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【23/12/05更新】読書ノートを作りたい話(妄想編)

長くなったので目次をつけました。気になるところだけつまんでみてください。


はじめに

なんとなく読書ノートに興味が出て、書き方や実際に書いている人の紙面の紹介などを検索して見てきましたが、ひとくちに「読書ノート」といっても書き方がいろいろありますね……?
なので、読書ノートについていろいろ調べたり考えたことを書いてみました。自分の思考のまとめではありますが、同じく読書ノートを書いてみようかと考えている方の一助になれば幸いです。

さて、先駆者をテンプレートにしようとしても十人十色状態なので、まずは自分の状況を整理しましょう。読書ノートを書く目的を明確にします。つまり、冒頭に出てきた「なんとなく」の部分を追求して方向性を決めるのです。

なんのために読書ノートを書くのか?

私はブクログを利用しているので、それが読書ノートといえなくもないです。

読んだ本(感想と5段階評価)と気になる本を登録しているので、記録としても管理としても充分でしょう。それでも何か、ブクログがあっても読書ノートを作りたい理由があるはずです。なぜだ!

ブクログを始めた動機が「日焼けや汚れを避けるために本を見えないところにしまって所持の実感に乏しいから、買った本を一覧で見られる場所が欲しい」なので、まずこの辺ですね。
ブクログを開いて登録した本の一覧をぼんやり眺めたり、感想を読み返したり加筆修正するので、「読んで書いて終わり」ではなさそうです。
セリアのB6フリーノートに夢100のプレイ記録をつけて8冊目だし、メルカリの取引も複数媒体に記録しているし、もともと記録好きというベースもありそうです。

……単純に文具が好きだから使いたいだけかもしれません。ノートやペンを買ったはいいけど使っていないものがあるので。
文具を使うために、何か書けるものはないか
 ↓
メルカリを始めてから本を買うことが増えている(売上を趣味資金にしている)し、これをネタにすればいいか
……みたいな。

とりあえず、読書ノートの目的は「読んだ本・買った本を記録して、それを見たいから」で進めます。ここで目的を確定させなくてもいいです、方向性が見えれば。ここから先を考えるうちに変わることもあるので。

読書ノートに何を書くか考える

書く内容は、ざっくり分けて以下の4つになるかと思います。
①どれだけ本を読んだか(冊数)
②どんな本を読んだか(基本情報)
③その本には何が書かれているのか(内容)
④その本を読んでどう思ったか(感想)

4つ全部を書く必要はありませんし、増やしてもいいわけです。自分の目的に合わせて増減しましょう。

いくつかパターンを考えてみました。

項目を考える・作るのが面倒なら市販品

最初から項目が印刷されているので、埋めるだけで読書ノートが完成します。やったぜ。

参考に貼ったこちらは文庫本と同じA6サイズで1冊につき1ページ、上半分に本の情報(タイトル・著者・出版社・日付・5段階評価)を書き込む項目があり、下半分はフリースペースとなっています。
キャラクターものはファンなら嬉しいでしょうが、そうじゃない場合は使うのにちょっと抵抗が生まれることがあります。元ネタ知らないのに、という罪悪感みたいな。でも、よむーくは講談社オリキャラなので大丈夫!
全ページを書き終えると100冊読み終えたことになります。達成感すごそう。

市販品は自分で紙面を作る時の項目や配置の参考にもできるので、誰でもまずは一度見てみるといいでしょう。それで「これならできそう」「この項目はいらない」など、ジャッジの基準にしてみるといいと思います。

読書ノートは文具メーカーや個人でも作っているところがあります。文庫本を出している出版社は読書ノートも出していることがあるので、贔屓のレーベル・出版社があれば揃えるのもいいかもしれません。

▲講談社からはムーミンも出ている。

▲Web試し読みで中身を確認できるものも。

▲子ども向けレーベルは読書ノートも子ども向け。
(最新が2016年って……)

▲毎年新しくなるらしいよまにゃのノートは文庫本サイズの自由帳(読書ノートとしてのテンプレなし)。

▲あるかしら文庫手帳はイラスト付き方眼罫(読書ノートとしてのテンプレなし)。

読書量の見える化ならリスト型

最低限の情報だけを書き連ねてリスト化するものです。どんどん積み重なっていくのが一目で見られます。通帳のイメージですね。(実際に、通帳を模した読書ノートがあるようです)

