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『ヨウジョ・ブアイソヨウジョ』-歌愛ユキと一緒にユキオリジナル曲をレビュー

どうも新見です。
いわゆるボカロPです。
最近は歌愛ユキというVOCALOIDに歌ってもらったりしてます。
曲は↓から聴いてね!!!チャンネル登録もして~~!!!!
You Tube https://www.youtube.com/channel/UCOjwxpJcV1vv9MqBncTuwtg
ニコニコ https://www.nicovideo.jp/user/122119248

ご挨拶。


歌愛ユキ大好きおとこ

私は歌愛ユキというVOCALOIDが好きです。
少し薄暗い声がまず良いし、本物の小学生からサンプリングした声で創られたというコンセプトも尖ってて良いです。
あと見た目も良くて好きですね。
可愛い。

で、早速本題に入りますと、私って歌愛ユキが歌ってる曲はあんま聴いたことないのですよね。
稲葉曇さんのアルバム2枚は何周もしてますが、それ以外は……。

「……う~ん。」

という感じなので歌愛ユキという音が使われている曲の傾向をあまり知らないのです。
だから知りたいのです。私。

知りたいのなら聴けばいいのです。
……ですが、ひとりでただただ聴くと寂しいのでこうやって感想記事を書いてきます。
文字を書きたい欲と自己承認欲求を満たせますね。
やったー。

……。

でもひとりで聴くのはやっぱり寂しいのでゲストを召喚します。

歌愛ユキちゃんです!!!


激萌えVOCALOIDの歌愛ユキ

ユキ「歌愛ユキです。9さい。がんばります。」

おお、公式プロフィールを引用して挨拶してくれました。

ユキ「なんで大昔のブログみたいな対話式の記事を今日日書くのですか?」
新見「最近レトロフューチャーって流行ってるじゃん???」
ユキ「そうなんですかね……みなさん ↑の画像が出てきた時点でブラウザバックしてる気がしますよ?」
新見「そうかな? レトロフューチャー嫌い?」
ユキ「……フューチャーだと昔の人が思い描いた未来という意味で『イルカがせめてくる画像』ようなものを指します。フィーチャーです。」
新見「へー」

新見「じゃあ、曲を紹介、レビューしていくね」
ユキ「するなよ。なんで「じゃあ」なの?」
新見「茶番パートの多いゆっくり解説動画は伸びないからな。本題にすぐ進まないと……」
ユキ「そうなんですか……? 私も新見もゆっくりではないと思いますけど……。」

■ニコニコ、歌愛ユキで一番古い動画『ヨウジョ・ブアイソヨウジョ』

人工モノクローム……というユニット(?)の曲……らしい?? ……です。

ユキ「ニコニコ大百科によると作詞、動画の人と作曲の人のユニットっぽいです。」

新見「タイトルがナユタン星人さんみたいな曲だね」
ユキ「ああ。うん……。」
新見「イントロがSOUNDGARDENの『ブラックホールサン』と”スチュワーデス物語”の主題歌を足して割ったような、妙に明るいサイレンっぽいシンセで始まります」
ユキ「例えがわからないんですが。」
新見「なんか、気持ち悪い」
ユキ「え? DISですか!??!??!? 炎上しますよ!!?!??!?」
新見「いや……良い気持ち悪さです。明るすぎるゆえの気持ち悪さってあるじゃないですか。ビートルズみたいな。アレです」
ユキ「……はあ、」

新見「あとSOUNDGARDENがなんでよぎったかと言うと、なんか少しオルタナっぽいのもあるかもしれません。むしろグランジ的な風合いも」
ユキ「アメリカで90年代に流行った反主流ムーブメントの音楽っぽいということですか。」
新見「うん。でも多分、この感想は一般的ではないと思いますけどね。私みたいに斜に構えてない普通の人にはPOPソングとして聴けるハズです」
ユキ「ふうん。……ちなみにどういうとこがそれっぽいのです?」
新見「なんか、伴奏がやたら明るいのにメロディ自体はそうでもなかったりあとユキの声自体がそもそも暗い感じなとこがあるのでその対比に『抑圧』を感じる」
ユキ「ふむ……。え? 今わたしの声DISりました??」
新見「いや、良い意味で暗いんです。この曲もいい意味でその明るさと混じり合わない感じがスパイスとして効いてていいと思いますし」
ユキ「お前、なんでも「良い意味で」ってつけてたら良いと思ってないです??」
新見「ホントだよ~!」

