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4月29日/仏陀とルカ福音書の愛と慈悲

"仏陀は慈悲と愛の、もっとも純粋な教えです。

仏陀の為した行為のなかから、愛と慈悲の福音が、
地上の全ての存在に注ぎかけられました。

世界の生あるもの全ての悲しみを、
温かい心を持ってともに感じる真の仏教徒のなかには、
愛の福音、慈悲の福音が生きています。

生あるものの悲しみをともに感じるという行為のなかに、
わたしたちはまず、言葉のまったき意味においての仏教的な愛、
仏教的な慈悲を見ることができます。

けれども、ルカ福音書から流れ出るものは
包括的な愛以上のなにかなのです。

このなにかを、慈悲と愛の行為への
転移と呼ぶことができます。

言葉のもっとも高い意味での慈悲を、
仏教徒は意志します。

ルカ福音書のなかに生きるものは、
実行可能な愛を発展させようとするものです。"

              <<ルカ福音書講義>>



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