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美しいもの。

美しい。

これはなんだろう。

そう思い、絵を描く。

美しいもの。私はあなたを知っている。

道端の花、晴れた日の空、風が吹く夏の草木。

なのに。

私が思い浮かぶのはいつも人間だった。

人間はどうだったのか、忘れてしまった。

美しかったのだろうか。


美しいものは一瞬だけ時間が与えられるのだろうか。

美しいものは一つとして同じものがないのだろうか。

失う恐怖の中に美しさが生まれる。

狂気の中に美しさが生まれる。

ならば不公平が美しい形なんだろうか。

それを考えさせてくれるのはいつもArtistだった。

自分のしたいことはなんだろう。

自分に何ができるだろう。

そう思って私はまた絵を描き始めた。

いつかにむけて。

ーNiinaー

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