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かみかわプロジェクト

すっかり記事更新が滞ってしまいました。

今日は、かみかわプロジェクトの集まりに参加してきました。

こちらは、あくまでいち参加者の感想です。


かみかわプロジェクトとは?

かみかわプロジェクトは、北海道上川郡上川町にて、地域住民をはじ めとしたさまざまな人たちが垣根を越えて集まるコミュニティです。
コ ミュニティのメンバーは各々の持ち味を発揮しながら、自分たちの手でまちの暮らしをより豊かにする活動を行います。

本プロジェクトはまちの誰かのやってみたいことを一緒に叶える「プラットフォーム(土台)」を目指しています。 

イベントがあれば参加してみたい!
上川町でやってみたいことがある!
どなたでも結構です。

お気軽にご参加ください。

という内容です。

これは主催者さんが、


「突然町にやってきた人たちが勝手にまちづくりをやっている」

「町民が主人公になれる 事業がなくなった」

「企業誘致に力をいれていて、町民が大事にされていると感じる機会が少ない」

「○○をしてみたいけど ひとりでは難しくて」

という声を聞いてのモヤモヤに対して
「なんとかならないかな・・・」
という思いから立ち上げたプロジェクトです。

アイスブレーキング~それぞれの想い


○自己紹介
○24時間以内にあった良かったこと
○プロジェクト(今日きたこと)への思い
を発表するアイスブレーキングからのスタート。

○1924年に愛別村より分村し、今年で丁度100年になる上川町。節目の年に記念碑を歩いて回る活動をされているという思い。
(今年ホットな事なので今年回りましょう!)

→これ、面白そうだなと思いました。

私の父が亡くなるまで、朝町を散歩していたのですが、民家の塀の間とかに何らかの碑が立っていて、このまちがどんな町だったのかを伝えていました。

当時のお話をここで生まれた人から聴く機会もあり、そんな話を沢山聞きたいなと思っていたし、お写真も見てみたいとおもいました。

○それから、神社は元々、色んな他県から来た人が集う交流の場でしたが、人口減、高齢化、コロナウイルスの流行を経て規模の縮小と担い手不足、神社維持の課題が有るなかで、来年御創祀120年を迎え、今後も町民の集う場所になったり、祭りが盛り上がったり、親しめるところにしていきたいとの思いも。

→お祭りの規模も小さくなってしまいましたし、
高校のおまつり、ヌクモのおまつりも被っています。ランタンフェスもかな。色んなイベントがバラけている状態でお祭りの参加状況も人手もなく、何だか寂しいなという印象でした。

町全体で昔からあって来年120年経つという町のお祭りを盛り上げていくという(町の復興はお祭りの復興から、という町も多いという宮司談もあり)ことができたらいいなと思いました。

○病院、医療関係者の立場からこの町に住む人が最後までこのまちで幸せに生きるにはどうしたら良いかということを皆で考えたり、病院のことをもっと知るきっかけとなったらいいという思い。

→病院は病気になって初めて訪れる場で、診察の時によもやま話などはしませんが、何となく安心して気持ちを吐露したい場所でもあるかもしれません。
幸せってなんだろうと思うと、苦しみやご苦労が少しでも軽減された先のものだと思うので、医療、福祉にも町の人の思いが反映されたらいいなと思いました。

なんでしょうね。学校で学んだのは福祉なのですが、私はそこでうちの家族ヤバイじゃんって気づいてリカバーして半生が過ぎ、幸せな生活がピンときてないのですが、ご苦労という荷物を少しでも下ろせる町であればいいですよね。

サービスの選択肢と、サービスではない、インフォーマルなニーズを汲み取れる機会も増えたら良いなと思います。

○教育の場から、大人の集まる会議に参加して学校と違う雰囲気を感じたり、ビジネスのヒントをえたり。

→体験することは、一番の財産だとおもいます。
奄美にもあるこちらの学校の生徒さんが仕入れたのかな。柑橘(たんかんかな?)のジャムおいしかったので、またやって欲しいし、どうしたら更に売れるかなど発展性があれば、ビジネスの勉強にも町民の楽しみにもなっていくのではないかと思いました。
(美味しいもののためには足を運ぶ人、
結構居ると思うので!)

