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教員として正規採用されて6年目。
今年度は研修主任という役割を任せてもらえることになった。

数多くある校務分掌において、研究部(研修部)は全体の授業・指導の質を高めていくという意味で重要な組織である。学校全体で、どんな子供の姿を目指し、どんな授業を展開していくのか。学校組織としてどのように学びを深めていくのか。
研修主任は研究部のリーダーとして校内研修を充実させる重要な役割と言われている。

研修主任の役割は大きく3つ(EDUPEDIAより一部抜粋)

1 主体的に取り組める校内研究組織を仕組むこと
・年度の初めに研究テーマの設定し、全教職員に打ち出す。目指すべき子どもの姿を具体的に示すことにより、目指す方向性を共有できるようにする。
・研究推進部会を中心に、全員が研究に関われる組織にする。
・研修場所や時間管理、運営、記録の工夫、改善をする。

2 授業研究を通して学校全体の指導力を向上させる
・お互いに授業を公開しあう状況を作り出すための工夫や参加しやすい工夫をする。
・夏季校内研修などの機会を利用し、外部講師や指導主事など校外からの専門的な視点を入れて、研究を活性化させる。
・それぞれの公開授業研究の成果と課題のつながりを意識させる手立てを講じる。

3 校内研究の質を高める
・教育研究の動向に関心をもち、全国幅広く、情報を収集し、「研究通信」などの具体的に目に見える形で、職員へ共有する。
・研究テーマについて、具体的な方法や内容等で検証する機会を定期的にもち、研究方法を改善していく。

今回私がこの役を担う上で期待されていることは「校内研修に新しい風を取り入れること」だと考えている。

主体的・対話的で深い学び。GIGAスクール。個別最適学習。協働的な学び。
これらの方向性が学校現場に下ろされて数年が経つ。それぞれの学校で手探りで進めてきた実践研究により、ぼんやりと目指すものが見えてきた頃合いだろう。しかし、教員個々で見ると、まだまだ実践に自信がなかったり、既存の教育観や指導技術に当てはめる形で新たな可能性を閉ざしてしまったりする姿も見られる。私も自信がない。

だからこそ、まずは自分が誰よりも学ばなくてはならない。新しい風に敏感に、体全体で感じて、いったん体ごと飛ばされてみなくてはならない。「しなければならないこと」だが、幸運にもこれは私にとって「したいこと」でもある。

今年度の校内研修のキーワードは「伝える」「個別最適」「主体」「協働的な学び」そして「ICT」である。

学び、広げ、推進する。
与えられた立場の責任の重みを感じながらも、楽しみながらとことん自分をレベルアップさせていきたい。

#レベルアップしたいこと

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