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茹でガエルになりそうなわたし。

もうかれこれ何年だろう。
コロナ禍に陥って数年立つ。最初の頃の生活の煩わしさや生活に支障をきたすほどの辛い日常はすでにない。

コロナのせいで色々あったがそれも過去のこととなり、今やほとんど記憶にすらない…
じんわりと茹でられるカエルのように逃げることもせず気がつくと日常になっている。

ガソリンが高騰してどれほどの月日が経っただろう。
対して安くなっていないのに安くなった気がする。これも慣れだろうか。

こんなことを考えるのも電気代が高いからだ。
何だこの価格…まだ高くなるのだろうか。
でもどうせまた慣れて記憶から薄れていくのだろう。

みんなの所得はどうだろうか。
ずっと変わらない人が大半ではないだろうか。
でも最近のコンビニはどんどん高くなっていく。これも気がつけば慣れるのだろうか。

そう言えば、防衛費の補填のために消費税が上がるかもしれないらしい。

でもそれすらもまた慣れていくのだろう。
だってついこの前まで消費税は5%だったじゃないか。それが8%、10%となって次もまた上がるのだろう。

防衛費をあげた次はなんだろうか。台湾有事だろうか。中国やアメリカ、ロシアとの何かしらの問題だろうか。

あれよあれよと生活は変わるがまた慣れていくのだろうか。

そろそろ気づかないといけない。
じんわりと温まり続ける鍋に。
気づかないほどゆっくりとでも確実に温まり続けているから。


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