新見「歌詞が良いですね。最初は前述の通り少し違和感を感じる曲調だったので昔のボカロ曲にありがちな「明るい曲と見せかけての~~」……やつ! かと思ってたんですけど……」
ユキ「ブログとかでちょっと社会的によろしくない事を歌ったものなんじゃない? と考察されるやつですね。」
新見「うん。ハチがバチギレるやつ」
ユキ「ハチさんはそんなことでキレないと思う。」
新見「でもこの曲はキレるやつではなさそうです。この曲は「等身大の女子小学生が好きな人にありがとうを伝えたいとか、そういう大人としては些細なことで大いに悩み悶える」みたいな歌でしたね」
ユキ「『なかよし』みたいな事?」
新見「多分そう。少し少女マンガ的なノリでとても良いです」
新見「色々思って試行錯誤する『好き』の種類があまり豊富ではない小学生の感情が……良い」
ユキ「良いですね~。青春一歩手前って感じでにこやかになります。」

新見「子供の頃少女漫画原作のアニメとかを少し観てたのでなんか懐かしくなるね。雰囲気が」
ユキ「へえ。どんな作品です?」
新見「夢色パティシエール」
ユキ「……。(知らない作品です……)」

新見「曲に話を戻すと基本コメディチックなのもいいですね。動画もよく作ってます。面白い」
ユキ「ユキちゃん可愛い!」
新見「……(あっ、これはTwitter漫画でよく観る自分の別個体(?)を褒めるやつだ)」

ユキ「! この匿名ラ○オの人みたいな目線の人は氷山キヨテルさんですね。私の先生です。」
新見「これは犯罪者の人等のプライバシーを守るための効果であって匿名ラ○オの人がこの目線を代表してるわけではない」

ユキ「歌唱パートがないボカロキャラが動画だけで出る、みたいなのは懐かしい感じで良いですね。」
新見「ニコニコ内での『ボカロ』というジャンル然としてていいよね」
新見「懐かしいノリです」
ユキ「懐かしいも何も2009年の年末の曲ですよ。新見は10歳です。」

新見「そんな古い動画だったんだ。……この頃はワンピースのアニメがインペルダウン編で漫画だとエンポリオが出るあたりですね。多分」
ユキ「なんでワンピースで例えるの?」
新見「いや、読んでる方に伝わりやすいかな~と」

ユキ「古いといえば……コメント欄もニコニコっぽい感じで良いですね。」
新見「そうだね。ゲーム実況とかでもこの辺りのコメントは平和でユーモラスなものが多くて良いよ。若干ノリは古いけど」
新見「こういうコメディ要素の強い曲はコメントが動画の質を上げ下げしますよね。この曲は動画とか歌詞でコメントを誘導させてる感があります。うまい」
新見「ニコニコという場所はYou Tube等とくらべて双方向の、対話的なコンテンツになりやすいですね。特に昔は」
ユキ「提供されるばかりではなく自分たちで面白くしよう! というDIY精神です。」
新見「でも今は……う~ん」
ユキ「人様の曲の感想記事で懐古厨を発動するな。」
新見「ごめんごめん。でもそんな事を思ってしまうくらい温かめなコメント欄でいいな~と思ったりした次第です」

新見「……アウトロですがやっぱりブラックホールサンっぽい感じで終わります。サイレンっぽい音って不気味じゃないですか?」
ユキ「まあサイレンってそういう、人間の危機感を煽る意図の音ですし。それに似た音もまた人が本能的に怖れるものなのでしょうね。」
新見「本編にサイレンの音があったかは忘れましたが映画の『ミスト』を思い出します」
ユキ「ああ、あのオチが最悪で有名な。」