○大雪国立公園という素晴らしい環境、山々に囲まれた自然にもっと町の人も含めた人に来てもらいたいという想い。

→私は小五の時に父とその職場の仲間と黒岳登山した思い出がありました。
私はスケッチが好きな子供で、座り込んでは高山植物を描きたい…のですが、そんなことをしていたら日が暮れてしまうため、「写ルンです」で写真を撮りまくり、あとから描いたりしてました。
大雪山には固有の生態系があり、固有種の虫などもいて、入りびたって観察したいですね…

人数いたら熊さんのリスクも回避しやすいです。

○移住してきて、飲食店を始めていくなかで、実家、地域、地元の農産物などを販売する朝市をやりたい!とか。

→移住者が増えてきて、思いの強いかたが多く、このまちでと選んでくれた方が、望むまで長く暮らしていける形であってほしいと感じてます。

想いだけでなく実力もある皆様なので、
PRだったり機会だったり、できることを私もかやっていけたらいいなと思ってます。

6月からやる定期イベントをPRしたい!の想い。

新町民、長く住んでいる人と交流する会!これは素敵ですね。沢山のご参加を!

様々な思いで集っているメンバーの紹介がありました。

グループワーク

いつも顔を合わせたり所属が同じではない人で3チームに分かれ、
○どこで
○誰に対して
○すること(何をは書かない)

をそれぞれ3つ以上アイデアを書いていく
というやりかたでアイデアを出しました。

そこからランダムに、カードゲームのように1項目について1つ引いて、組み合わせた3つの項目について何らかのイベントだったり企画アイデアを考え書いていくという作業をし、

それを発表し、話し合い他のメンバーにも更に肉付けしてもらい、アイデアをだしてもらうという作業をしました。

アイデアミキサーっていってましたっけ。

すごく面白くて、

我がグループでは

「個人宅で」「お年寄りに対して」「宝探しをする」という、普通の話し合いではまず出てこないアイデアが出てきました。神引きです。

それをご高齢の方が望んでくれるかどうかはまず横においておき、アイデアを絞っていくもの。

アイデアとしては、処分したい家具だとか、着物だとか、うまく片付けられないものを一緒に片付けていくというもの。

つまり生前整理だとか、
そうなると空き家になったときにそのまんま放置ということが防がれたりだとか、価値があるものを町内の人に使ってもらえたり、また自分の手放したものに出会えるチャンスもあるかもしれない。活用されてるのを見ることが出来るかもしれない。

悪徳業者により、大切な自分の持ち物を二束三文で売って嘆いている方が実際にいるため、そういうことも防ぐことが出来るかもしれない。

只し、そういう活動があると聞き付けた悪徳業者が騙り真似をしてくる恐れもあるため「民生委員、社協経由で顔の見える信頼できる関係からという前提も大事だ」という意見もでました。

愛山渓登山者と、音楽イベント、山菜ガイドがついいて、山菜を食べたり渓谷釣りをしたり。

上川公園で、学生とランタン灯したり、芸術イベントしたり、生物の観察したり(野外学習って大事ですよね!)

