冥府魔道映画紹介365日‥2020年7月上旬

7月1日は「銀行の日」。 

おすすめ映画は『スペル』(2009)です。監督はサム・ライミ。 

女性銀行員が融資を断ったためにヒドい目に合う話で、たいへん面白い。ただ『スパイダーマン』(2002)と同様、サム・ライミ監督の女性の俳優のチョイスだけは、事件が解決しても依然謎として残るのです。

7.1スペル

7月2日は「蛸の日」。 

もちろんおすすめ映画は『テンタクルズ』(1997)。監督はオリヴァー・ヘルマン。 

巨大なタコが大暴れ! でも最後には水族館にいた2頭のシャチが、凶悪なタコをやっつけてくれますよ。

7.2テンタクルズ

7月3日は「通天閣の日」や。 

そこでおすすめ映画は『ビリケン』(1996)でどないや。監督は阪本順治はん。 

まれびとがやって来て世界を変え去って行く。少し前に紹介した『メアリー・ポピンズ』(1964)とほぼ同じお話なんやで。新世界の風景がエキゾチックでよろしいな。

7.3ビリケン

7月4日はアメリカの「独立記念日」。 

そこでおすすめ映画は『7月4日に生まれて』(1989)。監督はオリバー・ストーン。 

いい加減さと生真面目さ、不良性と文化系の感性など、正反対の要素を併せ持つオリバー・ストーン監督。この映画でもアメリカへの愛と憎しみという正反対の感情が爆発していますよ。

7.47月4日に生まれて

7月5日は「ビキニスタイルの日。 

そこでおすすめ映画は『恐竜100万年』(1966)。監督はドン・チャフィ。特撮はレイ・ハリーハウゼンが担当しています。 

ラクエル・ウェルチの衝撃的なビキニ姿と、特撮の怪獣要素と。ステーキと鰻重のセットを前にしたような多幸感ムービー。

7.5恐竜100万年

7月6日は「サラダ記念日」。 

そこでおすすめの映画は『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』(1988)です。監督はもちろん山田洋次。 

マドンナは三田佳子。その姪の大学生の役に三田寛子。苗字が同じだから…というキャスティング? 物語の要所要所で短歌が出る仕組みが、面白げでもありキモくもあり。

7.6寅次郎サラダ記念日

7月7日は七夕であると同時に「ギフトの日」でもあります。 

そこでおすすめ映画は『ザ・ギフト』(2015)。監督、脚本、主演はジョエル・エドガートン。 

最初はストーカー風味のサスペンスと思っていたら、途中からググッと物語が急展開。よく練られた脚本で、面白かったですよ。

7.7ザ・ギフト

7月8日は「ナンパの日」。 

そこでおすすめ映画は『チ・ン・ピ・ラ』(1984)。監督は川島透。 

モラトリアムでいようと足掻いて、どんどんまずいことになる洋一と道夫。80年代の渋谷の風景。女優さんたちも素敵です。PINKのテーマ曲も、実は私は大好きでいまだによく聞いています。

7.8チンピラ

7月9日は「ジェットコースターの日」。 

おすすめ映画は『ファイナル・デッドコースター』(2006)です。監督はジェームズ・ウォン。 

死という運命のピタゴラスイッチ。この手のホラーが面白いのは、世界のルール(それはドラマツルギーと同義)を読み解くという、程よくメタ的な視点が入るから。

7.9ファイナルデッドコースター

7月10日は「ウルトラマンの日」。 

そこでおすすめ映画は『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(1974)です。 監督は東條昭平。

日タイ合作映画で、ウルトラ兄弟と猿の神様ハヌマーンが一緒になって怪獣と闘います。ただ私たちの目には「突然現れ主役気取りでイキってはしゃぐハヌマーン」としか見えないのも事実です。

7.10ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団

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映画紹介7月中旬は、こちらに。


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