書く内容(必要に応じて増減)
・本を読んだ日
・本のタイトル
・著者名、出版社、発売日、版

紙面サイズやタイトルの長さにもよりますが、1冊につき数行で済むでしょう。書く事柄が少なく自分の言葉で文章を考える必要もないのでですが、書き写すだけなのでつまらないともいえます。そういう場合は続けやすさのために、ひと工夫するといいかもしれません。
一定期間ごとに区切って総括(その月・その年・これまでに読んだ数など)を入れたり、毎回書くのが面倒なら、初(初めて読んだ)・再(読み直した)・借(所有していない)などの1文字ハンコを作っても楽しそうです。(ハンコ好き)

人におすすめしたいならPOPポップ

読書ノートの目的が「人におすすめする時に上手く紹介できないから、内容や登場人物を簡潔にまとめたり、自分が『いいな』と思った事柄を言語化できるようになりたい」という人がいました。なるほど。

POPというのは店頭で商品につけられている、おすすめポイントなどが書かれた掲示物のことです。ドン・キホーテの店内を想像するとわかりやすいと思います。

……思った以上にカラフルなので、実際に書店に行って確かめてみる方がいいかもしれません。

たまに漫画雑誌で連載作品のPOPを募集するコンテストがあったりします。応募要項や結果発表などを見るのも参考にできます。

▲雑誌じゃないけど、こういうの。

おすすめが目的なので、書く内容はポジティブなものになると思います。書き上げるのに手間がかかりますが、見栄えがいいのでSNS投稿にも向いています。
文章で書きたいなら「書評」で調べるといいでしょう。

書く内容(必要に応じて増減)
・本のタイトル
・著者名、出版社
・受賞している場合、その賞
・あらすじ、キャッチコピー、アオリ文
・印象的な台詞、感想、おすすめポイント

これは1冊につき1ページ使うことになると思います。紙面サイズによっては見開き2ページかも。
あらすじは自分で考えてもいいですが、難しいなら裏表紙に書いてあるものをそのまま書き写す(引用)のも手です。

表紙画像を印刷して読書ノートに貼る人がいますが、本はだいたい基本的に複製禁止です。(注意事項は奥付や漫画雑誌なら目次ページに書いてあることが多いです)
読書ノートに貼るだけなら個人利用でしょうが、それをSNSに投稿するのはどうかなと思います。「みんなやっていて何も言われていない」「宣伝になるからいいだろ」などの言い分はよく見ますが、一応権利の侵害であることは頭に入れておいた方がいいのではないでしょうか。気になるなら最初から複製しない、複製利用するならSNSにアップしない、アップするなら複製部分を隠すなど、考えた方がいいのではないかと思います。権利の侵害以外に、「そういう意識が希薄な人なんだな」と思われることになりますので。公開するって、そういうこともあるってことなの。
わかんない人は↓こちらを参考に。

ちなみに新潮社は夏休みの読書感想文向けに平積みされる文庫本と一緒に並んでいる無配の小冊子から表紙画像を切り抜いて使用するのをOKとしています。(↑『項目を考える・作るのが面倒なら市販品』に載せた新潮社の読書ノートの試し読みから確認できます)

小冊子は↑こういうやつです。
表紙画像はサイトからダウンロードもできるそうです。まあ、読書ノートに使うだけ・・なら、あくまでも個人利用ですからね。

内容をまとめたいなら板書型

これは「読書」というより「勉強」の意味が強い場合です。そりゃ「小説」と「小説の書き方の本」では書く内容に違いが出て当然ですよ。
これは要点をまとめればOK! 学生時代を思い出して、もしくは先生になったつもりで!
まずはチラシの裏などその辺にある紙に大事そうなポイントを書き出してレイアウトなどを決めてから本番用の紙やノートに書くと綺麗にまとめられると思います。(見た目の話)

書く内容がだいたい決まったら、何に書くかを考えます。
はじめに断っておきますが、赤貧民なのでお高いノートのことはわかりません!!

ノートかバインダーか、大きさは?