神社で朝市、朝ヨガ、野点(花見茶会とかいいですね)、朝コーヒーと、爽やかな朝活のアイデアが多めでした。元日の出店は、結構本当にやりたいです。

他グループも「病院で記念撮影」(誰にかは聞きそびれました)など。
「病院で」何かをやるというのはありそうでないよねという話で、

上川町で揃う食材で、入院中の人でも食べられる健康で美味しいご飯が食べられる日をつくり、楽しんでもらったり、栄養士さんなどとコラボレーションしてレシピを考案してつくり、もはやレシピを販売しては?だとか
(そして最後に記念撮影!)
コンビニ惣菜の健康的な組み合わせなどもいいかもしれない。。などのアイデア

→私の母親は今ふるさとの病院で入院中です。
胃ろうの手術をしているためほとんど食事はとれません。
脳の萎縮に更に血栓で軽い麻痺が残り
右脳左脳両方の嚥下機能が損なわれ、コンビニなどのゼリー用のスプーン半分で誤嚥を起こしていました。

ある日母に「メロンが食べたい」と言われ、何らかの形でメロンを味わってもらえないかと考え、メロンジュースを探しました。「果肉がない」ものを探すのは困難でしたが一つ見つけ送ったところ、喜んでスプーンで飲んでくれました。

それから、とろみをつけたものが少しずつ飲み込めるようになり、ミニカップのゼリーが食べられるようになり、今はホリのピュアゼリーをペロリと1パック食べられます。

そんな母に、私が生まれて初めて作れるようになった料理「ヨーグルトゼリー」を食べさせたいなあといつも思ってます。保存がきかないので、機会はありませんが密かに思ってる夢です。

家族皆が好きだったゼリーで幸せな思い出の象徴みたいなもので、私が正確なレシピを覚えている母に教わった料理はこれ一つです(笑)

いのちを守る、感染などを防ぐなどの理由で簡単に叶わないかもしれませんが、こういう想いを患者さんや家族が持ってるかもしれません。

料理漫画ではありませんが、思い出の一皿を食べられる、など、そんな時間があってもよいのではと思ってみたり、気持ちを揺さぶられました。


オートキャンプ場で、木にのぼる、何かをつくる、など色んなことを同時にやって、最後に皆でバーベキューしながら映画をみる!!というハッピーな複合イベントをやる!
(もっと面白く熱く語ってました。)

→大自然のなかで、好きなコンテンツに好きなときに参加できるイベントはいいですね!各々が楽しみながら最後は皆で盛り上がる!

出来そうだし、やってみてほしいですね。

因みに夏至の6/21頃に、キャンプ場で出店、草に寝ころんで音楽聞いたりのびのびできるイベントがあるようですよ。チェックしてみてくださいね。

↑他グループ話がついていけてないので
ちがうよ!こうだよ!ってツッコミお待ちしてます。
発表されてないアイデアも見ていたいな。

感想

まず、私はほぼ外に出られない狭い世界で生活しているので、まず地域の人の想いに触れられる、と言うことだけで元気も出たし、「こんなとこを考えている人がいるんだ」と知ることができること自体が凄く幸せに感じました。

そして、私も公私で持っているモヤモヤや悩み事を地域ニーズとしてまな板にのせたいのに機会がない、という悩みを持っていたので、このプロジェクトは存在が嬉しく、

願いをもつ人の願いをもれなく形にしたいし、
切実に私もかかえている課題
(…維持出来ないと私自身町出ていかなければならないですしね)について、聞いてもらえる場があり、

折角上川町を選んでくれて出会えた人が長く幸せに住み続けるには仕組みや協力体制、マンパワーも必要で、

「人の夢を自分事にしてできるとこから実際にやってみる」ってすごく大切だと感じているので、

それを「地域で」「実際に」できるというのは大きな魅力だなと思いました。

今日来れていないだけで思いがある人もたくさん、あれしたいこれしたいを投げてくれたらいいと思いましたし、

実現可能かどうかをまず置いておいても、思いのシェアと共鳴する人を見つけることと、可能にするには?とやっていけるだろうことを探っていくヒントにもなるし、

やはり誰かが「絶対これやりたい!」って強く願う姿は素敵なのでもれなく叶えたいなと感じました。

ラーメン日本一に加え、日本一願いが叶う町になっていけば嬉しいですね。やっていきましょうね。

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