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【銀河展】搬入ポエジー

銀河展の搬入は、前回もそうなのだが、
言うことがいちいち面白くなってしまう。  

例えば、出端から
「どの…宇宙をどこら辺に配置しようか」と何かスケールの大きな発言が出てくる。結構本気で悩んでいるので無駄に重々しくそんな台詞を吐くことになる。

配置をしていくと、
「ここら辺の星は密度が濃いですね」
「あ、星を落とさないように。壊れちゃうから」

まるでブラックホールや引力に引かれて星がひとつ消えてしまうのではないかというような宇宙規模の危機が訪れそうな発言が飛び交う。

「あ、天の川がズレてる!」
「あ、右です天の川右!」
「月は大地に対して真っ直ぐですか?」と

よくズレた天の川

口に出したい素敵な台詞を無意識に吐いてしまう。

実は搬入がかなり楽しいのが銀河展だとおもっている。

詩も展示されているのでやはり、

「その白い詩は、白い宇宙が似合うと思うんだ」
など、おおよそ普通に生活していたら吐かない素敵な言葉を口走ることができる。

「詩が落ちてこなければいいなあ」
よく解らないがポエジーを感じる。

白い詩
白い詩

星の配置を考えるのなんて、天地創造、天地開闢の世界だ。

何かを創るということの、醍醐味だ。

パッと見を楽しむこともできるが、参加もできるし、よくよく小さいところを眺めるとできる発見もある。

私もまだ見ぬ楽しみかたを、誰かとみることで発見出来たりする。

ガラスの星を飾ったあとライトで照らした星影が、私のお気に入りの風景になっている。
カミカワランプワークでガラス工芸を教えている
守屋さんの作品だ。

「星影」が美しい

この星、実は来た人にプレゼントしてくれているのだがひとつだけお願いがある。

心を込めてつくっている「作品」なので、
どうか感想やお名前、一言を残してほしい。

喜んでほしいなという気持ちを想像して、
その分の「ありがとう」を言葉で残してほしいとおもう。
(プレゼントの前にあるノートに。)

星を創る人(かっこいいな…)はとても優しいひとだけれど、
思いやりなども、大切なことだと思う。

そのためのノートが置いてある。


見る人によっては稚拙で下らないし、見る人によっては一緒に創造できるフィールドになる。

この銀河で私と一緒に遊んでくれたら、展示の遊び方が見えてくるので、その遊び方で他の人とも遊んでくれたら嬉しいなあと思っている。

ここにこれがあればいいのに~なども
紙で創れる範囲なら「銀河ノート」に書いてくれたら、突然現れるかもしれない。

「なんでてのひらANSHINDOはあるのにてのひらPORTOないの!」など。

自分で創れなくてもある日みられるかもしれないのだ。

上川には「まちあるきmap」という素敵な地図がある。

上川の登場人物まで書かれた、上川の人が選んだ素敵なとこだと思うところをイラストや、似顔絵で紹介してるマップで、

ヌクモはポイントが増えたり、その時々の旬なインフォメーションを拡大版に同期させている。

立体で町並みが出来たらいいな、なんて思ってるけど、せっせと創るのではなくて、誰かとの会話や希望から生まれた作品が並ぶ、
 そんな展示でありたいなと思っている。

銀河ノートは会場の机の真ん中にある、星座柄の100均ノートだ。

そこには詩でも、絵でも、要望でも感想でも好きに書いて良いことになっている。

(詩を寄せてくれたかた、ありがとうございます。読んでます。)

沢山書いてこの展示の思い出を増やしてほしい。

































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