読書ノートにおけるノートとバインダーの主な特徴です。
ノート
・サイズも紙も綴じ方もいろいろなので選び放題
・統一したい場合は廃番が不安
・ゴリラ筆圧は下敷き必須
バインダー
・紙を切って穴を開ければなんでも綴じられる
・ページを並べ替えられるし、足し引きもできる
・市販リフィルとバインダーは選択肢が少ない
(自作すれば選択肢はノート以上に広がる)

大きさは1冊あたりの書く内容量によるでしょう。つまり、リスト型<POP型<板書型。
個人的にはA5以下がいいかなと思います。持ち歩く時にも邪魔じゃないし、紙面積もほどほどにあるので絵も文章もそれなりに書けます。足りなかったら見開きで書いたり、紙を貼り足したりすればいいので。
読書量が控えめのリスト型はノートの場合、大きいサイズにすると「1冊書き終えるのにどれだけ本を読めばいいんだ!?」と絶望しそうなので、割高でも小さい、または薄いものをおすすめしておきます。達成感は大事。
「大きいサイズがいいけど、持ち歩くのはな〜」という場合はアプリを併用するといいと思います(アプリに本の登録と所持・読書状況だけを記録して「これ読んだっけ?」「何巻まで買ったっけ?」はアプリで確認する)。

以下は私の趣味嗜好バリバリで、読書ノートによさげなものを並べていきます。

よさげなノート

コクヨの野帳、及びそのそっくりさん

野帳は手のひらサイズで場所を取らず、表紙が硬いので持ったままでも書けるのが特徴です。もともとは工事現場などで働く人のメモ帳でしたが、文具好きにも広がっています。
無印良品のは手のひらサイズポケットノート(通称:無印野帳)、ダイソーのはグリッドノート(通称:ダイソー野帳)です。

まずは本家コクヨから。

文具好きに使われているのは主に測量野帳のスケッチブックです。ホームセンターでも買えます。

公式でオリジナル表紙の野帳も作れます。高っ!

横幅が普通のノート感覚より狭いので、横向きに使えば通帳っぽいからリスト型にも向いています。3mm方眼罫なのでフリーハンドでもそこそこまっすぐな線が引けますし、ラノベの長文タイトルでも安心の横幅が確保できます。

表のような罫線のレベルブックならそのままリスト型に使えそうですが、ちょっと左ページの細かい項目が多いような? 「笑い」「泣ける」とか、属性の有無を書き込むスペースにしてもいいかもしれません(レーダーチャートを分解したようなイメージ)。その場合はひっくり返して左右を逆にした方がいいような?


無印野帳は数年前に廃番になったらしいので、おそらく店頭在庫のみと思われます。私が買えたのはとっくに廃番になった2022年2月頃なので、「あるところにはある。ないところにはない」としか言えません。

無印アプリの哀しいお気に入り欄
(購入履歴からお気に入りに入れていた)

20冊くらいが他のノートと一緒に普通の売り場の棚に置かれていたので「え!? もう何年も前に廃番になったと聞いたが!? めっちゃあるやんけ〜!」と驚きました。180円なのにレジを通ったら150円になる魔法がかかっており、行くたびにちょこちょこ買っておいたのですが、春頃には売り場から消えました(私が買い占めたわけではないので、つまり近くに仲間がいる)。なので、これ全部使い切ったら終わりなのよね。
個人的に罫線の色が思ったより濃く見えるので、筆記は濃いめの色がいいと思います。薄い色や罫線と同じ水色だと視認性が死にそう。太めのペンでもいいかもしれません(普段0.3の極細使いのため、太めといっても一般的な0.5で充分かと)。
(測量野帳には罫線の色が薄い灰色のビジネスタイプがあります)

無印野帳が廃番になってしばらく、現れたのがダイソー野帳です。

本家との比較で表面的なレビュー(表紙、綴じ方、ページ数、罫線の色など)は探せばあるのですが、実際の使用感(紙質、万年筆やスタンプの裏移り具合など)は全く見つからないので手を出すかは難しいところ。
こちらは現在ダイソーネットストアには登録されていません。ということは通年販売ではない? Twitterを検索すると「見つけた」も「見なくなった」もあるので、廃番かどうかはまだわかりません。ダイソーは商品の入れ替わりが激しいので、規格を統一したい・同じものを使い続けたい派にはちょっと厳しい環境かなと思います。

