見出し画像

ニュージーランドに来て1カ月

ニュージーランドに来て1カ月が経った。
ほんとにあっっっっというま。

こっちに来て、2日目に体調不良になって(今考えると扁桃腺炎)、最初の方は毎日をこなすことで精いっぱいだった。
最初の一週間は学校と家の行き来だけ。
1時間ぐらいかかるんだけど、乗り換えでよく失敗してた。今もだけど笑
語学学校初日は、テストとオリエンテーション。
テストはパソコンを使ったWritingとGrammerと、先生とのSpeakingテスト。
それによってレベルが分かれて、クラスが決まる。
初めての授業はほとんど聞き取れなかった。
鳩が豆鉄砲を喰らった様はきっとこんな感じかと。
初めて語学学校行く人は多くの人が最初に思うと思う、


「ああ、これが毎日続くのか」と。

でも2,3日もすれば徐々に慣れてきて、そんな気持ちは気づいたら消えていく。
私の学校は、8時半から13時半までで計4時間授業が行われる。
一週間過ぎたときに「わ、だいぶ聞こえる」という気持ちになるが、それは単にその先生の特徴をつかんで、授業形態を理解し始めただけだと、途中で気がつく。
言語のみで理解するのには、かなりの時間を有するみたい。
もちろん相手の意図を理解する道具は言語だけではないけれど、ジェスチャーや感情などもヒントになってくる、世界共通。
それでも最初の一週間は本当に成長が大きい。
ただそこからの成長曲線はとても緩やかだ。
しかも上がったり下がったりを繰り返す。
ジェットコースター🎢

語学学校は大きく5つのカテゴリーに分けて勉強する
・Speaking
・Listening
・Writing
・Reading
・Grammer
である。

私は比較的WritingとReadingは得意で、SpeakingとListeningはあまり得意ではない。これは日本語でも同じ。
日本ではギリギリ通用するけど、こっちは話せないと話にならない。
私の今の大きな問題。
学校の他の国の人たちは、私と逆。というかめちゃ話せる。
「なんで同じレベルにいるんだろう」と思うけど、Grammerがぐちゃぐちゃだったり、WritingとReadingが苦手みたい。

私は最初それを理解するのが難しかった。

「なんで話せるのに書けないんだ?話せたら書けるだろう」って思ってたけど、
向こうからすると「なんで書けるのに話せないんだ」と思うみたい。
人によるけど、話せるけど、いざ書こうとすると文法が分からなかったり、スペルが分からないから書けないんだって。

ちなみにSpeakingを得意としない人の中でも理由はかなり違う。
例えば、文の形は分かるスパニッシュの方たちが悩むのはVocabulary。
発音を苦手意識しているのはタイの方たちが多かったり、国によって大きく分かれたりもする。

私の理由は、考えるのがゆっくりなところにある。これが日本人が悩むところかは分からないけど💦
学校の授業は、色んな話題に対して自分の考えや意見、自分の国ではどうかを話さなければいけない。
例えば、健康とか食事とか、将来の夢、ごみの分別、街の紹介など。
一番難しかったのは、罪や刑罰について。
みんな詳しいはずじゃないのに、ぺらぺらしゃべるの笑

なぜなんだ。私にもその技術ほしい。

私は考えることがゆっくりというか、自分の意見を簡単に決断できない。 
何も知らないのに意見できない。
なんか、自分でもよく分かってない事を口に出すのって怖くないのかな。
みんな日頃から考えてるのかな。

自分の意見を言う事もそうだけど、みんな自分がおかしいと思った事は口論に持っていくからすごいよ。でもそれで先生も抑え込んだりしないのがすごい。
先生も周りの生徒もちゃんと聞く耳を持ってくれる。
日本であんなに自分の意見言ったら、大半の先生はすごい顔をすると思う。もし何かの組織に所属していたら、出る杭として打たれてしまうかもしれない。

ここの世界は口論あってなんぼ。


みんなディスカッションが好きなんよね。
私のホストファミリーもいつも口論。
口論とケンカの区別が、英語が分からない私からすると、どっちを聞いてても同じに聞こえる。
最初は、口論の口調が激しすぎて、ずっとケンカだと思ってたんだけど、数分後には笑いあってるから、「あ、これはケンカじゃないんだ」って気づいたの。
ある日、朝起きて学校の準備してたら、マザーとファザーが口論してて、「あー、朝から元気だなあ」って思ってたの。そしたらマザーが私の部屋まで来て、「ごめんねー、朝からケンカしちゃってて。」って初めて言われたの。
その時に、「え、今のはケンカ?!いつもと同じじゃん‼」って思って、いつもの口論があまりにも激しすぎるから、ケンカって気づかなかったのよね。笑

あと、この国は友達とか親戚の関係をとっても大切にするから、だいたいホストファミリー以外の人が家にいるの。その人たちとも、ずーっとグループディスカッションみたいにお話してる。
最初座って話してると思ったら、ヒートアップしてくるとみんな立ち上がって何十分も話してるの。すごいでしょ。しかももうみんな間髪挟まず自分の意見を言う。みんな聞いてくれないと、「リッスン!リッスン!!」って言うの。

日本とは違うよね。人同士のコネクションの強さは、また違う機会にでもぜひ話したい。
そんな感じだから、みんな自分の意見を言う事にも慣れてるけど、言われ慣れてるのもあると思う。

日本人ってきっと繊細な人が多いと思う。

もちろんそうじゃない人もいるけどね。
「自分がこう言ったら、相手はどう思うだろう」っていうのをいつも考えながら話してると思う。日本以外の人がそうじゃないって言ってるわけじゃない。日本人でもそうじゃない人は山ほどいると思うし。
でも文化として、日本は相手を立てたり、とても気を遣うのが当たり前なのかなってこっちにいると感じるよ。

「察する文化」とかね。

日本の「察する」能力って本当にすごいし、めちゃめちゃ特殊で独特だと思う。
ただその分、意見をするのには弱いと思う。「察する」ことを教育されてきた私たちにとっては、意見する機会がそもそも少なかったような気がする。
なんだろう。言葉にするのが難しいけど。

自分の意見に自分が耳を傾けるということを忘れがちな気がするんだ。
「一般的には~」「常識的に考えて~」というのを無意識のうちに、一番最初に考えてしまって、「自分はどうしたかったか、どう思っていたか」を忘れてしまうことがある気がする。

こんなけ言っておいて、私はあまり国別で何かを区別することに関して、「なにか違う気がする」って思っていた。その国の中によっても異なることはあるし、そういうカテゴリー別にすることが自分自身好きじゃないから。人それぞれ違うと思うし。

でもここにいると、なんだかハッキリ違いを見せつけられる。
日本でしか暮らしたことがなかったから、日本の特徴にも良い所も弱い所にも気がつけていなかったけど、「あ、本当に違うんだ」って実感させられる。
日本は単一民族国家だから、やっぱりみんなどこか似ている気がするし、自分の個性に気が付きにくいのかもしれないって思った。ここに来て、初めて自分の個性がハッキリ見えた気がする。得意な事とか苦手な事とか。その感覚がね、なんかおもしろかった。他人を通して自分を知れた感覚が、そこにはハッキリあった。

そんな感じの1カ月でした。
まだまだ色々と感じた事あるので、小出しにしていければなと思います。
ラグビーの話とか一切してないしね💦
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
読んでみた感想や、何か気になる事など、なんでもコメントを残してくれると嬉しいです。

Instagram↓

Twitter↓

食費の足しにさせていただきます。 サポートしてくださった方には、記事の始めにお名前呼びさせていただきます😌