級文庫に揃えられたらきっと面白い…はず。


 以上、私が持っている2冊について紹介しましたが、こちらの動画で、この2冊を含むおすすめのSDGsが学べる絵本が7冊、紹介されています。

 こちらにリストにまとめておきました。
 ぜひ、動画をみて興味を持った方は、読んでみて感想いただけたら嬉しいです。皆さんのおすすめ絵本も知りたいです。
 ぜひ、児童・生徒やお子さんにも読み聞かせたり、読ませたりしてあげて下さい。

 絵本の大きな可能性に、もっと迫って切り込んでいきたい気持ちになったよう先生(佐藤 陽介)がお送りしました。

 本日もお読み頂き、ありがとうございました♪

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