野帳を使うなら、入手しやすさとロングセラーの安定感から本家コクヨの測量野帳が最強。さすが本家の貫禄だよ。

無印良品 上質紙スリムノート

私は「普通とちょっと違う」が好きなので(中二病か?)、普通のノートより横幅が細いスリムノートにときめきを禁じ得ない……!
サイズは現在3種類(A6スリム・B6スリム・A5スリム)、中身は2種類(無地・横罫縦ドット)あります。無地はPOP型、縦ドットで表が作りやすい横罫縦ドットはリスト型におすすめ。
個人的にはどのサイズでも罫線の幅が同じなので、小さいサイズだと罫線の幅が広く見えるのがアンバランスな気がして悩みどころ。でもその分行数が少ないということだから、全ページ使い切るのが早そう=達成感が得られるのも早そう。
B6スリム・A5スリムはノートカバーもあるので、持ち運びにもいいでしょう。

現在(2023年1月29日確認)セール価格でほぼ半額になっています。無印野帳同様、廃番による在庫処分価格の予感がしますね!!

文庫本を中心に読む人は読書ノートも文庫本サイズに揃えたいものでしょうか。「読書ノートも文庫サイズで揃えたいけどフォーマットはいらん」という人は無印はどうでしょう。

ページ数が多くて書き切れるか不安なら薄いのもあります(ていうか分厚いとページを開いたり書いたりが大変かなと思う)。
薄ければ達成感を得られるのは早いですが、ページ単価は当然厚い方が安いです。読書量や書く内容と相談しましょう。

100均にもあるよ。無印のは日本製なので、値段以外の決め手は紙質でしょうか。

紙質にこだわる……万年筆で書くならMDノートにも文庫本サイズがあります。こちらはページが180度開くので書きにくさはないはず。しかし高い。

よさげなバインダー、リフィル

まずはバインダーから。

ダイソー コンパクトカラーバインダー

発売からしばらくはすぐに店頭から消えていましたが、今は安定して売り場で見かけるような気がします(地域・店舗による)。↑このようにネットでも買えるようになっていますし。
リフィルもダイソーで売っている(↓リフィルのところで取り上げています)ので、バインダーとリフィルを揃えても200円+税で始められます。
けどバインダーのカバーはペラいしリングはプラ製なので、耐久力は低そう。資金に余裕があるなら、最初からジウリスミニでどうぞ。

100均商品を見た後だとちょっとかなり高いので、「読書ノートが続かなかったらどうしよう、もったいない」と感じるかもしれません。ですが、読書ノートで使えなくてもリフィルを取り替えれば別のメモ帳に早変わりできるのがバインダーのいいところです。

【追記】
ダイソーで新しいミニバインダーが出ました。

扱いは文具じゃなくて推し事グッズです。
くすみカラーバインダーとの主な違いは
・リングは5個、開閉方法も違う
・ゴムで開かないようにできる
・カスタム用品がたくさんある
M5システム手帳として↓に書きました。

システム手帳

個人的には大人はバイブル、手の小さい女子どもはM6、近年台頭してきたM5というイメージがあります。
100均ではA5サイズ6穴のバインダーやリフィル(ルーズリーフ)がいろいろ出ていますがそれはもう帳ではないやろ〜というわけで除外。バイブルも手より大きいといえば大きいけど、横幅が狭くて縦長なのでセーフ。手は縦長だからね。
バイブルとM6は100均でもバインダーがあるので入手しやすいですが、M5はおそらく今はありません。

有名どころは↑この2つかと。個人製作だと数が多くないので争奪戦だし、あとはM6バインダーを使うか(M6バインダーにM5リフィルを綴じることは可能)、もう金具を買って自分で作るしか……。

ちなみにダイソーのコンパクトバインダーのリングを1個飛びに(端から順に番号を振ったら偶数にあたるやつ)折ればM5リフィルが綴じられるそうです。

リングは女性が指でへし折れるレベルだそうなので、やっぱり耐久力が……。

【追記】
手帳民の祈り(という名の改造行為)が届いたのか、5リングのバインダーが出ました。

この中の5リングファイル(横長のバインダー)を使用します。こちらは上のくすみカラーのミニバインダーと違って、その名のとおりリングが5個しかありません。邪魔なリングを破壊する手間が省けました。
そのまんまでM5のリフィルがちょうど入るそうです。横が余るので、表紙は切り取ることになるでしょう。結局カスタムしなくちゃいけない、けどリング破壊の手間よりはマシ!
ルーズリーフミニ用のバインダーとしても、こちらはゴムで留めておけるので、その点はくすみカラーのやつよりおすすめ。スケスケが気になる人は適当な紙を内表紙に仕込みましょ。

