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新之助と食べ比べ!!


新潟のお米といえば、「コシヒカリ」だが・・・。

コシヒカリは長年高い評価を受け続けてきました。ですが、新潟県ではコシヒカリの栽培へ集中が進むことから、県全体の米の栽培時期が重なることでリスクが出ると考えた。そして食の多様化に伴うニーズに対して、新たな美味しさを提供できる新品種の開発しようとで新潟から新たなお米の品種が生まれた。それが「新之助」だ。
新品種「新之助」は数々の品種の組み合わせから、コシヒカリとは異なる美味しさを追求し、新たな新潟の顔となるべく誕生したお米だ。
この記事では、新之助と他の品種のお米を比較し、いかに新之助が美味しいかをまとめていくものである。


<新品種、新之助と代表的なお米と比べてみた!>
※評価を読むときの注意※
新之助を食べたのは試験販売期間でした(食べてから結構時間がたっている)。著者の感覚があいまいな可能性もありますので、参考にされる際はご注意ください。



新之助→新潟県産米の最新のお米。今回の記事の主役
コシヒカリと比較すると粒の大きさがやや大きい。そしてコシヒカリより香りが良いのと少し甘みが強いのが特徴。モチモチ感や冷めてもおいしい点はコシヒカリと大差はなかった。あと食べごたえがある!



コシヒカリお米と言ったらこの品種!と言っても過言ではない作付け量と、流通量を誇るお米。言わずもがな新潟県産が全国的に有名。本当は福井県で開発されたのだが、いろいろあって新潟県の推奨品種に。

炊く前↓

炊いた後↓


<感想>炊き立てはピカピカに光り、炊く前の状態でも甘い匂いがし、とても香りがよい。モチモチとした触感で他の品種に比べてもダントツに味が濃い。もちろん冷めてもおいしい。こんなお米をたくさん(質量的に)ほおばりたい!と思ったらやっぱり新品種の新之助には勝てない・・・と思う。新之助は大粒だし、コシヒカリの良いところを十分に受け継いでいる。コシヒカリに打って変る品種、ついにお米新時代に突入か・・・



つやひめ→山形県のお米。コシヒカリを凌ぐ美味しさと言われている。10年もの開発期間を経て完成した品種。非常においしいらしいが、果たして味はいかに・・・。

※米袋をお見せしたかったのですが、諸事情により、お米のみです。※

炊く前↓

炊いた後↓

<感想>コシヒカリよりおいしいと思えばおいしい・・・かもしれない。確かにつやつやと輝いていたし、絶妙な甘みとお米の硬さはコシヒカリに劣らないくらいにちょうど良い品種だと思う。しかし、新之助と比べると食べごたえ、触感が劣るように感じた。口の中に広がる独特な香りは新之助の方が強かった。やはり新之助はうまい




あきたこまち→政府が減反政策を推奨していたころに発売された品種。当時はコシヒカリとササニシキが人気だったが、コシヒカリ譲りの味の良さで人気を集め、今では秋田を代表するお米に。

炊く前↓

炊いた後↓


<感想>食べてみるとあっさりしていた。しかし、食べた後のお米独特の甘さの残り方はすごかった。香りはそんなにしない印象だった。冷めてもおいしいというコシヒカリ系統のお米だが、味があっさりしているせいか、冷めたら若干うす味っぽくなった。新之助は冷めても味がしっかりしていた




ひとめぼれ→冷害に強い米で、コシヒカリのおいしさを受け継ぐお米。栽培が比較的簡単なので、北から南まで様々な場所で作られている。流通量もコシヒカリに次ぐ流通量を誇る。

炊く前↓

炊いた後↓

<感想>炊き上がりにかき混ぜたとき、スプーンにまとわりつかないお米に違和感があったが、触感はコシヒカリと大差がなかった。食べたときに若干玄米っぽい香りがする。味は意外とあっさり系。普段コシヒカリを食べている筆者にとっては少し物足りない味・・・。やっぱり、新之助の方がおいしいな




ゆめぴりか→寒さに弱いお米を作れなかった北海道でできた「おいしい」お米。全世代のおいしいお米(コシヒカリやあきたこまち等)を幾度となく交配しつくられた寒さに強いハイブリッド米。


炊く前↓

炊いた後↓

<感想>蓋を開けた瞬間ふわっともち米のような香りがした。お米の粒の方も若干ではあるが白みがかっていて、もち米っぽい。冷めてもすごくおいしい・・・。モチモチだし、甘みも十分だし、これは新之助危うし。と思ったが、香りは新之助の方が強く芳醇だったため、やっぱり新之助か、と思った。



そう、やっぱり新之助だ!!!!



やはり、どのお米も新之助には勝てない・・・と思う。公式ページと袋デザインのブランド感は凄いし、取り扱う予定のお店も格式高そうなお店ばかり、庶民には近寄りがそうなお米だが、新たに新潟を代表するお米になることを祈っている。





いやー・・・・・・・・。


お腹いっぱい・・・だ・・・・。


もっと他のお米と比べてみたかったが、予算と時間の関係で上記の物しか食べることができなかった。ごはん大好きな著者にとってすごく残念・・・。あと、最初のコシヒカリ愛が溢れている感は筆者が農家の所為ですご了承ください

今年(平成29年)の秋から本格的に新之助が発売されるそうなのでぜひこの記事を読んだ方にも食べてほしい。すごくおいしいですよ!!!



参考サイト:新潟米 「新之助 しんのすけ」 http://shinnosuke.niigata.jp/