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不要普及という言葉には気をつけたい

こちらの記事は坂本龍一さんへのインタビュー記事です。
前半は日本や世界に対する"危機感"を伝えていて、経済成長と引き換えに出てきた生存問題に目をしっかり向けようと伝えた。コロナというわかりやすく世界が危機に陥ったから対応が迅速であったが、気候変動などゆっくりと首を絞めるような問題もデザインして解決できると考えているそうだ。


最後の一節

「芸術なんて役に立たない」けどそれが何か?

に注目してぜひこの記事を呼んで欲しいです。

僕ははっきり言って坂本龍一さんを知りませんでした。音楽の人なんですね。

そんな坂本さんの

芸術にはなんの目的もない

芸術に感動するのは誤解の産物

という考えにほーなるほど。と唸らされた。

僕は最近、画家にお会いしたことがあった。
そこで僕はとんでもない金額で売買されていることを知ったし、作品も写真で見せていただき、そのパワーをしっかりと感じた気でいた。
たしかに画家さんは作品に名をつけるが、あれこれ説明するということはしなかった。感じるのはあくまで僕で、受け取る可能性を狭めないためにあれこれ言わず考えさせたいのかなとも思ったが、坂本龍一さんの考えとどこかでリンクしていたのかなぁとも思った。

ほかにもこんな記事がある。

コロナでエッセンシャル消費という言葉が注目されたように、必要なものを見つめ直す機会となった。
しかし、嶋浩一郎さんの考えは
人はデジタルは利便性を追求して最適化を図るために使われがちだが、便利さに必ずしも人が感じる気持ちいいものがあるとは限らない。

一方で

非合理的なものに魅力を感じる

のだそうです。

だからこそ芸術というものが昔から存在していて、人々はそれを魅力に思っていったんだなってほーー!と唸らされました。

この二つの記事が僕の中でどこかリンクしていて、深く考えさせられるテーマとなりました。

人の感じ方はそれぞれであり、不要普及と他者が決めつける今の世の中が少し生きづらいなぁと思っているのですが、
誰だってコロナが早く治ればいいと思っていますが、その人にとって人生を彩るために必要な行動を非難するのはやめましょうと言いたい。
みんな最大限できる対策をしてます。
コロナのようなパンデミックは坂本龍一さんのいうように新たな生活様式がデザインされない限りは2.3年以上共生を余儀なくされるものなので、いつまでも辛抱しろということを強制しても限界が来ると思います。

不要普及の外出は控えましょう。という言葉、少し感じ方が変わって欲しいなぁって思った今日この頃でした。
少し叩かれるような内容かもしれないけど、今の自分の感じ方を記録しておくためにも公開しました。

まとまりないかもしれませんが、
簡単に言うと、
無駄を愛せ、
非合理にこそ人の感じる"なんか良い"がある。
あなたの不要普及と友人の不要普及は違うんだよ。批判しないでね。
ということが伝えたかったです。

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