ちなみに、ブロマイド収納リフィルをくすみカラーのミニバインダーに入れたところ、綴じ側を持って開く方を下に向けるとリフィルがちょっとはみ出ました。穴位置の互換はあっても、サイズの問題で完全なる互換は難しいかもです。

無印良品 ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付

家計のお金管理や通院に必要なものをまとめて持ち歩けるようにしたり、オタクにはアクスタ持ち運び用など、マルチに活躍しているケースらしいです。実物を見ていないのでサイズはわからないのですが、中に6穴リングがついているのでシステム手帳に使えます。
なんと今(2023年2月20日確認)なら70%OFFの597円! バグってんのか!? 廃番在庫処分なのか!?

こちらもリング付です。ネットストアでは割引になっていませんが、Twitterで検索するとこちらも70%OFFになっていることがあるようです。

2リングのバインダー

「6穴パンチなんて持ってねえ!」「1個ずつ穴開けるのめんどくせえ!」という人は、100均のCDケース売り場で「2リング」「2穴対応」のケースを探すといいかもしれません。

↑こういうやつです。クラフト表紙のもあります。
写真のアルバム売り場にも2リングが置いてあることもあるので、そっちも探してみてください。
これらには普通の2穴パンチで綴じられます。2穴パンチも100均で買えます。
ですが、今度は対応するサイズで出来合いの紙を探すのが大変かもしれません。自作するならいいですが……。

参考程度ですが、私がセリアで買ったCDケースにハガキサイズ↑は、はみ出さずに綴じられました。ただちょっとバランスが不恰好かな……。やっぱりCDケースだし、正方形寄りに切るといいかも。

そうそう、ハガキサイズの紙はPOPを作るのにちょうどいいサイズなのでおすすめです。穴を開けてバインダーに綴じてもいいし、そのままでポケットファイルやハガキケースにしまうのもいいです。

これ↑写真用アルバムだけど、ポストカードも入るそうです。店頭には台紙(中の紙)が黒バージョンもありました。
さらに同じ形のもので、ハガキホルダーもあります。

こちらは写真アルバムと同じサイズですが、台紙なし・20ポケットという違いがあります。「それなら30枚収納できる写真アルバムの方がお得では?」と思うかもしれませんが、ハガキは厚みがあるのでこの枚数なのだと思います。パンパンになっちゃう。

大きいサイズの2穴リングバインダーもありますが、それ普通にルーズリーフとバインダーで良くね? 2穴だと穴にかかる負荷が集中しちゃいそうなので、大きいサイズでは避けたいかなと個人的には思います。

お次は中に挟むリフィル。

ダイソー コンパクトルーズリーフ

出始めの頃には普通の罫線(A罫とB罫の2種)のも売っていましたが、ネットストアには登録されていないようです。店頭在庫限り? 店頭の説明によると普通の罫線以外は通年販売らしいです。
読書ノートに使うなら、このあたりでしょうか。

「3分割が気になるけど、もうちょっと大きいといいな」という場合は、ノートになっちゃいますけど無印はどうでしょう。読んだ順に書き込むリストとして使うなら並び替える必要はないので、いいかなーと。

曜日も印刷されてるのがネックですが、そこはまあシールやマステを貼ったり。同じ場所にばっかり貼ったら厚みが出ちゃうので、スタンプの方がいいですかね? 印刷色が薄いから濃いめのインクならごまかせそう。

4分割は面積狭いし順番がわからなくなりそうだな〜と思って除外しましたが、書くこと多くなかったり、番号振ったり矢印で順番がわかるようにするならアリ。1マス1冊じゃなく1面1冊にしてもいいですしね。

無印ならこれ。ノート版もあります。
縦一列なので順番を読み間違えることはありません。あらすじを4コマにまとめてみるのも面白そうです。

リスト型ならチェックリストもアリかも? 1チェックに1冊じゃ狭いけど、左にタイトル・右に著者などとかで分けたり。
読んだ本じゃなく読みたい・買いたい本のリストにすればチェック部分も活用できますね。