新見「うん」
ユキ「でもあのオチってシックスセンスみたいに未視聴でもわかりやすい絶望感じゃないので映画観ないオチの最悪さはわかんないですよね。」
新見「うん」
ユキ「……。
ユキ「革新的なオチの作品っていいですよね」
新見「? まあね。いいね」
ユキ「アウトロの部分を話し終えたもうこの曲の解説はおしまいです?」
新見「うん。そうだね」
ユキ「じゃあ帰ります」
新見「ああ、うん。じゃあね」
ユキ「バイバイ~~」

そういうとユキは透明になって消えた。全ては新見の妄想だったのだ。

■クリニックの一室。

白を基調にした落ち着く部屋で目の前の眼鏡の男は私を観る。
男は、心療内科の先生は、口を開く。
先生「なるほど、女の子幻覚がみえるのだね」
新見「そうです。」
先生「珍しい症例だね」
新見「はい。女の子は歌愛ユキと名乗っています。妙にリアルな声で語りかけてくるのです。」
先生「なるほど……」
……天上のライトに照らされた眼鏡が白く反射し、私は少し先生が怖くなった。

先生「残念ながら僕では”治療”は難しいかもしれないね。きみ自身が自分と向き合うことが大切かもしれない」
新見「そうですか。」
先生「おくすりをだして置くから」
新見「わかりました。」

私はカウンセリングを終えると、ぺこりと頭をさげて部屋を出た。

先生「……『歌愛ユキ』と名乗っているね……」

先生は難儀な顔をして自分が書き込んだノートと向かい合う。
ノートの内容は。
・受診者名:””歌愛ユキ””
・内容:自分のことを架空の男『新見』だと思っている。
 かなり深刻な状態にあり完全に人格が分離している。
 そして歌愛ユキはその状態で歌愛ユキと会話する妄想をするようだ。
 こんな症状は聴いたこともないが、嘘ではなさそうだ。
 どうしたものか、僕は判断に困っている。

先生「きみ自身が『歌愛ユキ』なんだが、いくら説明しても理解してくれない」
先生「君には何が視えているんだ?」
先生は頭を抱えた。

……。」

ユキ「……というオチをこの記事につけるのはどうでしょう。」


新見「どういうこと???」
ユキ「実はあなたはわたしの妄想だったのです。」
新見「どういう……こと……???????」
ユキ「革新的なオチです! 拡散間違いなし!」
新見「??????????」
新見「意味わかんないし紹介した曲とも合ってないし、あと超やっつけ仕事の『さよならを教えて』感がすごいよ」
ユキ「あら、そうですか? じゃあどういうオチが良いのです?」

新見「noteにオチとか要らないよ。いいね押してねとかSNSを見に来てねとか、今回紹介させていただいた動画を観てくださいね~で良いんだよ」
ユキ「そうなんだ。」
ユキ「じゃあやってやるです!」
新見「おお、助かる」


色々よろしくお願いします。

You Tube https://www.youtube.com/channel/UCOjwxpJcV1vv9MqBncTuwtg
ニコニコ https://www.nicovideo.jp/user/122119248
Twitter https://twitter.com/213kyoken

今回紹介した曲のURL https://nico.ms/sm8991500

新見「わっ、低品質な『さよ教』のパロディだ!」
ユキ「担当イラストレーターがしょぼいので低品質になってしまいました。」
新見「まじかよ……誰だよそいつ」
ユキ「お前じゃい!……です。」

新見「こりゃマイッタ…!」 チャンチャン♪

------おまけ------

↓オルタナティブ・ロックのムーブメント”グランジ”の名曲。ブラックホールサン↓

ユキ「……確かに気持ち悪いけどカッコいい曲ですね。」
新見「でしょ~NIRVANAみたいなジャンルでカッコいいバンドなのだ」
ユキ「……でも『ヨウジョ・ブアイソヨウジョ』とは似てない気がしますよ?」
新見「やっぱり??」

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