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文末どうすりゃいいの問題

崖っぷち作家のニジマルカです。
文章を書いている人なら、文末をどうするか、けっこう悩むと思います。

noteのような口語的な文章ならまだいいのですが、小説だと文末が「〜する」か「〜した」の二択になってしまったりします。

今回は、文末の処理について考えてみました。

小説は二択になりがち

小説では、地の文の文末は「〜する」の現在形か、「〜した」の過去形の二択になりがちです。

他には体言止めがありますが、頻繁に使うものではない印象です。

自分はどうしているかというと、当たり前すぎますが、現在形と過去形を混ぜて、あまり同じ文末が続きすぎないようにしています。

〜した。そして〜した。さらに〜した。
あるいは、
〜する。そして〜する。さらに〜する。
と、同じ文末が続くと、韻を踏んでいるようなおかしな印象になるのですね。

小説における文章の基本的な考え方は、「読者に文章の印象を残さず、話だけを残す」になると思います。

本当に文章がうまい作家は別ですが、自分のような普通の人は「文章はできるだけ読者の邪魔をしないように」と考えるものでしょう。

日本語は文末のバリエーションが少ないので、連続してしまうのも仕方ないです。
でも、少し意識してみるだけでも文章は読みやすくなります。

口語的な文章の文末はバリエーション豊富

noteの文章もそうですが、エッセイなども、文末はかなりバリエーションがつけられると思います。

これらの文章は口語に近いからですね。
会話で使われる表現をそのまま文章にできるので、文末もいろいろ変化をつけやすいです。

よく使う「〜する」「〜した」の現在形、過去形の他にも、

呼びかけっぽい「〜しましょう」
親しみやすい「〜ですね」
疑問の「〜ではないでしょうか?」
やや婉曲な「〜だったりして」「〜と言えるでしょう」
断言を避ける「〜かもしれません」

など、バリエーション豊富です。

noteの文章でも、基本的な考え方は小説と同じでしょうね。

読者が文章で引っかからないように、同じ文末が続くのは避けた方がいいと思います。

書いている文章がどうもおかしいという人は、文末をバラけさせると、読みやすくなるかもしれません。

今回のまとめ

文末をどうすればいいかについて考えてみました。

1.小説では現在形、過去形の二択になりがち
2.noteなどでは文末のバリエーションは豊富
3.両方とも、同じ文末が続くのは避けた方がいい

文章がおかしいかどうかは、音読するとすぐわかります。
その辺りについては、以前こちら↓に書きましたので、よかったらどうぞ。

それではまたくまー。


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