ダイソー 情報カード

このサイズ、M6に綴じられます。M6リフィルより短辺が少し短いくらいです。
ただ、自分で穴を開ける必要があります。6穴パンチは選択肢が少ないし高いんですよね……。

こちらはパンチ自体は3穴なので、M5だろうがM6だろうが2回開けるようです。
「無印が過去に携帯用6穴パンチを出していた」っていう情報を見たことがあるんですが、今の文具ブームでまた出ませんかね? もしくは他社ででも出ませんかね?

ダイソー 寄せ書きカード(トランプ)

トランプの絵柄部分がまっさらなカードです。カードホルダーは一般的だし、これに本の情報を書いても面白いんじゃないでしょうか? ハートが恋愛ものとか、スート(トランプのマークのこと)ごとにジャンル分けもできますし。
寄せ書きだから卒業シーズンの期間限定かと思ったけど、ネットストアにある! ってことは通年販売?
普通に寄せ書きに使う人以外に
・絵を描きたいオタク
・子どもとの遊びに使いたい親
・シールなどを貼ってコラージュ台紙にしたい人
・モック(モックアップの略。試作用)にしたいアナログゲーム作者
・オラクルカードを作りたい占い好き
……など、幅広いジャンルに狩られているようで売り切れ続出しているみたいです。店頭になくて店員に聞いたらメーカー欠品と言われた人もいるそうです。通年販売ならコンパクトバインダーみたいに、しばらくしたら落ち着くかな?

単語帳(単語カード)

「単語帳」だとノート型やテキストを指すことがあるらしく、「輪っかに綴られた小さい紙束」は「単語カード」と呼び分けることがあるらしいです。知らん! 当記事では「輪っかに綴られた小さい紙束」を「単語帳」とします。

今は大きさも種類があるし、素材・方眼・防水・角丸・ダイカット……などバリエーションがあり、リングも素材がプラか金属か、形が丸かDかがあります。
これから発売される・探している・読みたい本を書いて、本屋や図書館で探す時に便利そうです。買った・見つかった・読んだらリングから外したり後ろに入れ替えたりで管理ができます。

▲一般的な単語帳は30×65mmが基本サイズっぽいけど、無印は30×68mm。

▲セリアで購入したデカ単語帳をレシピ帳として使用している様子を紹介した記事。最寄りではもう取り扱いがないので、他の店舗ではどうなのか、似たラインナップのWattsにはあるのかは不明。

▲全部クラフト紙かっこいい! けど厚さがどのくらいあるのか気になる。クラフト紙ってものによって厚さがいろいろだからね。(封筒はしっかりしてるけど、ブロックメモはペラい)

▲リングがバンドを兼ねている。(普通の単語帳でもヘアゴムでカスタムできそう。これがちぎれた場合の修復にも)

▲「ダイカットの単語帳ってこんなのがあるんだ」の参考に。(在庫なし)

その他の補助アイテム

下敷き

小さいサイズの糸綴じノートに普通の下敷きでは厚さがあって合わないと思います。ノート自体にも厚みがあると、ノド(綴じてある側)が特に書きにくくなるかと。
下敷きにはサイズの種類はあっても厚さはあまりバリエーションがないので、下敷きとして売られているもの以外を代わりに使います。
たとえば、切ったり色を塗ってトースターで焼いて楽しむプラ板

サイズによって厚みも異なります。
下敷きで使う時は焼きませんよ!? 焼いたら縮んで厚くなるので意味ないです。
もともと切ることを想定しているものなので、ノートサイズに切るのも楽だと思います。

他にはクリアファイルも候補です。

ノートのサイズに切って下敷きにしても良し、そのままの形で下敷き兼ファイルで使っても良し。
プラ板よりサイズが豊富ですが、100均だと単価が安くても1枚だけ買うことはできないのでめちゃくちゃ余ります。まずは家に使っていないファイルが転がっていないか探してみましょう。

