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猫が社労士を目指すことにした理由

実は、猫としては社労士試験の構造的な難易度の高さに受験をしないことと一度は決め、別の道を歩んでおりましたが、今年の11月に急遽社労士試験の受験に臨むことを決めました。年末最後の記事として、その理由と社労士という資格を活用して何を成し遂げたいかを書いてみることにいたしました。

1.それは一本の電話から始まった

実は、僕自身のキャリアの形成の一環として、財務とファイナンスを学ぶため、社会人大学院に入学し、今も学んでおります。
その勉強内容とリンクしていることもあり、社労士受験を決める日までは、来年は中小企業診断士の一次試験に臨むつもりで、資格専門学校の選定等を行っておりました。

それが今も忘れない11月2日の夜、グループ会社の管理業務の効率化を目指す過程の中で、本社の人事・労務についても手を加えないといけないという話を所属している会社の社長と電話で話していました。

そこで突然、「にぃ猫や、やっぱり社労士取ってくれないか?」という一言。それに対する僕の回答は一言。

「絶対嫌です。」

それもそうです。先ほどお話したように、この試験には構造的な難易度があり、理不尽とも言える選択式問題に立ち向かうには、自分の1年を費やすことはリスクしかないと判断していたからです。

しかし、2時間くらいだったかな。色々と話していくうちに、社長の想いと自分にとって社労士という資格を取得することで、オンリーワンの道を歩める可能性があると考え、急遽方向転換して、社労士受験にチャレンジすることにいたしました。

2.資格専門学校の選定

そうなると、資格専門学校の選定をしなければという思いがあり、すぐに決めたのは、クレアール。社労士試験というのを考え、ide塾が廃校したこともあり、非常識学習法等、社労士試験に熱意のある学校であることと、学費の安さに即決し、その日のうちに講座を申し込みました。

ただ、この試験については、不確実な試験ではあるものの、極力来年1年で完結させたいという思いもあって、大手資格専門学校からも情報を得たいという考えがあり、TAC、大原、LECのどこか1校についても活用しようと思い、受験を決めた翌日に各校に話を聴きにいくことにしました。

その中で、大原は祝日ということもあり、早めに閉校しており、LECの講師と話して、気持ちはLECに傾いておりました。TACは、大手ということもあってか、アドバイザーの熱意が薄く、伴走する相手としては辛いものがあるなと思って、選択からは外れました。
しかし、大原が妙に気になって、やっぱり話を聴こうと思って、その翌日に再度大原の水道橋校に話を伺いに行きました。

その際出てきたのは、石戸先生でした。
僕の話をしっかり聴いて頂き、その上でご自身の経験と思いを語って頂けたその熱量を感じて、更には評判の良い金沢先生が通信講座の担当と聴いたこともあって、即日で経験者コース+社労士24に決めて、その場で申し込みました。

3.この時点における作戦

これで引き返すことはできない環境となり、僕の社労士試験への挑戦が始まることになりましたが、基本は複数の先生の講義を耳学しながら、テキストにメモを取る。そしてテキストを精読し、過去問や問題集に挑む。シンプルですが、この繰り返しで定着させていく作戦を取ることにしました。

今までも様々な試験に挑戦し、60余りの資格を取得してきましたが、この試験は今まで挑んだ試験と同じ作戦で自信をもって合格レベルまで達する自信は今現在も持っていないため、勉強方法については色々と対策を考えていく必要があるものと考えております。

4.猫が目指す社労士像

僕自身は、企業の成長と安定に資する人事制度の立案や、上場準備から上場、そしてその後の財務に関する経験を活かし、IPO等を目指す企業の礎となる人事制度の確立をメインに業務を行いたいと考えております。それが結果的に雇用の安定に繋がると考えているからです。

個人的には、労働法制については納得のいかない部分も多数存在します。
しかし、我が国でビジネスを行っていくためには、労働法制を批判することを行っていくのではなく、その労働法制等とどのように向き合っていくかを考えなければならないからです。

そして、卵が先か、鶏が先かを考えた時に、企業側の成長と安定に資することで、ホワイト企業を増やして行く方が望ましいと考えました。

また、僕自身、情報セキュリティ制度立案に関する経験・資格も有しております。社会保険労務士というのは、業務を行っていく中で、多くの個人情報や特定個人情報(マイナンバー)も扱うこととなります。それら個人情報を社労士として守っていくことは当然のことながら、企業側に対しても個人情報保護に対するアドバイスも行っていくことができます。

更に、産業カウンセラーとしても登録しており、企業の重点課題の一つであるメンタル面での支援ということも行っていけるものと考えております。

今までの経験を活かして、それらをつなぎ合わせるハブになれる資格。
それこそが社会保険労務士であると確信したことにより、受験をすることは自分のキャリアの形成に資するものと考えました。

当然、現在所属している企業のためにという思いを持ちつつも、自分のキャリアに対しての道が大きく開けること、そしてその将来に対する思いを叶えることにより、社会貢献ができるものと思っております。

そのためには、出来得る限り早く合格できるように頑張っていきたい。

5.共に学ぶ仲間を見つけたい

正直、社労士試験は非常に難解な文章をひたすら噛み砕き、理解していくとともに、選択式対策のためにその文章の中の文言を覚えていくという非常に辛い部分もございます。そして勉強は基本的に孤独。正直投げ出したくなる場面がやってくることは僕自身も想定しています。

そのために、共に学ぶ仲間を見つけ、合格という同じ目的を有する仲間と共に合格まで伴走できれば、きっと成し遂げることができます。この試験は、まず8月まで勉強を継続し、試験会場に向かうまでが本当に難しい試験であると考えております。故に折れるポイントごとに折れないようにしたいという自分自身の弱さも理解しております。

その思いもあって、11月にTwitterアカウントを新設、#シャロ勉 LINEグループの立ち上げ、Zoomを中心としたオンライン学習会の開催等を行っております。遠く離れた仲間であっても、少しずつの繋がりを大切にすることで、全ての方が合格して頂きたいし、そして僕自身も合格します。

6.最後に

今回は、自分の社労士試験に臨む目的と、自分が目指す社労士像を書いてみました。これを今書いたのは、迫りくる艱難辛苦に負けないように、自らを律するため、自らの思いを文章に認め、成し遂げたいと考えたからです。

今現在では、マスターベーション的な文章ではありますが、コツコツと学んでいくことで、満願成就に至り、未来へ向けて更なる成長を図るためにも、数年前に投げ捨てた置き土産を頂きに、2021年は走り続けます。

本年は新型コロナウイルス感染症の最中、我々のライフスタイルも大きく変わり、資格試験を学ぶ皆様も本当に苦しい状況の中で頑張っていることはTwitter、LINE、Zoom勉強会を通して学ばせて頂いております。

今一生懸命頑張られている皆様が全員合格できることを祈っております。
しかし、社労士試験は狭き門。とにかく、その狭き門を潜り抜けるためには、まずは8月まで己の信じる勉強を継続し、そして試験会場に五体満足の状態で挑むことが真のスタートになります。

まずは試験会場に行くことを目指して、それまでに学んだ成果をフルで発揮し、皆で勝利の美酒に酔いしれましょう。

本年は短い期間ではありましたが、コミュニケーションを取って頂きありがとうございます。そして、来年1年よろしくお願いいたします。

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