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賢い子供と普通の子供|幼稚園でわかった傾向は親の態度にあり

賢い子供になってくれたら嬉しいと思っている親御さん、多いんじゃないでしょうか。将来は先生になるかもしれないし、公務員になるのにも成績がよくなくては、つい色々考えてしまいますよね。

今回、たくさんの子供を親子一緒に見る機会があり、新たな発見がありました。

行動がしっかりしている子、優しい子など特に目立って「いい子」とされる子供は、親にある一定の傾向があることが分かったのです。今回は、この経験を賢い子供を育てる方法としてお伝えしたいと思います。

賢い子供を育てる方法に気付く経緯

我が家の子は2歳になるのですが、週に1回保育施設に一緒にいくことができる「親子教室」に通ってもらっています。幼稚園に入る前に親と一緒に社会にはいるための準備をするという位置づけだろうと思います。

基本的には妻が連れて行ってくれるのですが、幼稚園を決める時期になったということで私も一緒についていくことになりました。

たくさんの子供がいる幼稚園だったので、元科学者の私は大好きな人間観察を始めます。ひとりひとりの動きを3時間ほど観察できるなんて、幸せすぎると。

3時間の間には親子で踊ったり歌ったり、リトミックという教育的な意味合いの強い動きを体験したり。30年以上前の幼稚園の時の記憶がよみがえりながら、楽しんでいました。

すると、集中力が切れやすい子供、泣いちゃう子供、ずっと騒いでしまう子度。と時間がたって慣れてきたキッズ達が自我を解放し始めます。どれも子供らしいといえば子供らしく、可愛いには違いありません。ただ、皆が望むような「いい子」像とは違いますよね。

一方で、中にはいるのですよ、大人と同じように先生の言うことを理解していたり、泣いている子供のお世話を始める優しい子供。多くの子供がいたので、「いい子」と感じる子供も結構いました。性別など実は関係なく、結局は親のある一点が共通していることが見えてきます。

賢い子供を育てる親は「言葉遣い」が違う

話をしっかりと聞けたり、感情に任せた大騒ぎや大泣きをしない。そんな子供を育てる親の言葉遣いとは、


「子供と同じ視線で話をする」

ということです。ここでの単に物理的な目の位置の話だけではありません。子供を対等な立場の存在としてお話をしているという意味です。

新しいおもちゃを運んできたら「おっ、何持ってきたの?」とか「それ可愛いね」と大人がお友達に話すような言葉遣いで話していましたね。

反対に泣き喚くタイプの子供の親は「○○でちゅね~」のように子供扱いをしたり、「○○って言ったじゃねぇか」のように攻撃的な声のかけ方をしています。どちらも子供を下の存在であると判断した上での発言です。

私の家の子も、「いい子」と言われるタイプに育ちつつありますが、私も妻もまさにこの特徴の口調。同等の立場で話ができれば、自分の意見をちゃんと言えるようになりますし、しっかりと会話をしようと努力するでしょう。

もちろん家の中では知りませんよ。うちの子も眠くなれば泣いたりしますし、感情は豊か。

いい子はすべての感情を常に抑えている子供だとは考えていません。子供らしく自由でありながら、他人とも協調できるということだと思っています。

結局は親の背中を見て育つ

性格は赤ちゃんは生まれた時点から存在するというのが私の持論ですが、それでも家庭環境が影響しないはずがありません。生まれた時点の性格が先天的性格であるのにたいして、成長とともに構築されるものを後天的性格と名づけましょう。

どこかで自立すればもちろん影響は小さくなるでしょうが、子供がまだ小さいう特に幼稚園に入る前の段階では後天的性格は、やはり親の影響を強くうけるのは間違いありません。

優しさなど他人へ対する態度や口調などは、確実に子供へそのまま受け継がれます。そのことをしっかり頭に留めて子供との時間を過ごして欲しいと感じます。

「怒る親」には「喚く子供」、「親が叩く」は「子供も叩く」。そういうものでしょう。

感謝できる親をみれば、子供も自然とありがたさが理解できるようになるに違いありません。

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