ILMILYイルミリー フリクションスタンプ

イルミリーの第3弾のスタンプは、フリクションはフリクションでもこすると消えるのではなく色が変わります。だから本のチェックリストを作った時にあらかじめ押しておいて、買った・読んだらこすって色を変えればチェック完了という寸法です。スタンプにラバー(こするやつ)がついていますし、ラバーだけでも売っていますし、普段からフリクションのペンを使っているなら余計に持ち歩かなくて済みます。
おすすめ柄は妥当に本のやつ(ブック)か、青からピンクに変わるやつ(ロゼットかポイント)です。他の色は濃い→薄いの変化なので、ちょっと地味かなって。別の色に変わる方がワクワクしませんか? 私はします。
本のやつは2冊重ねて置いてある状況なので、積読リスト用でもいいかもしれません。近所の本屋では本のやつがぶっちぎりで売れていました。さすが本屋。

100均 フィルムファイリングシール

ダイソーとセリアで売られているのを見ました。
これを貼るとあら不思議、穴のない紙でもバインダーに綴じられるようになります。自分で穴を開ける手間もなし! その分、バインダーの長さに余裕がないとリフィルがはみ出てしまうかもしれない点には注意です。
対応しているのは一般的なサイズ(A5・B5・A4とかそのへん)のバインダーだと思うので、それならダイソーのミニバインダーもイケるはずです。(確認していないので自己責任でお願いします)

ダイソー すたんぷの世界

これを属性(ジャンルなど)や一言感想を書くテンプレートにしてもよさそうです。
左のやつは日付欄がありますし、顔は本の内容や読んだ感想に合うものに色をつけたり丸をつけたりで使えそう。

ダイソー お名前スタンプセット

メインターゲットは保育園・幼稚園・小学校に入る子どもを持つ親(持ち物に名前を書くため)でしょうが、「毎回項目名書くの、めんどくさ」な人にもおすすめです。作者(AUTHOR)、題名(TITLE)、読んだ日(DATE)など、アルファベットを組み合わせて押せばイチコロです。ぱっと見で手書き部分と区別できるので、見やすい紙面作りの補助ができると思います。
ダイソーでは大きさが3種類あります。これ↑は一番小さいやつ。セリアでは(最寄りではひらがなしかなかったのでアルファベットがあるかはわかりませんが)持ち手が別売りな点に注意です。

読書管理アプリ

「アプリ併用もあり」って書いたんだから、アプリの話もしなくては。よさげなものをいくつか挙げておきます。

ブクログ

・ネット版とアプリ版がある
スマホの容量に余裕があるならアプリ版の方が使い勝手がいいと思う。
私は最初ネット版を使っていたけど、登録した本の並びを発売日順の表示にしてたのに別ページに遷移して戻ってくるとリセットされるのが地味にストレスだったからアプリ版を使うことにした。
・ゲームやCD、DVDも登録できる
・タグ付けやカテゴリ分けができる

・作品情報はAmazon準拠?
「詳細を見る」を押すとAmazonに飛ぶので。Amazonで書影がないやつは画像が出ないし、(これから発売されるもので)発売日がわかっててもAmazonに並んでなきゃ(推定)登録できない。
・本の登録にバーコード読み取りが使える
・通知機能あり

作者やタイトル名を登録しておけば、それを含むものを発売日に通知してくれる。まあ作者本人の告知や掲載誌の新刊コーナー、店頭に張り出される発売予定表などで、だいたい通知より先に知ってるけど。いきなり「今日発売だよ!」って言われても外出予定やお財布事情的に困るので、できれば発売日決定時とか書影公開時とか、せめて発売日前日とかにしてほしいところではある。
他の界隈はわからないけどコミックスは発売日から1週間以内に買わないと「売れた」という実績に反映されないそうなので、好きな漫画家や応援したい作品があるなら登録して活用した方がいいと思うよ。漫画家本人のTwitterをフォローしてても広報活動全然しない人とかいるからね…!
・たまに本のプレゼントキャンペーンをやる
・やろうと思えば他ユーザーと交流できる
フォロー機能や、人の感想にいいねやコメントをすることができるので。

読書メーター

登録している人のを見たことはあるけど、使ったことはないので使用感はなんとも。記録初日や経過日数まで記録されるから、ちょっと覗き見程度の気持ちでは登録したくないっていう…。
メーターという名前の通り「一定期間にどれだけ読んだか」が可視化されるから、チラホラ読む程度だとプレッシャーかな〜。

ビブリア

これを機に試しに入れてみた。アプリを開いたらまず表示されるのが自分が作った本棚なのがいい(ブクログはお知らせとか「あなたにおすすめの本(実態は同じ本を登録している他ユーザーがチェックしてる本っぽい)」とかで、わざわざ1回タップしないと自分の本棚に行けない)。
ブクログや読書メーターより機能が少ないらしいが、「本の登録(読んだものと読みたいもので分けられる)と感想をメモ書きできればいい」とか、必要最低限の機能さえあればいい人には向いているかも?
表示される本の表紙画像の出どころはブクログとは違うっぽい(ブクログとAmazonでは帯がないけど、ビブリアでは帯付きで表示されてるのがある)。
iOSアプリ版のみ
・本の登録にバーコード読み取りが使える

・他人の感想や評価に左右されない
「他人の感想は見たければブクログや読書メーターでどうぞ(登録した本の個別ページの設定から飛べる)」という感じで、自分から出向かない限り視界に入らない。
昨今はSNSで簡単に感想を発信できるから、「それな」「わかりみが深い」とか流行りの言い回しを使って他人の感想に乗っかるだけで自分では何も考えないってのがあるから、その辺が気になる人にはいいかも。自分や本とだけに向き合う修行的な。

登録した本の個別ページはこんな感じ

Androidの人はYomooかな?(iOS版もある)

ビブリアよりもシンプルで、「自分の読書記録」にガチ特化。ブクログや読書メーターに飛ぶこともできない。金額を入れられるのが面白いかもしれないし現実を叩きつけられるかもしれない。

ブクコレ

使用レポートのようなレビューのような記事を書いたので、そちらで。

書く内容と何に書くかのすり合わせ

ここまで読んできて、どんなことを何に書くのか、だいたいイメージできたでしょうか。

参考に、私としては……
【内容】
・本のデータまとめは既読本も入れたいから読んだ日はいらんかな
・小説の感想は、作家目当てに買ってないのがほとんどだからかなり辛口ばっかりなんだよなあ……あんまり手書きで残したくないかも
【何に書くか】
・買い込んだ無印野帳を使う時が来たか!? でも廃番なんだよな……もったいないような……
・無印のスリムノートは紙質がすべすべしてるとこがよかった。形も面白いし
・そもそもノートは途中に差し込めないからバインダーがいいなあ…糸綴じだと破ったら対のページも取れちゃうし、書き損じのプレッシャーやばい
・バインダーならM6……いや、バイブルを上下セパレートで使うのも面白いかも。上は未読、下は既読とかにして。あっ、ダイソーのミニバインダーも買ってあるんだった。M5は気になるけどバインダーもリフィルも入手困難で無理〜

……という感じなので、
①蔵書帳(所持本の情報を書き記す)
②これから始める読書記録(読書量の見える化)
③(お勉強系の本は)内容のまとめ

の3つ(1〜2冊のバインダーに綴じるか、②はノートにする)での運用がいいのかなと思いました。たまたま読んだばっかりの記事↓で「デキる奴はメモは複数使い(雑な要約)」とあったので、読書ノートだって複数持っていいんですよ!

さっそく手持ちのノートやバインダー、リフィルを確認して、使うものを選ぼうと思います。ワクワクしてきたぞ!

おまけ①

う、うるせー! 明確な目的を持ってやれば複数冊持っていいんじゃい!

おまけ②

これ、なるほどなーと思った。読書ノートはアウトプット、思考の補助になってくれると思う。
ただし「気持ちの言語化」が目的な場合、なんのアウトプットにもなってないリスト型は助けにならない。

この場合、本を読みながら気になった事柄を書き出すノートを用意するといいと思う。綺麗に書こうとしなくていいから、罫線とか行とか無視して、ワーって。となると、無地がいいかな。書いた勢いがあれば読んだ時の様子も伝わるし想像できるし。ライブ感ってやつ。
それで、本を(丸ごとでも章ごとでも)読み終わったらノートを見返して、書き出した事柄についてひとつずつ追求していく感じで。
ごちゃごちゃして読みにくかったり、書いた内容に気に入ったものがあれば、それをPOP型なり板書型なりに整理して書くといいんじゃないかな。つまり下書き?

最後までお読みいただき、ありがとうございました!